2016年02月22日

尋ね人

本屋でブラブラしていて目に入ったので買った本、「尋ね人」。
末期ガンの母に頼まれて、消息不明の昔の彼氏を探す娘の話。

谷村志穂さんの著作で、私は彼女の本は「海猫」しか読んだことがないんだけど、函館での生活感が伝わってくる言葉の選び方が心地よいなといつも思う。

自分に残された時間がもうほとんどないってわかった時、私は何を遺したいって思うのかな。何か心残りなことがあるのかな。


私は時々ふらりと一人で旅に出るのが好きで、自分が何者で、どんな仕事をしていて、どんな生活をしているのか、そんな些細なことを誰も気にも留めないような場所に行って、非日常的な時間を送りたいと思っている。
たぶん、次の行き先は函館。
幕末から明治にかけて開拓され、ロシア正教会の流れを組む教会が建っている場所。
海を越えれば本州なのに、その越えられそうにない海を眺めながら、函館に住む人たちはどんなことを思いながら生活をしてるのだろうか。

だいたい私が本を読みたがる時というのは、今の自分の中に渦巻いている感情を言語化したくてもぴったりの言葉が見つからない時で、だから私はいつもとはちがう感情が芽生えていることは理解できているけれど、結局のところ言語化するための言語がみつからず、途方にくれるだけだったりする。
posted by Deanna at 02:49| Comment(0) | TrackBack(0) | My Favourite Books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月11日

Hoi An, Day 3

ホイアンに来て2日目。
ベトナムに来て3日目。
1日目、2日目は移動と観光で疲れたので、3日目は何もしない。ホテルから出ない。何もしないことを楽しむ。そう決めた私。

朝ごはんを食べた後、お風呂に入り、庭を眺めていたら眠くなったので一寝入り。
起きたらお昼近くになっていて、でもたいして空腹でもなかったので、そのまま本を一冊だけ持って、ホテルのプライベートビーチへ。
プライベートビーチだから誰からも邪魔されないかと思いきや、数十メートル先には明らかにプライベートではないビーチがあって、春節を理由に押し寄せているチャイニーズとタイ人らしきご一行様(タイは春節ではないだろうから、タイ人はただの家族旅行と思われる)がプライベートビーチにまで侵入しまくり!
うるさい!
うるさくて本読めない!
ホテルのおじちゃんが頑張って追い払ってくれたけど、また違うチャイニーズがやってきて、いたちごっこ。
アジアのビーチらしくて、ま、いっか。と思いながら読書してたけど、波の音も飽きてきたし、ちょっと肌寒くなってきたし…と思って、ホテルのプールサイドへ移動。
プールサイドには初老のフランス人夫婦がいて、旦那さんはビール飲みながら読書、奥様は日光浴をなさってました。
こっちの方が静かでいいじゃん!と思い、私もソファに腰掛けて(むしろ寝そべって)読書の続きを。
ほんと、気持ち良く読書できました。
今日は安部公房の「他人の顔」という難解というかなんというか、リゾート地で読む題材か?とでも言いたくなるような本を読んでいたのだけど、プールサイドの静かで落ち着いた空間と、少し離れた道路から聞こえてくる車のクラクションの音と、本の内容が醸し出すどす黒さと、チグハグな感じがまた面白くもあったのでした。

「他人の顔」は、事故で顔を失った主人公が他人の顔を仮面にして…というストーリーで、己とは一体何者なのか、顔がないと自分は自分ではないのか、といった永遠に答えなんか出そうにない命題を考え続けてるものだから、私も「はて。私はなぜ誕生日休暇など取ったのか。なぜ誕生日には仕事をしないなどと決めたのか」と、わりとどうでもいいことを考え始めたり。
何もしないということは、普段は気付かない(または気付かないふりをしている)自分に気付くことなのかもしれないなぁ。

夕方、だいぶ涼しくなってきたのと、米国人ご一行様が世界の経済状態について大声で語り始めて騒がしくなってきたので、明日のエステの予約を入れて部屋に戻り、庭から夕暮れを眺めたりして、今日も終了。

ねぇ。米国人って、なんであんなに「おれ、世界情勢詳しいんだぜ」みたいな顔してるんだろうね?
あの人たちの話題ときたら、「香港は物価が高い」「今は円高」「旅行に行くなら物価が安いところがいいぜ!」ばっかり。
別に、米国人のために世界経済が回ってるわけじゃありませんから!と言いたくなる。
物価が高かろうが安かろうが、その土地の人たちの生活に干渉しすぎず、その土地の人々の文化を体験できればそれでいいと私は思ってます。

