2016年5月21日(土)
所属しているオケの第28回定期演奏会が無事に終了しました。
今回は、地元に新しいホールができたので、そのこけら落とし&お祝いの演奏会。ということで、ショスタコーヴィチの祝典序曲、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付」を演奏しました。
新しいホールのオープニング記念でもあり、合唱団も入るということもあり、いつもと客層が違う…そして本番だけではお客さんが入りきれないので、ゲネプロを公開することに。
ゲネプロには、友人や職場の方々が来てくださってました。ありがとうございました。
特にジェントルマン課長は、終了後にわざわざ手を振って「頑張ってね」と声をかけてくださって、ありがたかったです。
そして迎えた本番。
君が代斉唱、市の歌に続いて前プロ「祝典序曲」。
元々華やかな曲ではあるんだけど、バンダで何度も全国レベルで金賞受賞したことのある某企業の吹奏楽団の皆さんが登場してくださり、さらに華やかな雰囲気になりました。バンダの皆さん、ありがとうございました。
そしてメインの第九。
ベートーヴェンの渾身の交響曲でもあり、ソリスト&合唱団も入る大編成の曲。
何度練習しても怖い(弾けなさそう、自信ないな…)箇所はたくさんありました。
だけど、本番は楽しめたような気がする。神様を讃美するってどういうことなのか、人類愛・博愛とはどんなものなのか。言葉では表せない、一体感を感じられる演奏だったと個人的には思っています。
合唱団には、直接的には知らないけど中学校の後輩軍団や、中学校で3年間音楽を教わった恩師や仕事でお世話になっている方々などが参加されてました。繋がりのある方々と、新しいホールのこけら落とし公演で共演することができ、一生の宝物になる経験となりました。
事前に何度もホールと連絡を取って打ち合わせをしてくださった事務局の方、リハーサルから本番まで何かとお気遣いくださったホールの警備の方々、楽器運搬や当日の会場運営にご尽力くださったJCやスタッフの皆さん、それから一緒に演奏をした全ての方々にお礼申し上げます。
今回のソリストは、ソプラノ佐藤美枝子さん、アルト坂本朱さん、テノール錦織健さん、バリトン原田圭さん。指揮は現田茂夫先生。うちのオケでは18年前にも第九を振ってくださった先生です(私はまだ在籍してなかったけど)。
人の声すら楽器扱いの第九。歌うの、本当に大変だったと思うの。
でもその分、人の声の美しさや力強さが伝わってきたし、あぁ、だから第九は究極の交響曲なんだなということに改めて気付かされました。
新しいホールの響きも良かったし、使い勝手も想像していたよりも良かったし、なんだか充実した数日間だったような気がする。
満足しまくってたからだろうけど、調子こいて打ち上げでワイン飲みました。ありゃ、絶対高級ワインよ。飲みやすかったもん。
あとねー、レセプションで錦織健さんがアムロレイのモノマネしたのがすっごく面白かった!っていうかびっくりした!ご挨拶&握手させてもらったけど、錦織さんってば若いし、物腰柔らかいし、イケメソやった〜。
ところで、私が住んでいる所は、第九にゆかりのある地なのだそうです。
映画にもなった「バルトの楽園」の舞台は鳴門で、鳴門は日本で最初に第九が演奏された土地と言われています。けど、まぁ、俘虜向けの演奏であって一般市民は第九を聴いていないのです。
一般市民向けの第九の演奏が行われたのが私の住んでいる市であり、なんと、私の母校での演奏会だったと聞き及んでいます。
きっと当時から音楽を愛してやまない方々が根強くいる土地なんでしょうね。
それからアンコールで演奏した「河口(組曲 筑後川より)」は、故郷を悠々と流れる筑後川を歌った曲なのですが、これもまた故郷を愛する詩人(医師でもあるけど)の丸山豊氏が作詞をした曲です。作曲は團伊玖磨氏。
「河口」は中学生の時に散々歌いました。懐かしい気持ちになりつつ、オケ版の河口ってものすごーくかっこいいなとも思いました。
今回の定期演奏会に携わってくださった全ての方々、そして快く練習に送り出してくれた家族、私のプライベートなオケ活動に理解を示してくださった職場の方々に深く感謝いたします。