なぜに突然 物理嫌いの私がわけのわからないことを言い出したかって、「天使と悪魔」という本を読んだからです。
まぁ、DemonとDevilの違いがよくわかりませんが、原題は‘ANGELS & DEMONS’です。巷でウワサのThe Da Vinci Codeの作者Dan Brownの著作で、シリーズ的には「天使と悪魔」が第1作目、The Da Vinci Codeは2作目となります。
このシリーズは「象徴学」「図像学」という私には馴染みのない学問ヲタ(失礼!)のハーバード大学教授が ヲタ知識や蘊蓄を駆使しながら殺人事件の真相に迫っていくという、名探偵コナンもびっくりの物語。…こんな説明であってるのか?
ABGELS & DEMONSでは、宗教と科学−相容れないように見える2つの物を軸に物語が展開します。なんとまぁ、舞台はコンクラーベ@ヴァチカン市国。そこに『物質と反物質』が絡んできます。正確には『反物質』を追っていったらコンクラーベにぶちあたったって感じか。
少しでもキリスト教に興味があられる方、ガリレオ・ガリレイが創設した秘密結社について興味があられる方、フリーメイソンの存在を信じている方は 読んでみると面白いかもしれないです。このシリーズは 蘊蓄満載で飽きさせないだけか、話がどこまでいっても堕ちない。これでもか、ってくらいに 畳み掛けるように次から次に話が転んでいって、予測の付かない結末が待っているのです。おかげで徹夜。
私は何も知らずに読んだのですが、反物質についての説明シーンでこんなやりとりが。
「反物質のことはご存じのようですね、ミスター・ラングトン」
「はい、まあ……ある程度は」
「<スター・トレック>を観ていらっしゃるのね」
「ええ、学生が好きなものですから…。反物質というのは、U.S.S.エンタープライズ号の燃料ですね」
「すぐれたSF作品は、すぐれた科学に基づいているのです」
スタートレック万歳!!!思いっきりそう叫びたくなりました(苦笑)。だって、宗教と科学を軸にした本で、しかも主人公はハーバード大学の教授で、スタートレックのスの字も関係なさそうな話なのに。
以上、本の説明だかスタートレック万歳なお話だかわからなくなったところで終了です。
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