2022年07月03日

Mothering Sunday

このところ、週イチでトップガン マーヴェリック観てました。だって、胸熱なんだもん。
でも、ちょっと落ち着いた映画も観たいなと思って、「帰らない日曜日」を観てきました。

第1次世界大戦後のイギリスを舞台に、名家の子息と孤独なメイドの秘密の恋を描いたラブストーリー。

うん。でもなんか、想像してたラブストーリーとは違う。

1924年3月、イギリス中のメイドが年に一度の里帰りを許される「母の日」の日曜日。しかしニヴン家に仕えるジェーンは孤児院育ちで、帰る家はない。そんな彼女のもとに、秘密の恋人であるアプリィ家の子息ポールから密会の誘いが届く。幼なじみのエマとの結婚を控えるポールだったが、前祝いの昼食会を前に、屋敷の寝室でジェーンとひと時を過ごす。やがてニヴン家へ戻ったジェーンを、思いがけない知らせが待ち受けていた。時が経ち小説家になったジェーンは、彼女の人生を一変させたあの日のことを振り返る。

ポールと密会(ポールのお屋敷で)→ポール出かける→主人公ジェーン、お屋敷内を真っ裸で徘徊
っていう流れ、全く意味がわからない。あれは真っ裸である必要があったのか?

そんでもって、ラスト、このジェーン(老後)の小説が何か受賞したらしく、自宅にマスコミがインタビューにやってくるんだけど、マスコミに向かって「あたし、たいがい賞取ってきたし。別に嬉しくもなんともない」みたいなこと言ってて、うわ!かわいくねー!って思った。よーするに、主人公であるジェーンに全く感情移入できなかったわけです。

この映画の良かった点と言えば、「風景がきれい」「映像が美しい」ってことくらい。はてさて。ストーリーがよくわからなくて映像がきれいって…イギリス映画と思って観てたけど、フランス映画だったか?
帰宅後、よーく調べてみたら、監督さんはおフランスの方でした。あー、納得。

リピーターにはならないけど、ステキなイギリスの風景をありがとう。そんな映画です。
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2021年05月03日

Parade's End

巣ごもり週間。
BBCで何年も前に放送された(日本でもWOWOWで放送されたらしい)、Parade’s Endという5話完結のドラマを見てみました。

舞台は第一次世界大戦下の英国。
主人公はいいとこの坊ちゃん、クリストファー(Benedict Cumberbatch)。
ベネさま主演じゃないならたぶん見てなかった。笑。

で、いいとこの坊ちゃんのはずのクリストファーが、汽車の中で一度だけやっちゃった相手・シルヴィアと結婚することになるんだけど、シルヴィアはシルヴィアで発展家というか…。ほかに男性を作ってかけおちしちゃったり。
それでも「いいとこ坊ちゃん」のクリストファーは離婚しない。
なんだかんだでクリストファーも若い女性と出会って、プラトニックな関係を築いていって…

この若い女性もなかなかの子で、戦争からちょっとだけ戻ってきたクリストファーのとこに行って「愛人にしてください!」とか言うし。
クリストファーも、奔放な嫁とは離婚しないくせに、若い女性も好きだーとか言うし。

どーゆー時代やねん!!
と思わなくもないけど、良くも悪くも、英国は「伝統」を重んじる反面、殻を内側から壊そうとしてもがいたりもするから…
そういうお話なんでしょうねー。

すごくどうでもいいんだけど
クリストファーが戦争の前線に送られて、塹壕の中にいるシーンがあるんです。
あと〇分で敵が来る!ってわかってて、クリストファーは部下に「サンドイッチ持ってきて」ってたのむんですよ。
この状況であんただけサンドイッチかよ!とも思ったつかの間、部下はご丁寧に紅茶まで淹れて持ってくるんですよ。
ちゃんと茶器セットして。
英国人って…
海岸の崖の上でも、風が強いのにティーを優雅に飲んでらっしゃるシーンもあったし。
英国人って…
そんなに紅茶が好き?
というか、どんな状況でも優雅に紅茶を飲めるような精神的な余裕があることが、彼らの誇りなのかな。


タイトルは、(軍隊の)行進の終わりでもあり、そういう保守的な時代の終わり、という意味でもあるそうな。

約5時間。BBCドラマ特有の淡々とした展開に耐えられる方は、どうぞご視聴くださいますよう。
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2011年09月03日

シャンハイ

1日の夜、なんでもいいから映画を観ようと思って、S県のシネコンへ。
公開されたばっかりで、1日だから観客も多いだろうと思いつつ‘シャンハイ』という映画のチケット購入。
主演がジョン・キューザックな時点で地味っちゃ地味なんだけど、ケン・ワタナベも出てるし、日本人観てるんじゃないの?とか思ったけど、私がチケット購入した時点で観客2名。
え?上映5分前よ?
もしかして、この映画、人気ないの?
選択間違えた?
けっこう不安になったけど、映画自体は可もなく不可もなく。
いや、むしろ不可。
真珠湾攻撃前夜の上海が舞台で、日本と米国の諜報部が暗躍してそこに中国マフィアが絡んでるお話なんで、よくわからないスパイ合戦あり。
勧善懲悪でないのでモヤモヤ。
でもやたらと人間だけは死んでいく。
気持ち悪い。
そんでもって、最終的に、登場人物の行動の原点が何一つ理解できない。
公式サイトによると、行動の原動力は「愛」らしいんだけど、いや、だからどうしてそういう関係になってるの?ってとこは想像するしかないので、いまいち共感できず。
まぁ、過去に謙さんはこの映画への出演を断ってたみたいなんです。理由は「役の気持ちに共感できないから」。
確かに。
共感できません。
共感できなかった役をちゃんと演じてる謙さん、あっぱれです。
一番理解できなかったのが、謙さんの日本語のセリフについてた英語字幕がトダナさん以上にひどい異訳(違訳?) だったってこと。
謙さんがね、やっとお目当ての女性(死にかけてる)を見つけて「どこにも連れていけなくてすまない」的なことを言ってるのに、英語字幕は「俺だ」程度。
いかん!あれでは日本人男性の美徳が伝わらない!
っていうか、あんなに愛憎劇を前面に出すんだったらさ、監督はジョン・ウーの方がよかったんでない?
きっと、白い鳩をパタパタと飛ばして、「どの男性も共感できる!でもそういう世界情勢だったんだし、そういう行動を取るしかなかったんだよね!」と世の女性を泣かせたはず。…と、私は思います。