先ほどホテルのフロントから電話がかかってきて、「明日は何時にチェックアウトする予定?」と尋ねられたので、12時にチェックアウトして、午後はエステに行って、ここを8時くらいに発つ予定だからタクシー呼んでもらっていい?と伝えたら、「ホテルの送迎サービスの方がタクシーより安いよ」と上手にご提案いただきました。
ここのホテルの方、みなさん優しい。
困らないように先回りしていろいろ聞いてくれる。
いいホテルだわー。


もう20年くらい前になるんだけど、Star Trek The next generation のとあるエピソードで、ピカード艦長が惑星ライサで休暇を取る(結局冒険に巻き込まれて休暇にはならなかったんだけど)というのがあって。
ピカード艦長が「太陽の下で読書する。それだけで十分だよ」とプールサイドらしき場所で言っておられてね。
やっと私もそんな過ごし方をしましたよ、ピカード艦長‼︎
posted by Deanna at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | Travel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Hoi an, Day 2, afternoon

ダナンからホイアンに移動し(タクシー代は2000円くらい)、そこから旧市街散策へ。

日本人がかけた橋とか、なんとかさんの家だとか、そういうとこに入るには5枚綴りのチケットを買わないといけない(日本円で約700円)と聞いていたので、インフォメーションで「チケットください」って言ったんだけどね。
すんげーベトナム語訛りの英語で「今日は休日だから、タダだよ!」と説明され、旧市街の地図を渡されました。
なんだよ!手持ちのVND少なくなってきたからわざわざ両替したのに!全然使わんやん!

行く先々で寄ってくる物売りのおじちゃん、おばちゃんの誘惑に負けず、一人でひたすら歩き回りました。
シルクの布のお店、バインミー(ハンバーガー)の屋台、チェー(かき氷みたいなもの)の屋台、フルーツを売るおばちゃん、バイクに乗れと声をかけてくるおじちゃん…
私は一人でのんびりしたいの!
そう思った時、偶然目についた“Secret Garden → 150m”の小さな看板。
絶対これ隠れ家カフェやん!と直感で感じた私は、怪しげな路地裏へと入って行きました。路地には犬が気だるそうに寝そべり、さらにその路地裏では盥で洗濯をするおばちゃんの姿がありました。
その先にあったSecret Garden。
ホワイトローズと、ベトナムコーヒーをいただきました。
客も少なく、何の干渉もされず、ほんと、ボーッとホワイトローズをいただくことができました。
ベトナムコーヒーはよくわかんないけど濃かった&甘めだった。
ここ、どうやって行ったかわからないから二度と行けないと思うの。
でもいいお店でした。

シャトルバスでホテルに戻り、ベランダで読書したり夕暮れ時を写真に撮ったりしながら1日を終えました。
晩ご飯はホテルのレストランでカオ・ラウというつけ麺を食べました。
カオ・ラウとお茶を頼んで、800円くらい。
なんて安いんだ!

1日目、2日目とあちこち動き回って疲れたので、あと2日間はどこにも行かん!ひたすら何もしないことを楽しもうと決意したのでした。
posted by Deanna at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | Travel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Da Nang to Hoi An, Day2

Day1で書き忘れてたこと。
ハノイのノイバイ国際空港には、ベトナムの国旗と日本の国旗が仲良くはためいていました。
空港が日本からの援助で建設されたからだろうけど…

さて。
ベトナム2日目。
とりあえず、ダナン市内をうろうろしようかなと思い、タクシーを呼んでもらって、ハン市場の近くのチョコレートショップへ。
ベトナムがフランス領だったこともあり、フランスで修業したとかいうオーナーさんのお店です。
お土産用にいくつか購入。
イケメンのオーナーさん、英語も通じるし単語であれば日本語もイケる。
12個入りで450円くらいのかわいいチョコボックスを、たくさん買い込みました。中のチョコは自分でセレクトできます。

