朝ドラ「花子とアン」をきちんと見ているわけではないけれど、花子さんのお友達の蓮子さんは飯塚の炭鉱王に嫁いできた人がモデルらしい、という話をずいぶん前に同僚から聞き、あれこれ調べているうちに柳原白蓮さんと伊藤伝右衛門さんにたどり着きました。
そして今から遡ることおよそ3年前。たぶん。飯塚で開催された一青窈のコンサートに行った時、一青窈さんが「飯塚に来て、炭鉱王の伊藤伝右衛門さんのおうちを見てきました」と言われたことを思い出しました。あの時は、炭鉱王?誰だ、それ。程度にしか思わなかったし、おそらくあの会場にいたと思われる飯塚の人たちもあんまり反応してなかった。そのくらいの知名度だったんです。それにしても、一青窈さんもなぜ炭鉱王の屋敷なんぞを見てみようと思ったのか…。少なくとも、飯塚=麻生御殿、ガラが悪い、、、というイメージしかなかった私には、伊藤何某などという人物は私の人生とは無関係に思えたのです。
そして月日は流れ。
朝ドラで白蓮さんも少し取り上げられ、やっとあの時の炭鉱王の屋敷の話と繋がったのです。
そして今日、ついに!旧伊藤伝右衛門邸へ行ってきました。飯塚なんて自分で運転して行ったことがなかったので、かなりドキドキ。
無事にたどり着いた伊藤伝右衛門邸、すでに観光客でごった返してまして。
白蓮さんの居室や、贅を凝らした建築様式の数々を眺めてきました。庭もすごかったー!風呂の天井の網代編みってなんだー︎とか思ったり、この欄間は一番手のかかるタイプのやつだなと思ったり、床の間の掛け軸もなんかもどえらい人物の書だったことにあとで気付いてびっくりしたり。
確かに、ついこないだまで、ここで伝右衛門さんと白蓮さんは生活をしていたのだな、と。
あなた、伝右衛門さんたら、白蓮さんのために九州初の水洗トイレを設置したり、わざわざ門司までパンを買いに行ってでも朝はパン食を取り入れたりなさったんですって。
伝右衛門さんなりに、一生懸命だったのかもしれない。伝わらなかっただけで。
ところで、成金饅頭なるものが販売されとりましたけどね、どんなシロモノなんでしょうか?
とにもかくにも、あのような貴重な建造物を保存しておられる飯塚市さん。管理が大変かとは思いますが、炭鉱の町だった飯塚の歴史を後世に語り継ぐためにも、細く長く保存していってほしいなと思いました。
庭は国指定の文化財なんだっけか?
先週は熊本の霊巌堂に行き、今週は旧伊藤伝右衛門邸へ…。歴女ってわけでもないんだけど。やはり、ホンモノを見て、ホンモノの空気を感じることは大切ですね。
posted by Deanna at 23:14|
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