上海、あんまりオススメしませんねー。
たまにミニシアター系の映画も観たいのに、こっちでは上映してくれない。かなしいなぁ。
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2009年12月20日

The Solist

人生に行き詰まっていたLAタイムズのコラムニスト、スティーヴ・ロペス。ある日彼は、2弦しかないバイオリンで美しい音色を奏でるホームレスの男と出会う。ナサニエル・エアーズと名乗るその男が名門ジュリアード音楽院に通っていたと知り、俄然興味を抱く。久々に記者魂に火のついたロペスは、ナサニエルの人生の謎を追って取材を開始し、少しずつ彼の生い立ちを紐解いていく。路上の天才音楽家ナサニエルを紹介した彼のコラムは大きな反響を呼び、連載を続けることにしたロペスはさらなる取材を重ねる中で、次第にナサニエルをなんとかして救いたいと願うようになるのだが…。


バイオリン弾いてたって書いてあるわりに,ジャケット写真はチェロを弾いてるナサニエル。バイオリニストなんだかチェリストなんだか わかりゃしない。まさか,楽器を知らない人がチェロとバイオリンをごっちゃにしてこの紹介文を書いたのではないか?とまで思い始めて数週間。
やっと観ましたよ,「路上のソリスト」。

天才音楽家がいかにして天才になったのかを描きたかったのか,路上生活はやめましょうキャンペーンを描きたかったのか,統合失調症の世界を描きたかったのか,新聞記者のロペスがおせっかい焼きだってことを描きたかったのか,とにかく焦点がわからないこの映画。
ジュリアード音楽院中退のわりには バイオリンの弾き方が微妙だなぁと思っていたら,路上生活を送り始めて独学でバイオリンを弾くようになったとかいうもんだから,それまたびっくり。
で,コラムに記事を載せたら読者からチェロが送られてきて,それで元のチェリストに戻ったというからそれまたびっくり。

結局ね,彼は自分の病気を受け入れきれずに逃げただけなんだよ。それを「親切」という名のおせっかいで新聞記者があれこれ奔走して,最終的には路上生活だけはやめたけどね・・・というお話。


よくわからない映画だったので,感想もよくわからないまま。あはは。
たまにはいいかもね,ミニシアター。
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2007年09月20日

エディット・ピアフ

 『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』の試写会に行ってきました。
彼女の歌は、愛の讃歌しか知らない。しかも美輪さんがテレビでたった一度だけ歌った、あの歌しか知らない。あとはジャズヴァイオリニスト寺井尚子さんの演奏で知ってるくらい。越路吹雪が歌ったのは知ってるけど、聴いたことない…。あ?実家にCDあったっけ?
1915年、フランス・パリの貧しい家庭に生まれたエディット・ジョヴァンナ・ガション。母は路上で歌を歌い、日銭を稼ぐ毎日だった。その後、祖母が経営する娼館に預けられた彼女は、娼婦ティティーヌたちに可愛がられ束の間の安らぎを得る。やがて兵役から戻った父に引き取られると、路上で大道芸をする父の手伝いをする中で、自らも人前で歌うことを覚えるのだった。そして1935年、路上で歌を歌い日銭を稼いでいた彼女は、パリ市内の名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレにスカウトされ大きな転機を迎えた。ルプレによってピアフと名付けられた彼女は、歌手としてデビューするや、瞬く間にスターダムへと駆け上っていくのだったが…。


 エディット・ピアフの40数年の人生を2時間強で振り返るには時間が足りず、だからといって彼女の傲慢すぎる人生、あまりに痛々しい人生をあれ以上見続けるのは辛い。「歌ってなかったら死ぬ」とまで言った彼女は、何かをやり遂げたという感覚を持ってマルセル(飛行機事故で亡くなったボクサー)のところに逝ったのだろうかと、それだけが気になった。
 彼女が歌っている場面よりも、海辺で一人静かに編み物を編みながらインタビューに応じているシーンの方が私は好きだった。他のどんな場面でも彼女の生き様にはあまり共感できなかったけれど、海辺で自分の言葉で語るピアフは自分の人生をきちんと受け止めて整理しているように感じられた。


 と、言うか。これ、邦題がいかん。別に『愛の讃歌』とか彼女の人生の一部にしかすぎないし。『愛の讃歌』誕生秘話な映画じゃないんだけん…。と、ちょっと突っ込みを入れておく。
 ピアフを演じたのは、『プロヴァンスの贈りもの』のヒロイン役の女優さん(マリオン・コティヤール)。あのきれーな女優さんがすっげー老けメイクで彼女の生涯を演じ切ったことにそーとービビッた。まゆげないし!40代なのに80くらいのばーちゃんに見えたし!!ピアフ、どんだけ身体壊してたんだよ…。周りもお酒飲むの止めてやればいいのに…。

 私くらいの世代でピアフをバリバリ知ってますという人の方が少ないでしょうけど。ピアフのシャンソンを聴くきっかけにはなりそうです。
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2007年03月06日

Star Trek パロディ2連発。

今日も(も??)無駄な1日を過ごしてしまいました。でも、充電完了したので明日からの仕事 頑張ります!

