デュエリスト
朝鮮王朝時代。国中を揺るがす大規模な偽金事件が発生した。その背後に潜む陰謀を暴くため、極秘捜査に身を投じた若い女刑事ナムスン(ハ・ジウォン)。武術にも長けたナムスンは、市場での潜入捜査中に悲しい目をした謎の刺客(カン・ドンウォン)と運命的に出会う。ナムスンは宿敵であるはずの男に惹かれ、切ない想いを募らせていく……。
隣の国なのに遠い国です、韓国って。だって時代背景も何もかもわからないんだもん!何?そのシーン?って思ってたら次のシーンにいってて、上映終了後に いただいたプレスを読みまくって「あぁ。そういう意味だったのね」と納得する始末(不勉強で申し訳ない)。
映画を観てると主演2人が韓国の松たか子と小泉孝太郎に見えてきて、とくにハ・ジウォンは叫ぶシーン+上目使いシーンが多かったものだから、よけいに松たか子に見えてしかたなかった。冒頭で白髪&鬼の面をかぶった謎の刺客(カン・ドンウォン)を見た瞬間、私は「…しいな きっぺい…?」と呟きそうになりましたが。
それ以外にも面白いシーンが多くて。
お金の入った袋を守るために 路上(日本で言うなら楽市楽座の路上?)でラグビーを繰りひろげるベテラン刑事さん。+ 妙に現代風なエレキな音楽。
「トラの足の魚の目も取ってしまう(くらいスピーディー)」と言われている刺客を尾行してるのに、刑事ともあろうものがバレバレな尾行を繰りひろげている。見つけてくれと言わんばかりに。
「室町時代に作られた日本刀」といって献上しているのに、日本刀の銘は『夏草や 兵どもが夢の跡』…え?時代違わない?松尾芭蕉って、室町時代の人ですか?
ごめん、私 もう「なつくさや…」で吹き出すの必死に堪えたよ。
おそらくこの日本刀にまつわる逸話(劇中で語られてます)は、『村正』のことだろうなと思います。
そんなこんなでストーリー自体は『ロミオとジュリエット 韓国版』といったところで普遍的な要素ばかりのありがちな展開なわけですが、映像美を観る・楽しむ映画なのだろうなと思うわけです。タイトルにもなっている『決闘(duel)』ですが、決闘シーンはどれもこれも色の使い方がユニークで楽しめました。日本公開用に編集しなおしたそうですし。韓流にハマっている方は是非劇場へ♪
韓流だか華流だか、ワケがわからない…(泣)。そんな私に、是非韓国映画の面白さを教えて下さい。お願いします。そしてこちらもよろしくね☆ → 人気blogランキング