その後、ドラゴンブリッジとかいう橋を見ておこうと思って、地図を見たのだけど…
どうも地図に載ってるチョコ屋の位置と現在地がズレているようなのです。
仕方ないのでお店の外にいた若者(ベトナム人)に、ドラゴンブリッジに行きたいんだけど、どっち?と英語で聞いてみました。
そしたらその青年が「そこ(そこの角)、右に曲がってください。大きな通りです」と日本語で答えてくれたのね〜
わぁお!ベトナム人、どんだけ親日なんよ‼︎

おかげで大通りに戻って迷わずにドラゴンブリッジまでたどり着いたのだけど、困ったのが、道路の横切り方。
横断歩道もなければ信号もない。
ひっきりなしにやってくる車とバイク。しかも車はクラクション鳴らしまくり。
やだ!車に轢かれて死んじゃう!って躊躇してたけど、こりゃいつまで経っても渡れんばい…と覚悟を決め、「私が渡ってるんだから、あなたたちこそ止まりなさい」くらいの勢いで優雅に横断してみました。意外とできるもんなのね(笑)。

どうも2月10日はベトナムの休日だったらしく、橋のあたりはめっちゃ人が多くて(休日だからハン市場もお休みでした)、変な風船を売りつけてくるおじちゃん、どこに行っても集団で喚いてる中国人などなど…アジアの縮図!って感じでした。
あとは、ダナン大聖堂を見たかなー。特筆するような場所ではなく、ピンク色のカトリック教会ってだけの建物。

そこからホテルに戻るタクシーを捕まえるのに一苦労したけど、目についたホテルに飛び込んで、フロントの人にタクシー呼んでもらいました。

ダナン、悪い場所ではないんだけど、「何もしないことを楽しみたい」という私の趣旨とはちょっと違う場所だったので、ホイアンに移動することにしました。

相変わらずタクシーのおじちゃんはクラクション鳴らしまくりで運転し、信号なんかどこにもないからスピード出しまくり。
これで交通事故が起きないベトナムって、おもしろいというか何というか…。

ホイアンのビーチ沿いのホテルに12時半に到着し、ホテルのお姉さんに「リゾート地に一人で来る日本人って珍しいわ」などと言われながらチェックイン。
そのままホテルのシャトルバスで旧市街散策に出かけてみました。

長くなってきたので続きはまた今度。

posted by Deanna at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | Travel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

誕生日休暇(Da Nang, Day 1)

2月9日(火)から、ベトナム旅行中です。
本当は12日(誕生日)だけ年休を取って11日〜14日で旅に出ようと思っていたのだけど、13日、14日にとても大事な用事が入ってしまったので、前倒しして9日出発にしました。

9日出発で、12日の夜か13日の朝までに帰国できる 東南アジアのリゾート地という条件であれこれプランを検討した結果、ベトナムの中央部あたりにあるダナンとホイアンに行くことにしました。
福岡からハノイに飛んで、国内線乗り継いでダナンへ。ホイアンへは、そこからタクシーで1時間弱。
航空券は自分で手配し、ホテルもいろんなサイトを覗いて自分で手配。


今回の旅は、なぜか仕事が忙しい時期と重なり(予定では忙しくないはずだったのに)、出発直前まで何一つ準備できてない状態でしたが、パスポートとお金さえあればなんとかなるんじゃないのか、という意味不明な自信のもと、出発しました。
ハノイ行きの飛行機では、広島観光の帰りらしきベトナム人の隣りに座りました。
もみじ饅頭を大量に買い込んでて、誰にそんな配るんかいな…と思ったけど、ま、いっか。
そのベトナム人さんから、「旅行ですか?」と日本語で尋ねられ。おーっと、ベトナム人から日本語が出てきたよ!ってちょっとびっくりしたけど、「ダナンとホイアンに行く」と伝えたら、「今一番人気の場所。楽しんで」とのコメント。
すげーな、ベトナム!