 で、今日1日 何をしてたのかといいますと。ふざけた映画のDVを観てました。
1本目 『ギャラクシー・クエスト(1999,U.S.)』
放送打ち切りから20年を経た今も熱狂的なファンを持つSF番組「ギャラクシー・クエスト」。今日もある都市で、ファン集会が開かれていた。が、招待された出演者の前に奇妙な4人組が現れ、“自分たちの星を侵略者から守って欲しい”と助けを求めてきた。最初は冗談と思った出演者たちだったが、彼らは本当の異星人で、TVでの彼らの活躍を本物と思い込み番組そのままの宇宙船も用意していた……。

 タガート艦長の台詞や仕種はカーク艦長のパクリ。‘Engage’じゃなくて‘Take us out’って言うところが何とも言えない。で、この映画 ただのB級Sci-Fi Movieかと思っていたら、シガニー・ウィーバーとかサム・ロックウェルとか出演してんの。極め付けはトカゲ頭のドクター・ラザラス役のAlan Rickman氏でしょう。彼は、私生活でもトカゲ頭のメイクをしたままらしい(笑)。役柄の設定が「シェイクスピア劇団出身の英国俳優」らしくて(そのまんまやんか!)、それってピカード艦長役のPatrick Stewartの生い立ちと一緒やん…と思いつつ。そんな小ネタで笑ってしまう私って一体…。異星人が 萩原流行に見えてしかたなかったんだけどね。
 B級といえばB級なんだけど、ただのB級ではすまされない何かがある映画でした。

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トカゲ頭 Alan Rickman



2本目 『ドリームシップ エピソード1/2(2004,Germany)』
西暦2304年、地球は火星植民地の反乱軍の猛攻を受け、人類滅亡の危機に瀕していた。地球の元老院は、今日の危機の発端が300年前のアメリカ・ネバダ州“エリア51”での不時着したUFOと人類との遭遇にあるとして、タイムマシンで300年前に戻りUFOを破壊することを決定、その任務をドリームシップ号の乗組員に託した。そこで、コーク船長と副官のバルカン星人スパック、宇宙のタクシー・ドライバー、ロッキーのオカマ・トリオにメタファ女王を加えた4人は、さっそく過去を目指して試作品のタイムマシンへと乗り込むのだったが…。

 もうホント、どーでもいいパロディ映画でした。わざわざ借りて観てしまった私って…
Star TrekとStar Warsをドイツ人の感覚で融合するとこうなってしまうんですね、はい。という感じです。パロディでもオカマのスポックーちがった、スパックなんか観たくなかった。非論理的すぎる。
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2007年01月04日

The Hound of the Baskevilles(2002,U.K.)

 昨夜 何にもすることがなかったので(ウソだ!読まなきゃいけない文献があったくせに!!),深夜番組を観ました。だってシャーロック・ホームズの『バスカヴィル家の犬』だったから。
 さすがBBC製作。展開がゆるい。ゆるすぎる(笑)。でも英国だから許す(意味不明)。
 でね。ホームズ役がRichard Roxburghつって,オーストラリアの人なの。ホームズって生粋の英国人なのに・・・なんで(豪州人)やねん!ってちょっと思った。しかもRichardさんってば『ムーラン・ルージュ』『M:I-2』『ヴァン・ヘルシング』とことごとく悪役を演じておられる
richard.jpg
悪役顔Richard Roxburgh

 ね?どう考えても,名探偵ホームズには見えないでしょ?バスカヴィル家の犬じゃなくて,あんたが事件起こしそうなんだよ!と本気で思った。
 そして ホームズの相方ワトスン医師役は,『ハリー・ポッターと賢者の石』でクィレル先生(ヴォルデモート卿に身体をのっとられる,頭にターバン巻いてた人)を演じていたIan Hart氏。
もうここまできたら,犯人は犬じゃなくてヴォルデモート卿じゃねーのか?とか妄想が入ってしまい,しまいには事件が解決してもなんだかすっきりしなかった私。
・・・やっぱ,BBCはゆるい。

 『バスカヴィル家の犬』から得た教訓。犬を見たら犬笛を疑え
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2006年11月21日

Children of Men(2006,U.S./U.N.)

Clive Owenの剃り残しがありそうなあごひげを 今日もジョリジョリしたくてたまらないDeannaです。なんだかんだ言って,Clive Owenが出演している映画はここ数年全て制覇しているような気がする・・・たらーっ(汗)

トゥモロー・ワールド
西暦2027年、人類はすでに18年間も子供が誕生していなかった。原因は分からず、人類滅亡の時が刻一刻と迫っていた。希望を失った世界には暴力と無秩序が拡まっていた。こうした中、英国政府は国境を封鎖し不法入国者の徹底した取締りで辛うじて治安を維持していた。そんなある日、エネルギー省の官僚セオ(Clive Owen)は、彼の元妻ジュリアン(Julianne Moore)率いる反政府組織“FISH”に拉致される。ジュリアンの目的は、ある移民の少女(Claire-Hope Ashitey)を“ヒューマン・プロジェクト”という組織に引き渡すために必要な“通行証”を手に入れることだった。最初は拒否したものの、結局はジュリアンに協力するセオだったが…。

 監督は,私がケチョンケチョンにけなしたHarry Potter and the Prisoner of Azkabanのメキシコ人監督さん アルフォンソ・キュアロン。彼の作品は,映像がとても独特なのですね。彼の作風がハリポタには似合わなかったってことでしょうかね。今回のは,いい味出してたと思うよ。アクションシーンの長回しとか。
 で。これ,明らかに邦題がいかんと思う。どこをどうしたら‘Children of Men’が『トゥモロー・ワールド』に早変わりするのか。映画自体は,原題が示すとおり「人類の子ども(の存在価値)とは」といったテーマが描かれております。
 映画の設定がイマイチ理解できない部分もあったけれど,私が声を大にして言いたいのは 子どもが18年間も生まれてないって言ってるわりに,命を粗末にしているあんたたちは何なのよ!?ってことです。矛盾してるもん。
 まぁ,ラスト付近で兵隊さんが赤ちゃんを見つけたとたん「発砲止め!」って言って戦闘を止めさせて黙って赤ちゃんと母親たちを見送るあたりから想像するに,子どもの持つ「希望」とかのいいイメージや,子ども自身が持つパワーは何物にも替えがたいんですよってことを言いたいのでしょうけれど。逆にいえば,子どもが生まれない・子どもがいないとそれだけ人間ってすさんでいくってことなのかなぁ?
・・・あたし,子どもを乱暴に扱う人の気が知れない・・・

 結局 あのラストで何か解決したんだろうかとかなり不安になった。
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2006年11月13日

GANGSTER No.1(2000,U.K.)

だってポールが出てるから。観てしまうじゃない・・・

ギャングスター・ナンバー1
現代のロンドン。アンダーワールドのナンバー1に君臨する55才のギャングスター(Malcolm McDowell)にある日、投獄されていた元ボス、フレディ(David Thewris)が出所するとの知らせが入る。動揺し始めるギャングスター。
 1968年のロンドン。裏社会の頂点を極め誰からも恐れられるフレディは、彼の部下であるギャングスター(Paul Bettany)にとって憧れの対象だった。ギャングスターはフレディのために次々と仕事をこなし、彼の右腕となるまでに昇進。だが、フレディがカレンという女性に惹かれたことから2人の関係は崩れ始め、嫉妬心にかられたギャングスターはある陰謀をめぐらす…。

 ゆる〜い英国映画かと思いきや,えらくバイオレンスな香りが漂う一品でございました。
 ポール・ベタニーって,やっぱりどこかネジが1本飛んでるのね〜みたいなキャラがよく似合うわ(@ドッグウィル,ファイヤーウォール)。妹が「ポールがスーツ着たところがかっこいい」と言うので,ポール萌えな私としてはスーツ姿のポールに萌えてみようと思って観た次第。
 で。キレたキャラではあったけど,スーツ姿はよく似合ってましたよ。
 このギャングスターとやらは,カリスマ性があって地下組織のボスになったわけではなくて,とにかくサイコなだけ。スーツ姿のポールには萌えたけど,サイコなポールは 私には恐すぎました。
 ここまでサイコなポールを観ると,The Da Vinci Codeのシラスなんてちっとも恐くないわ。むしろ憐れみを感じるわね。
 私としては,暴力で物事を解決しようとするギャングさんたちの心理には全く共感できませんでした。
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2006年10月30日

Flags of Our Fathers(2006,U.S.)

硫黄島2部作の1作目。正直,戦争物は苦手なので観るか観ないかギリギリまで迷って,そういえば劇場鑑賞券があと1枚残ってたし,有効期限が今月末までだし…くらいの調子で観てきました。観始めて10分後,カポーティにすればよかったかな…と微妙に後悔(だって,血なまぐさいんだもん…)。

父親たちの星条旗
第2次世界大戦の重大な転機となった硫黄島の戦いで、米軍兵士たちはその勝利のシンボルとして摺鉢山に星条旗を掲げる。しかし、この光景は長引く戦争に疲れたアメリカ国民の士気を高めるために利用され、旗を掲げる6人の兵士、ジョン・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)らはたちまち英雄に祭り上げられる。

 第2次世界大戦で米国民も疲れきっていた…っぽく描かれていますが。どうなんですかねぇと微妙に疑問。
 硫黄島の擂鉢山での日本軍との死闘と,擂鉢山に米国旗を掲げたことで英雄に祭り上げられた無名の兵士たちの様子が交互に展開していくわけですが,結局クリント・イーストウッドが言いたかったことは何なのか。英雄論をぶちかましたかったのか,米国は勝者かもしれないけど勝者とも言えない部分もあるんだと言いたかったのか。
 私が中1だった頃,船旅をしていて硫黄島付近を通過しました。当然,洋上慰霊祭が開催されました。当時の私は硫黄島が激戦地であったことなど知る由も無く,「ふーん。ここでも戦争があったんだー」程度の軽い気持ちで洋上慰霊祭に参加しました。あれから15年。あの地で何があったのか,初めて知りました(遅いって)。
 12月には日本から見た硫黄島『硫黄島からの手紙』が公開されます。予告を観ましたが,『父親たちの星条旗』以上に覚悟を決めて観ないといけなさそうです。
 そんな私は,近々 知覧へ行く予定です。特攻隊の資料館へ。

今日は,Star TrekとAndromedaから私の好きな言葉を引用して終了します。
Don't try to be a hero. Just be a man.
Let the history make its own judgement.


Here's everything about war:
Somebody wins, somebody loses,
but nothing is ever the same again.
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2006年09月23日

The Lake House(2006,U.S.)

イルマーレって、何語?イタリア語?
 韓国版イルマーレ(2001年)では、「イルマーレ(海)」という名の家が二人をつなぐ鍵だったみたいですが、ハリウッド版では高級レストランの名前が「イルマーレ」になってました。原題は、二人をつなぐ鍵『湖畔の家』がタイトルになってるんだけどねー。

イルマーレ
静かな湖の岸辺に建つガラス張りの一軒家。ここに住む女医のケイトはシカゴの病院に着任することになり、愛着のあるこの家から引っ越すことに。彼女は次の住人に自分宛の手紙の転送を頼もうと、郵便受けにメッセージを残した。一方、建築家のアレックスは湖の家を買い取り、そこへ引っ越してきた。彼はそこで郵便受けに奇妙な手紙を発見する。それは、ケイトが残していったあの手紙だった。しかし、この家は長いこと空き家になっていたはず。不思議に思い、アレックスはケイト宛に返信を送る。やがて2人は、ケイトが2006年、アレックスが2004年の時代にいることを知るのだったが…。

 元々 ベタな恋愛映画を作っては日本のおばちゃん連中を夢中にさせる韓国映画のリメイクなので、そんなに期待してなかったです。ってか、なしてリメイクする?くらいにしか思ってなかった。
 よくよく考えてみたら、あの郵便受けだけどうして時空が歪んでいるんだろうとか、タイムパラドックスが…とか、気になって仕方がないんですけど。主人公の二人があっさり『時の差』を受け入れてしまうところがすでにベタやん。
 今の時代、お手軽にE-MailやCell phoneで連絡が取れちゃうのに、古典的にSnail Mailでやりとりしてるところがいいね。そういう古風さは、好きです。でも、それがどうして恋愛につながっていくのか、その辺りが うまく伝わってこなくて。
 キアヌ演じるアレックスは、2004年から2008年まで片思いしっぱなし??そーんな気の長い男性がいたら、あたしゃお目にかかりたいね。
いつも思うけど、韓流の男性キャラって「こういう男性がいたらいいな」という女の子の憧れをそのまま形にしたようなキャラばっかりで、マジメな話、そういう人間って絶対にいないと思うよ。そんなベタなキャラを真面目に演じるキアヌって一体…。
 まぁ、元がベタすぎるだけに、わかりやすい展開だし先も読めるし、横で泣いてたおばちゃんがどうしようもなくウザかったけど、「こういうファンタジー、あってもいいんでない?」と思わせるあたりは音楽がよかったからかなぁ。
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2006年09月13日

STAY(2005,U.S.)

この映画、熊本で公開されてたっけ??…記憶にないなぁ。でも、ユアンが出演してるから観てみよう。

STAY
精神科医のサム(Ewan McGregor)は若い男性患者ヘンリーから21歳の誕生日に自殺すると予告される。彼を気にかけるサムは思いとどまらせようと奔走するが、やがてヘンリーは失踪。一方、サムの元患者で恋人のライラ(Naomi Watts)は、サムから聞かされたヘンリーの話に興味を示す。

 正直に申し上げて、「んー。わからん…」と頭の中にハテナマークが飛び交う映画。ただ、ハテナマークを一つずつ整理していくと、なんとなく映画の輪郭が浮かんできます。
 この映画、サムが主人公扱いされてますが、最後の最後でどんでん返し。実は患者と思われていたヘンリーの妄想(空想)の中でサムが主人公だっただけで、結局ヘンリーの一人舞台だったのか〜!!!という結論に。
 だいたい、映画の解説に「精神科医のサムは若い男性患者から自殺を予告され…」「サムの恋人のライラ…」とか書いてあるから そういう先入観を持って観てしまうわけで、先入観を捨てて映画を観るのって難しいわね〜と思いますわ。
 で、この映画は何が言いたいのか、と。
 観客にモヤモヤ感を残したいだけなのか?脳内妄想の世界なら、別に精神科医じゃなくてもいいやん…とか思ってしまうのは私だけ?
ヘンリーの最後の瞬間、『いてほしい』という強い気持ちが引き起こしたこの映画。
最後の瞬間、人生が走馬灯のように駆けてゆくという話はよく聞きますが、ヘンリーの最後の瞬間は後悔に満ちていたようです。夢分析(したことないけど)…というか、あの映画の内容からすると、彼はやり残したことが多かったのかなぁと感じられるわけです。
 
 すっごいどうでもいいけど、ユアンのズボンの丈がやたらめったら短い(くるぶしカット☆)なのが笑えた。
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2006年06月17日

The Machinist(2004,Spain/U.S.)

Christian Baleの低めの声が大好きです☆ 彼の声を聴きたいがために『ハウルの動く城』のDVDを買いました。そんなChiristianがガイコツのように痩せてるって…と以前から気になってはいましたが、ようやくDVDをレンタルしてきました。


マシニスト
工場で平凡な機械工(マシニスト)として働くトレバー(Christian Bale)は、極度の不眠症に陥り、すでに1年間もほとんど眠っていない状態だった。身体は痩せ衰え、誰もが心配する中、それでも毎日仕事に向かい、黙々と働くトレバー。そんなある日、彼は自宅の冷蔵庫のドアに不気味な張り紙を見つけ奇妙な不安に襲われる。それと前後して、彼の周囲では不可解な出来事が次々と起こり始める。同僚が機械で片腕を失う事故に遭い、トレバー自身も危うく命を落としかける。そして、その影には新入りの同僚アイバンの姿が。ところが、トレバー以外の誰もそのアイバンという男の存在を知らなかった…。

 「365日、眠ってないんだよね…」
 なんだか眠いような、疲れ切ったような、そんなけだるい雰囲気がずーっと続くこの映画。
実際に眠っていないのかどうかはわかりませんが、とにかくトレバー本人が「眠ってない」と思っているし、トレバー本人がアイバンという男に会ったと言っている。でも、アイバンなんて誰も知らない。
…とくれば、考えられる展開って一つだけじゃん。
365日前に何かがあって、それが原因でトレバーは精神を病んでいる。

 365日前の出来事から逃れたい自分と、本当は逃れられないとわかっている自分が1年間闘っている。esだのなんだのって言いたくなってきたので、もう書かない(笑)。
 「1年間眠っていない男が不可解な事件に巻き込まれ…」と書いてある解説もありますが、ちょっと視点を変えれば(アイバンが出てくるタイミングを注意深く見てみよう)、「巻き込まれたんじゃなくて、巻き込んでるのでは?」ということに気付くはず。
 Christian Baleは、痩せていても声は素敵なままでした♪
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2006年06月15日

Inside Man(2006,U.S.)

Clive Owenの無精髭と、ちょっと困ったような表情が大好きです(なんで?)。ってことで、観てきました。

インサイド・マン
狡猾な男ダルトン(Clive Owen)率いる4人の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。事件発生の連絡を受け、NY市警のフレイジャー(Denzel Washington)とミッチェル(Chiwetel Ejiofor)が現場へ急行する。しかし、周到な計画の下、俊敏に行動する犯人グループを前に、フレイジャーたちも容易には動きが取れず膠着した状態が続く。一方、事件の発生を知り激しく狼狽するマンハッタン信託銀行会長アーサー・ケイス(Christopher Plummer)。彼は、やり手の女性弁護士マデリーン(Jodie Foster)を呼び出すと、ある密命を託し、現場へと送り出すのだった…。

 ダルトンが人質に同じ服を着せてたり、「その時 犯人は人質を共犯者にした」とかいう宣伝文句をどこかで見たりしてたので、こりゃーストックホルム・シンドローム系の話に違いないと思い込んでおりました。そしたらやっぱり違いました。

*注;ストックホルムシンドローム…人質が犯人を好きになってしまうとゆー 特殊状況下での人質の心理。犯人に好意を持ってた方が、生き延びる確立ははるかに高くなるから。実際、ストックホルムで強盗だかなんだかで人質に取られた人が犯人に協力し始めたことから、『ストックホルム・シンドローム』と言うようになりました。

 確かに、完璧な犯罪っぽいですよ。見事ですよ。でも、人間が考えたことだからどこかにアラがあるんですね。だいたい普段しないような奇想天外なトリックを考えた時にアラってのは見えてくるものですが、ダルトンさんのような いわゆる『心理トリック』を利用した犯罪は、よっぽどのことがない限りアラは見えてこない。盲点ですなぁ。
 まぁ、奇術の大半は「思い込み」とか注意(視線)をそらすことで成り立っているわけで、それを犯罪に応用したらこうなるのか〜と。
そういう心理トリックは、見ていて大変興味深かったのですが、あそこまで大物俳優バンバン使っておきながら、びみょ〜に面白くなかったのが残念で仕方ない。
 結局 あんたらグルだったんかい?
 あんたら みんな自分のことしか考えてないやろ!?
…と 少しだけ怒鳴りたくなりました。

私はあんなところに1週間も閉じ込められるのはイヤですよ。いくら自分から入ったとしても、です。でも、ダルトン氏の無精髭をジョリジョリして遊びたいな☆


ジョディ姐さん出演作品は、どーもイマイチになってきてませんかね? → 人気blogランキング
posted by Deanna at 23:42| Comment(11) | TrackBack(65) | Movies I've Ever Seen(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月06日

Broken Flowers(2005,U.S.)

実家の近く(?)のシネコンへ,初めて行ってみました。両親には「大雨の中,わざわざ行かなくても…」と言われてしまいましたが(笑)。


ブロークン・フラワーズ
かつては多くの女性と恋愛を楽しんだ元プレイボーイのドン・ジョンストン(Bill Murray)は、中年となった現在も勝手気ままな独身生活を送る日々。そんなドンに恋人のシェリー(Julie Delpy)も愛想を尽かして出ていった。そこへ、差出人不明のピンクの手紙が届く。便せんには“あなたと別れて20年、あなたの息子はもうすぐ19歳になります”と書かれていた。それを聞いた親友のウィンストン(Jeffrey Wright)は、お節介にもドンが当時付き合っていた女性たちを訪ねて回る旅を段取りしてしまう。そして、気乗りのしないドンを強引に息子探しの旅へと送り出すのだった。

 私,まだ独身ですし私自身の子どもはおりませんので,感想を述べるのはおこがましいのですが。
 数年前に東京で迷子になっていたビル・マーレイ(@ Lost in Translation)が,今度は人生で迷子になっちゃったような気がするー^^;;みたいな映画(実際,ドライブ中に迷子になっっていた)。
 ドン・ジョンストンって金持ちなんだろうけど,どこか人生を楽しんでいない感じの中年男性。彼がかつてはプレイボーイだったという設定自体に笑いが出てくるほどの中年男。隣人は「こんな偏屈の中年じじいは放っといて,あなたは自分の子育てしてなさいよ」といいたくなるくらいのお節介やき。不思議な世界ですねぇ。
 いろいろあって,結局「いやだ,いやだ」と言いながらも昔の女性たちを訪ねる旅にでてしまうドン。
訪ねられた女性たちは,明らかに戸惑っている。明らかに迷惑そうである。
でも中年男は「自分の種を受け継いだ子がいるのか」が気になっている様子。挙句の果てには,青年を見るとすべてが自分の子どもに見えてくるらしい。
「過去は終わったこと。未来はどうにでもなる。現在が大事」って言ってたけど,彼は「他の人生もあったんじゃないか…」って思って後悔しているように聞こえました。
どうでもいいけど,手紙に「息子が旅に出ました。父親探しの旅です」って書いてあるんだったら,母親を訪ねて回らずに自分の家で待ってれば息子が訪ねて来るんじゃないの?と突っ込みたくなりました。まぁ,そんな突っ込み入れちゃったらここまでゆる〜い感じのロードムービーにはなりませんから!!
posted by Deanna at 23:45| Comment(7) | TrackBack(43) | Movies I've Ever Seen(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月29日

Chicken Little(2005,U.S.)

1人なら絶対に観ない。でもチビが観たいって言うから、DVDレンタルして一緒に観ました。

チキン・リトル
平和な町オーキー・オークスに暮らすニワトリの少年チキン・リトル。ある時、上から落ちてきたドングリを空のカケラと勘違いして大騒ぎし、町中に迷惑をかけて以来、やることなすことヘマばかりの毎日。いまではすっかり町の笑いもので、父親からも半ば諦められてしまっていた。そんなある日、一人で夜空を眺めていたチキン・リトルの目の前に、またしても空のカケラが落っこちてきて…。

 インディ・ジョーンズ、キング・コング、宇宙戦争 その他映画のパロディが多用されておりました。アニメの老舗と言われるディズニーがパロディを多用するなんて…。正直、ショックでたまりません。何の映画のパロディなのかわかって笑ってるのは私だけで、チビ達は「は?」という顔をしておりました。そんなもんでしょうけど。
 なんつーか、あんまり面白くない映画でした。チビが観て、それなりに楽しめる作品だとは思うのだけど、でも面白くない。パロディの他に小ネタもちりばめられてはいるけれど、「結局 何が言いたかったの?」と首をかしげてしまう結末。テーマがはっきりしてないからかな?親子愛なのか、人類愛なのか。それとも負け組と言われても頑張ろう、なのか。
 老舗ディズニー、もうちょっと頑張れよ!! 昔は「ディズニーアニメ」ってだけで客が群がってたけれど、今はそういうわけにもいかないみたいですねー。まぁ、ディズニー作品といえば徹底した女性(女神)崇拝主義が貫かれているらしいのですが、言われてみれば女性が主人公のストーリーが多いね。私が好きなのはBeauty and the Beastです☆

 でね。でね。
チビと観るから、当然 日本語吹替えなんですー。チキン・リトルっていうくらいだから、ヒヨコのことだろうしかわいい声(高めの声)だと思ってたのです。そしたら、想像してたよりも野太い声のチキン・リトル。それはイヤだ−(泣)。もちょっと声優にも気ぃ遣えよ!!
何よりも悔しかったのが、日本語吹替えでDVDを観終わったあと、エンドロールでPatrick Stewart(as Captain Jean-Luc Picard of U.S.S. Enterprise)の名前を発見したことです。彼が声優演ってるって知ってたら、チビを無理矢理黙らせてでも、英語音声日本語字幕で観ていたはずだ!!悔しいです。
ま、微妙な映画でしたね。
posted by Deanna at 03:11| Comment(0) | TrackBack(2) | Movies I've Ever Seen(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月13日

The New World(2005,U.S.)at PREVIEW

Colin Farrellは好きではないが、James Hornerの音楽は気になるぞ…ってことで観てきました。

ニュー・ワールド
1607年、新たな楽園を求めてイギリスの港を旅立った船が、長い航海の末に北アメリカのヴァージニア近辺に辿り着く。しかし、そこには先住民のコミュニティが存在した。ニューポート船長(Christopher Plummer)は、反乱罪に問われていたジョン・スミス(Colin Farrell)を解放する。彼の勇敢さを買って、先住民との交渉役を任せる。しかし、スミスはたちまち先住民に捕えられ、王の前に連行されてしまう。そして、スミスの処刑が命じられた時、王の末娘ポカホンタス(Q'Orianka Kilcher)が命乞いをし、彼は救われる。やがて2人は、言葉や文化の壁を超えて深く愛し合うようになるのだったが…。

 音楽と映像を楽しむタイプの映画(多分)。
 ポカホンタス(未見)の実写版だろうなと思っていた。異文化コミュニケーションから恋愛に発展するケースなんだろうなと思っていた。きっと2人の『言葉や文化を超えた愛』がしっかり描かれているんだろうなと思っていた。自分の民族を捨ててまで新世界に飛び込む女性の葛藤や勇気がしっかり描かれているはずと思っていた。
 …私の読みは甘かったたらーっ(汗)
 前半はジョン・スミスから観た‘New World’が描かれ、後半はポカホンタスから観た‘New World’が描かれる。2人の心の動きが叙情詩のように語られる。あまりにも淡々と語られるので、誰の気持ちにも共感できない。…この作品の監督であるテレンス・マリック氏はハーバード大学哲学科卒業らしいので、ちょいと難解なのもわからなくはないのですが^^;;

 あのですね。
 劇場に貼ってあるポスター、Colin FarrellとQ'Orianka Kilcherの2ショットじゃないですか。あれ見たら、「あぁ、この2人がくっつくのね」と9割の人間が想像するはずです。でも、想像は裏切られます。Christian Baleの甘い声で。
 私的にはChristian Baleの方が好みですけどね。
 新世界への扉の取っ手に手を掛けてくれたワイルドな男性と、実際に新世界を見せてくれた物静かな男性。あなたはどちらが好みかしら?

 あと、数名 ちょいと気になっている俳優さんが出演なさってました。Christpher Plummer、David Thewlis(ハリポタのルーピン先生)、Noah Taylor(チャリチョコのチャーリーパパ)など。彼らを見つけなければ、私の映画への興味は薄れまくっていたかもしれない(苦笑)。
 
 『新世界』といえば、どうしてもドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」を思い出してしまいます(わからないひとは、キャンプファイヤーの時によく歌う‘遠き山に火は落ちて’を思い出してください。あれは、2楽章の主題です。あと、ジョーズの音楽(サメが襲ってくる音楽)に似ているのが4楽章の冒頭です)。映画の中で、美しい自然の映像と共に音楽が流れ続けるのですが(この音楽で大半の人が眠りにつきそうになる)、それがいかにもテレンス・マリックって感じでした。

近い将来、宇宙人が来て「他の惑星に連れていくよ」って言うんだったら連れていってほしいなと思わなくはない方、クリックしてくださいませぴかぴか(新しい)人気blogランキング
posted by Deanna at 23:23| Comment(12) | TrackBack(35) | Movies I've Ever Seen(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月12日

The Grid(2004,U.S./U.K.) −TV Movie−

『24』に続きまして、CTU以外の機関が活躍するやつも観てみようかと思いましてね。

英国、ロンドン。イスラム教とユダヤ教の主導者たちが集まる会議場近くのホテルで、猛毒ガス“サリン”によるテロ事件が発生。米国(Central Intelligence Agency:CIA、Federal Bureau of Intellegence:FBI、National Security Council:NSC)と英国(Militaly Intelligence Section 6:MI6 = Secret Intelligence Service:SIS)の2ヶ国計4つの情報機関から、それぞれテロ対策のエキスパートが集結し捜査を開始する。チームを指揮することになったNSCのマレン・ジャクソン(Julianna Margulies)は、FBI捜査官マックス・カナリー(Dylan McDermott)、CIA捜査官ラザ・マイケルズ(Piter Marek)、MI6エミリー・タトル(Jemma Redgrave)らと共にさらなるテロを未然に防ぐため、世界中からテロリストに関する情報収集に奔走する。やがて彼らは冷酷非道な犯罪者ムハンマドが率いる凶悪なテロリスト集団と想像を絶する死闘を繰り広げることに・・・。

 ここまで英米万歳なストーリーを作られると、もう笑うしかないのではないかと思いますね。
 『24』はCTUのお騒がせ担当ジャック・バウアーが暴れまくる話でしたが、これは英米の情報機関が協力しあいながらテロに立ち向かうっていう前情報だったので、英米がタッグを組めばジャック・バウアーよりも迅速な対応ができるだろうし、息を飲む展開もたくさんあるだろうと思っていたわけです。しかし、期待は見事に裏切られました。
 なんつーか、お役所仕事っぽい部分があってですね。お互いの情報機関を牽制しあってみたり、かと思えば協力してみたり。さらに寝てみたり(おいっ!協力するってそういう意味での協力なのか!?)←無理矢理恋愛要素を詰め込んだのか?。
 TV Movieだから仕方ないのでしょうが、出演者全員 華がないっむかっ(怒り)Bernard HillがMI6のメンバーで出演している以外は、これといって着目点もない。
Vol.1はそれぞれの機関や登場人物の説明だけに終始しており、これといった見せ場もなく面白くない。Vol.2&3はテロリストと対決していることは対決しているのだけれど、ジャック・バウアーのように現場に行って暴れて騒いで…というわけでなく、机上の空論で終わらせてしまう部分が多い(これぞお役所仕事)。

 それにしても、この作品のテロリストはあこぎなことをたくさんします。善良そうな市民を自爆テロに巻き込んでみたり、子どもの胴体に爆弾まいて立たせてみたり。許せません。テロリストよりも恐ろしかったのがエジプトの秘密警察。意味もなく善良な市民をしょっぴいていき、拷問してる。信じられない。このご時世に秘密警察って…。エジプトってどんな国なんですかっ!!…まぁ、私が世界情勢に疎いだけなんだと思いますけど。

 とどのつまり、イスラム圏の国を敵とみなし、英米でやっつけたよ、ばんざーいかわいいという内容です。『24』シリーズも 意味のない(心に残らない)お話でしたが、これはさらに意味がありません。はいはい、いつだって米国がすることは正しいんですよ…とどこかで諦めていればそれなりに楽しめるかもしれない作品です(多分)。 テロリストが使用する化学兵器が『サリン』というのが…日本人としては複雑な心境になります。

応援ありがとうございます。おかげで20位くらいまでアップしています☆★☆ → 人気blogランキング

*英米の機関に興味があられる方は、リンクを張っておりますのでどうぞご訪問下さい(ただし、英語)。
posted by Deanna at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | Movies I've Ever Seen(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月07日

連理の枝(2006,Korea)at PREVIEW

試写会じゃなきゃ怒ってたかも…爆弾

連理の枝
若き青年実業家のミンス(チョ・ハンソン)は本当の愛を知らないプレイボーイ。ある日彼は、にわか雨で立ち往生していたヘウォン(チェ・ジウ)と出会い、さっそく口説きモード。そして、目的地の病院までヘウォンを送り届けるが、彼女はさっさと降りてしまう。落胆するミンスだったが、ヘウォンが置き忘れた携帯電話を手掛かりに彼女を探し始める。やがて病院でヘウォンと再会するミンス。彼女は病院の入院患者で、そのお茶目な魅力で病院中の人気者だった。そんなヘウォンに、これまでにない感情を抱き始めるミンス。2人は次第に打ち解けあい、心を通わせていくのだが…。

 韓国版ベタ美とベタ男による、おもいっきりベタな韓国恋愛映画。
 すみません、韓国映画ってどこを楽しむものなんですか?ベタすぎる展開を楽しめばよかったんでしょうか?…もう楽しむ余裕すらないかもってくらい呆れて何も言えない映画でした。よくもそこまでベタな設定をつめこんだね、と。
 ベタ美が不治の病(そして、病名はあまり聞いたことのない難病)。
 ついでにベタ男も病気持ちであることが発覚する。
 入院患者のわりに、やりたい放題でしょっちゅう病院を抜け出す。
 車の中に携帯を忘れている時点でベタ。
 ベタ男の友人(この映画の場合は『先輩』)は道化役。
 ベタ男の友人とベタ美の友人はだいたいくっつく。
 ベタ男とベタ美が2人で思い出の地に行った後、事態は急変。
 残されたベタ男、ベタ美の故郷へ(そして最後の号泣シーンへ)。

ベタベタすぎて寝てしまいそうでした。なんでみんな韓流、韓流って騒ぐわけ?この映画は、韓流ブームに乗っかった便乗映画としか思えないのですが…あせあせ(飛び散る汗)
 隣のおばちゃんは泣きじゃくっていましたが、私はしばらく韓国映画は封印しておこうと決めました。

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posted by Deanna at 02:20| Comment(17) | TrackBack(30) | Movies I've Ever Seen(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月05日

Firewall(2006,U.S.)

ファイヤーウォール
コンピュータ・セキュリティの専門家ジャック・スタンフィールド(Harrison Ford)。自身が勤めるランドロック・パシフィック銀行で鉄壁のセキュリティ・システムを作り上げ、いまや最高幹部の一人にまで登りつめ、誰もが羨む快適な暮らしを送っていた。ところが冷徹な男ビル・コックス(Paul Bettany)率いる強盗グループがそんなジャックに目を付け、接近を図っていた。やがて彼らはジャックの家族を人質に取ると、ジャックに彼の専門知識を駆使してランドロック・パシフィック銀行から1億ドルを指定の口座へ移し替えるよう脅しをかけてきたのだった。

 医者の不養生って言うんですかね。銀行の鉄壁のセキュリティシステムは作れたけれど自分のセキュリティは鉄壁ではありませんでしたーというお話(笑)。
 悪役のPaul BettanyはBeautiful MindやMaster and Commanderにも出演していて、ホビットばりの巻き毛が好きだったんですが、今回は巻き毛じゃなかった(怒)。ってか、ポール、太った?太った???今作に引き続き、彼は話題のThe Da Vinci Codeにも悪役で出演します(黒幕は彼じゃないけどさ)。
 Harrison Fordもさすがに一昔前みたいにダムから飛び下りたりはできないみたいで、アクション控えめでそこらで殴りあってるだけになってしまってます。が、殴り合ってるだけでも痛々しい。彼に8才と14才の子どもがいるという設定も痛々しい。…だって、シャツの隙間から見える彼のお腹のお肉が気になって…(汗) 悪いこと言わないから、殴り合いすらもない映画に出演してくださいとお願いしたいくらいです。
 この映画、『24』のクロエ・オブライエン役でお馴染みのMary Lynn Rajskubが出演しています。彼女、ハリソンの秘書という設定ですが、彼女が画面に登場すると どこかから全米お騒がせ男ジャック・バウアーが飛んできて「やるしかありません、大統領!」と怒鳴ってPaul Bettanyの頭をぶち抜いていきそうなニオイがしてきます。
 まぁ、i-podだのGPSだの、小物使いは上手かったと思いますが、私はアナログな人間なので犬の首輪にまでGPSを仕込む人間の気がしれません。

…結局あれで事件は解決したのだろうか?彼が悪者じゃないって信じてくれるのかなぁ?疑問だ。

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posted by Deanna at 21:46| Comment(13) | TrackBack(44) | Movies I've Ever Seen(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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