ハノイ(一応、ベトナムの首都)のノイバイ国際空港は、日本のODAで建設されたという、ガラス張りの明るい空港でした。いったん荷物をピックアップして(みんな日本で何をそんなに買ってきたの?って思うくらい、段ボールがゴンゴン回ってきてたけど)、国内線ターミナルへ。
無料のシャトルバスはどこだー?と探していたら、タクシーの客引きおじちゃんが近づいてくる。国内線に行きたいの!バス、どこ?と聞いて、シャトルバス乗り場を教えてもらう。

国際線は近代的なビルだったけど、国内線はちょっと暗めの建物。こじんまりしてて、迷わなくてよかったけど。福岡空港の第1ターミナルみたいな雰囲気。
ノイバイ国際空港から約1時間で、ダナン国際空港に到着。

空港から出てすぐ右側の銀行で両替して、緑色のタクシーはぼったくらないって聞いてたから緑色のタクシーのおじちゃんに声かけてホテルの住所を見せたんだけど、「ヴィナサンタクシーに行け」って違うタクシーを案内されました。
空港から近すぎたのか、ホテルと提携してるタクシー会社があるのか…

なんとかホテルに到着し、ウェルカムのドリンクまでいただき、チェックインして、ホテルの露天風呂へ。
ダナンではThe blossom Resort Da Nang というホテルに宿泊したのだけど、ここは日本人のスタッフがいて、露天風呂もあって、高級邸宅が立ち並ぶ川沿いの島みたいな場所にあって、なんだか雰囲気良さそうと思って選びました。
まぁ、行ってみたら向こう岸にテーマパークらしきものがあって、そこのジェットコースターの音が聞こえてきたりして、そーんなに静かではなかったけどね。
でも露天風呂はよかった!
ウェルカムドリンクとウェルカムフルーツも美味だった!

睡眠不足のままベトナム入りした私は、そのまんま眠り込んでしまったのでした。
1日目終了。
posted by Deanna at 09:55| Comment(0) | TrackBack(0) | Travel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月16日

追悼

何故だか好きな俳優を羅列すると英国人ばかりになってしまう私ですが、その中でも好きすぎる部類に入っていたAlan Rickman氏が2016年1月14日、ガンのためお亡くなりになられました。
日本では「ハリーポッターシリーズのスネイプ先生」として有名のようです。確かに私も氏の名前を最初に覚えたのはハリポタシリーズだったと記憶していますが、氏が出演された他の映画をたくさん見てきました。
実物は、スネイプ先生のようなねっとりした黒髪ではないんですね。

ダイハード(1作目)の悪役、ロビンフッドの悪代官役といった「悪役が得意な俳優」という側面もあれば、ギャラクシー・クエスト(めっちゃパロディ色が強いコメディ映画)のトカゲ頭役、銀河ヒッチハイクガイドの鬱っぽいロボットの声といった、なんとも言えない役もしっかり演じておられ、役者としての奥深さに感心するばかりです。

昨年の秋、英国に旅に出ました。
その際、氏の監督作品でもある「ベルサイユの宮廷庭師」を機内で拝見しました。
あの映画が遺作なのでしょうか…。
英国には柔軟取り混ぜて演技のできる、本物の役者さんがなんと多いことか。
今夜は氏のコメディ的側面がよく表れている作品を見ながら寝たいと思います。

氏のご冥福をお祈りいたします。
posted by Deanna at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | Deanna's Log | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月11日

沖縄で出逢った現地人

1月3日〜5日、沖縄に行ってました。

4日は、琉球グラスの体験
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美ら海水族館
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古宇利島
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など、北部の方を巡りました。
あいにくの天気だったけど、海はきれいだったし、すごしやすかったです。
美ら海水族館では、ジンベエザメがエサを食べる様子を観察しました。水流がすごいのね…。びっくりでしたよ。



そして最終日、5日。
この日は南部の方の戦跡と、ガンガラーの谷という洞窟?谷?の探索へ。

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ガンガラーの谷は、港川人という沖縄の原人?らしき人が生活してたんじゃないかと言われている場所なんだそうです。
採石場のフィッシャー(谷の割れ目)に挟まって骨になっちゃった人が発掘されて、その骨が世界中のなんちゃら原人とは違う特徴を持っているのだとか。
洞窟の中のカフェとか、ガジュマルの木とか、普段は絶対に見れない物をたくさん見て、古代人のことまで勉強できて。
私、たぶん、10歳くらいの時に同じ場所でハブとマングースの戦いを見たはずなんだよねー。
数十年の間に、ガラリと変わってしまってた。

あとは、摩文仁の丘やひめゆりの塔でお祈りを。
いつ命を奪われるかわからないような殺伐とした時代ではなく、こんなのんびり、好きな時に好きな場所に行ける時代に生きているって、奇跡なんだろうなぁ、やっぱり。先の時代の方たちの犠牲の上に成り立っている生活だということを忘れずに生きていかねば。
posted by Deanna at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | Travel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする