2006年03月10日

The Myth/神話(2005,Hong Kong & China)at PREVIEW

成龍?ジャッキー・チェンってこう書くのね… 初めて知りました(笑)。おそらく試写会じゃなかったら見なかったであろうこの映画。仕事でかなりテンパってお疲れモードでしたが、そんなモヤモヤすら吹き飛ばしてくれるところに成龍さんのパワーを感じました。

神話
考古学者のジャック(Jackie Chan)は最近同じ夢ばかり見ていた。そこに登場する美しい女性のことが頭から離れないジャックだったが、この夢が何を意味しているのか分からなかった――。今から2200年前、秦の始皇帝が初めて中国全土を統一した時代。皇帝の信頼厚い将軍モンイー(Jackie Chan)は、隣国・朝鮮から迎える新たな妃,ユシュウ姫(キム・ヒソン)の警護を任される。最初はモンイーを警戒し心を開くことのなかったユシュウだったが、困難な旅が進むにしたがい次第にモンイーに対して許されぬ感情が芽生えていくのだった…。

 現代と過去を行ったり来たりしながら ジャックの夢の謎を解いていくお話。
 ・・・成龍さんって、いくつだっけ? いつまでスタントなしのアクションしまくるつもりなんだろう…。どこまで本気でどこからがサービスショットなのかわからないアクションシーン満載。ちょっと笑える。
 とりあえず、成龍さん一人でアクション監督も製作総指揮も兼任しちゃってるからストーリーはそっちのけで成龍さんのおいしいシーン満載。けっこう笑える。
・成龍さんは、何をしても女の助けを得ることができる。
・James Bondなら女性を口説き落とすところだろうが、成龍さんは最低限の礼儀は守る。
・武侠を重んじる成龍さん、敵の大将からも惚れられる。
・悪役が雨上がり決死隊の宮迫にみえた。
・姫を助けたはずなのに、逆に姫から助けてもらっている成龍さん。ちょっとオマヌケ。
・よくよく考えると,最後に得したのは成龍さんただ一人…?
 そんなこんなでけっこう楽しい映画でした。今後はこういう映画もちょっとずつ観ていこうかね(笑)。

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2006年01月19日

The Legend of Zorro(2005,U.S.) at PREVIEW

真っ黒クロスケだと、かっこよくみえてしまうものなんだろうか。ゾロも古畑さんも。

レジェンド・オブ・ゾロ
カリフォルニアがアメリカ合衆国31番目の州になろうとしていた1850年。それは民衆に自由と平和をもたらすことを意味していた。しかし、その是非を問う重要な住民投票を妨害しようとする勢力がいた。そこへ、黒いマスクで素顔を隠した正義のヒーロー、ゾロが登場、民衆の敵を蹴散らし投票の成功を後押しする。彼の正体はデ・ラ・ベガ邸の主、アレハンドロ(Antonio Banderas)。妻エレナ(Catherine Zeta-Jones)とは、息子ホアキン(Adrian Alonso)のためにゾロを“引退”すると約束していた彼だったが、各地の投票が終わるまではゾロを続けるとエレナに告げる。しかしそれを聞いたエレナは激怒し邸を出てしまうのだった。

 The Mask of Zorroの続編ですね。
 ありえないくらい、ベタな展開が満載。まさに娯楽映画の王道を行っているこの作品。ゾロも家族の前ではふつーの男性でした…と。そういうお話です。
 今回の立て役者は、愛馬トルネードと愛息ホアキンです。かわいいだけかと思っていたら、ホアキンくん ちゃっかり大活躍。もうパパゾロは引退して息子に跡を継がせなよって思ってしまうくらい。で。トルネードくんもいいキャラしてます。飼い主に似るんでしょうかね。飲酒に喫煙…。馬なのにぃぃぃぃぃ。

最後はお決まりのセリフで。
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2006年01月17日

Les Choristes/コーラス(2004,France)

どうも最近 音楽関連の映画を立て続けに見てしまってます…。

コーラス
戦後間もないフランスを舞台に、問題児たちが集まる寄宿舎に赴任してきた音楽教師と子どもたちとの合唱を通じた心温まる交流を描く。
 世界的指揮者のピエール・モランジュ(Jacques Perrin)は母(Marie Bunel)の葬儀のため帰郷した際、子ども時代の友人ペピノから一冊の日記を手渡される。それは彼の当時の音楽教師クレマン・マチュー(Gerard Jugnot)が遺した形見だった。1949年、フランスの片田舎。“池の底”という寄宿舎に新たに赴任してきたマチュー。そこでは、親をなくした子どもや、素行に問題ある子どもたちが集団生活をしていた。子どもたちは心に問題を抱え、校長(Francois Berleand)はそんな彼らに容赦ない体罰を繰り返していた。マチューは子どもたちに本来の純粋さ、素直さを取り戻してもらおうと、“合唱団”の結成を決意する。やがてマチューは、学校一の問題児ピエール・モランジュ(Jean-Baptiste Maunier)が素晴らしい歌声の持ち主であることを知るのだった…。

 いや〜、音楽ってホンットーにいいものですねー…って別にシベリア超特急の監督さんではないんですけど。フランス語はさっぱりわからないので 最後の方は頭痛と戦ってましたが(わからない音は私の脳では処理できないのです)。
 歌だけであそこまで問題のあった子ども達をまとめることができるのであれば、是非このような先生にうちのチビさん達を指導してもらいたい(笑)。
別に合唱にこだわらなくても「音楽が大好き」っていう共通点さえあれば、一緒に楽しい時間をすごせる。そんな小さな時間の積み重ねこそが子どもをまとめるためには必要なことで、マチュー先生はその努力を惜しまなかった。いいなぁ、こんな先生。音楽は媒介にすぎないんですよ。子どもの歌声が素晴らしいとか、ただそれだけの映画ではないんです(仮にも「コーラス」なんていうタイトルをつけておいて、歌がお粗末では話にならないでしょ?)。音楽という媒介でマチュー先生と子ども達の間にどれだけ信頼関係が築かれたか。そこをきちんと観ていくべき映画です。

フランス語でも勉強してみようか… → 人気blogランキング
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2006年01月14日

North Country/スタンドアップ(2005,U.S.)

スタンドアップ
暴力夫と別れ、2人の子どもを連れて故郷の北ミネソタの町に戻ってきたジョージー・エイムズ(Charlize Theron)。シングルマザーでなおかつ2人の子どもの父親が違うということで周囲は彼女に冷たい視線を投げかける。そんなジョージーが自分1人の手で子どもたちを養うために選んだ仕事は鉱山労働者。決して楽な仕事ではないと覚悟していたジョージー。先輩のグローリー(Frances McDormand)、グローリーの夫カイル(Sean Bean)などジョージーが心を許せる仲間もいたが、何より彼女を困惑させたのは、同僚のほとんどを占める男性たちからの露骨で悪質な嫌がらせの数々だった…。鉱山労働者として“男の職場”で悪質な嫌がらせに苦しみながらも、ついには勇気を持って立ち上がるジョージー…。

 米国で セクハラ訴訟に最初に勝訴した女性を題材にした映画。…なので、邦題は『立ち上がれ!』になっておりますが、原題は『北国』なんですね。閉鎖的な雰囲気を持った原題に対して、えらく女性の意気込みを感じてしまう邦題になっております。
 なんと言いますか、オトコって、きたねーむかっ(怒り)爆弾と思いっきり思った次第です。…私のオトコ嫌いに拍車がかかったような(笑)。何だよ、自分の仕事が奪われそうだからって性的な嫌がらせをしていいのか?それをなかったふりしちゃってていいのか?どんなにえらそうにしても、あんたら男どもは人間のクズだよ!!女性を虐めることしかできない男なんか、主夫しとけ!!弱者をいじめて楽しむなんて、そこら辺のガキと同じだ!ケツの穴 ちっちゃいんだよ、あんたら!
 男性の文句ばかりを書いておりますが、物語の本質はそこではないのです。劣悪な労働環境を改善したい と立ち上がった女性がいるからこそ、今 私達は福利厚生が(わりと)整った環境で働けるのですね。
 この映画のもう一つの軸は『家族愛』。
父親からは「うちの恥」と言われ、息子からは憎まれ…。確かにこの映画の主人公ジョージーは勘違いされやすい生き方をしている。若くして誰の子だかわからない子を出産していれば、周囲が白い目で見てしまうのは自然の流れかもしれない。それでも彼女は「自分の力で自分と子ども達を養う」という信念を持って行動する。私、彼女の信念を貫き通そうとする姿に強く感動を覚えました。
 と同時に、豆様のセリフ(ジョージーの息子・サミーへ)「君の母親は、君から憎まれていると知っていても君を見捨てたりせず、君の帰りを待ち続けてるんだ」にどわーっときちゃいました。今回の豆様、いい。かなり いい。良すぎる。こんな豆様は初めてだ。
 帰宅途中、妹からセクハラ訴訟の歴史について講議を受けました(笑)。

20年ほど前に立ち上がった女性達の勇気に乾杯バー人気blogランキング
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2005年12月18日

King Kong(2005,NZ/U.S.)

King Kong
1930年代初頭のニューヨーク。野心家で大胆不敵な映画監督カール・デナム(Jack Black)は、かつてない冒険映画を撮ろうと、誠実な脚本家ジャック・ドリスコル(Adrien Brody)と美しい女優アン・ダロウ(Naomi Watts)を加えた撮影クルーを率い危険な航海に乗り出す。やがて幻の孤島“髑髏島(Skull Island)”へと辿り着いた一行。カールはさっそく撮影を開始するが、そのさなかアンが何者かにさらわれてしまう。救出に向かったクルーたちだったが、彼らはそこで想像を絶する世界を目の当たりにするのだった…。

 オリジナル版(1933年)は100分なのに対して、PJ版は186分。長いよ!!長いって知ってて観たけど、長いよ!!!そして「ラスト9分に全てが詰まっている」などと言われた日には「だったら今までの約180分=約3時間は何だったの?そこまで長くする必要があったの?」と問いただしたくなる。3時間を返せ、とまでは言わないけれど。
 んっとねー。Lord of the Ringsの時からわかってたけど、Peter Jacksonってゲテモノ撮るのが大好きよね。今回も、次から次へとやってくれました。今回も…っていうか さらに輪をかけて迫力が増してるって言うか不気味度がUpしてるって言うか。シェロブ(蜘蛛ばーさん)の住処よりも怖いよ。
さらに、髑髏島原住民のキテレツさと言ったら、ウルク=ハイもびっくりなくらいだよ。
 船が髑髏島に着いたあたりで気が付いたんだけど(気付くの遅い?)、Andy Serkis出演してるやん!! 全く気付きませんでした。だって彼の声、「愛しいしと〜」「誕生日だからほしいのよ〜」っていう毛玉のつまったネコみたいな声しか聞いたことがないんだもん…。そしてクレジット観ててびびったんですが‘Andy Serkis as King Kong’って。Gollumに続いてKing KongもMotion Captureしちゃいましたか、サーキスおっちゃん。もうすっかりPJ組員だよ。サーキスおっちゃんを呑み込んでいく化け物さんを見ていて、ちょっと淫らな想像をしてしまいましたけどね(って別にここに書くようなことでもないですね。書いたものは消さないけどさ。色んな意味でグロいって思ったの、私だけじゃないでしょ?)。
 肝心な主役(?)のKing Kongですが、興味深いキャラですねぇ。不思議なんですよね、髑髏島って他のゲテモノとか恐竜は複数いるのにコングだけ単体。どうやって育ってきたんだろう?って思いませんか?人間が人間社会で育たないと人間らしくならないのと同じで、コングもコングのコミュニティーで育たないとコングにならないと思うのですよ。
アンがコングにダンスetcを披露するシーンがありますが、アンが「ショーは終わり!」って芸を止めた途端、コングちゃんが暴れるのです。その暴れ方といったら、欲しいものが手に入らなかったり自分の要求が通らなかった時の幼児の暴れ方そっくり。 コングちゃんの精神年齢は相当低いと見たね(あえて‘ちゃん’付けで呼んでみました)。
 自分の目的を達成するためなら手段を選ばない映画監督に象徴される エゴだらけの人間社会と「惚れた女は命を張って守るぜ」的コングちゃんのコントラストや、気味の悪い島+ゲテモノ軍団と コングちゃん&アンが二人で見る朝焼けの美しさのコントラストなどなど、見所はいっぱい。でも私はゲテモノ嫌いもうやだ〜(悲しい顔)
 確かにラスト9分にすべての答えが詰まっておりました。報われないです…。せつないです…(泣)。
が。つっこみ入れてもよかですか?
予告編で散々見たはずの、アンが岩場で「キャー」と叫ぶ映画撮影シーンは一体どこへ? というかお嬢さん、裸足で走り回ったら足の裏を怪我してしまいますよ。

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2005年12月17日

Lord of War(2005,U.S.)

Lord of War
ソビエト連邦崩壊前のウクライナに生まれ、少年時代に家族とともにアメリカに渡ったユーリー・オルロフ(Nicolas Cage)。やがてニューヨークにレストランを開いた両親を手伝い、そこで働くユーリーはある時、ギャング同士の銃撃戦を目撃する。この時彼は、食事を提供するレストランと同じように、いまの世の中では武器を必要としている人に武器を提供する仕事が求められていると気づき、弟のヴィタリー(Jared Leto)と2人で武器売買の事業を始める。危険と隣り合わせの裏社会で天性の才覚を発揮し、世界有数の武器商人へと成長していくユーリー。しかし、そんな彼にインターポールのバレンタイン刑事(Ethan Hawke)が迫ってゆく…。

 ラクダにするか、コングにするか…。散々 迷ったあげくに両方観ましたけど。え?何でラクダかって?刑事さんの目のあたり ラクダに見えませんか?
 私はイヤですよ、こんな稼業は。弟くんもにーちゃんにのこのこ付いていくなよ!むかっ(怒り)裏社会のビジネスなのでロクなことはないですし、R-15なのがよーくわかる映像満載。ショッキングでした。
 冒頭は、銃弾の山の向こうに立ってる刑事さんの映像から始まります。こいつ、「今、ざっと計算すると12人に1人が拳銃を持ってることになる。1人1丁拳銃を持つ世界にしたい」とほざきます。そんなこと言ってる時点で人間としてどうよ?と思いません?人殺しの道具ですよ。
 インターポールの銭形バレンタイン刑事は、ユーリーを24時間だけ拘束してこう言います。「あんたの命を延ばしてやってるんじゃない。あんたが売った武器で死ぬ人がいる。あんたを拘束すれば、武器を売れないから その人たちがあと24時間生きられる」と。
 さらにライバルの武器商人シメオン・ワイズ(Ian Holm)は(自分も武器商人のくせに)「武器商人が現れると戦争が長引いて困る」と言う。ユーリーがどちら側にも武器を売るせいですけど。
 合法だか違法だか、ギリギリの綱渡りをしながら武器を売り続けるユーリー。「だって、必要な人がいるんだもん」ってか。わからーん。人の命ってそんなに軽いもの?自分の息子が初めて歩いた瞬間よりもソ連崩壊の方が重要な人間なので、武器を商売道具としか考えてない&その武器でどれだけの人が死のうがどうでもいいと思っているのは明らか(だと私は思う)。『非情』とかじゃなくて、『鈍感』?
 そんな武器商人の大口顧客は、何を隠そう 某合衆国大統領でーすぴかぴか(新しい) 人殺しで商売するような大統領ですから。しょせん某合衆国ってそんな国。
さんざんエグい映像を見せつけておいて、そこに落ちるか…。皮肉がきいてて良い感じexclamation&question

ラクダさん好きなあなた、前髪がおりてる刑事さんってなかなかかわいいくて素敵でしたよ〜かわいい人気blogランキング
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2005年12月03日

Mr. and Mrs. Smith(2005,U.S.)

Mr. & Mrs.スミス
運命的な出会いの末、電撃的に結婚したスミス夫妻。しかし、この2人には互いに相手に知られたくない秘密があった。実は、Mr. Smith(Brad Pitt)は直感を頼りに修羅場をくぐり抜けてきた一流の殺し屋、一方のMrs. Smith(Angelina Jolie)も最新鋭のテクノロジーを駆使してミッションを遂行する暗殺エージェントのエースだったのだ。しかも2人は対立する組織に属していた。互いに正体を隠し結婚生活を送っていた2人だったが、ある時ついに、ミッション遂行中の現場でバッタリ出くわしてしまう。正体を知られてしまった以上、48時間以内に抹殺するのがこの世界の掟。さっそく2人は相手を始末すべく、壮絶な戦闘を開始するのだが…。

 一言で言いますと、鍛冶屋夫妻の世界一派手な夫婦喧嘩ですね。ありえねー設定にありえねー展開。まぁ、ドンパチ観てスカッとしたい人にはオススメですが、映画にきちんとした内容を求める人にはオススメしません。
 
 結婚カウンセリングのシーンから映画は始まります。お二人さん、結婚5〜6年目で倦怠期を迎えているのですね。二人とも秘密を抱えているから倦怠期なのか、秘密がなくても倦怠期に突入してたのか、それはまったくわかりませんけれども。で、あるミッションが発端でお互いに殺し合いを始めるわけですよ…。とにかく壊しまくる。あそこまで壊せるものがあるのもうらやましい限りです。殺し方にもお互いの性格がよく表れてますね〜。Mr.Smithの方はとりあえずガンガン打ちまくるのに対して、Mrs.Smithはちょいと優雅です。例えるならば、CIA(Ethan Hunt=とにかく壊しまくりながら任務を遂行する)とMI.6(James Bond=壊しまくるけど紳士的)って感じ?あれ?ちょっと違う??
 アンジー かわいいなって思ったシーンがいくつかあって。Mr.Smithが「離婚歴がある」って告白した途端にやきもち焼いて、2人そろって逃亡中なのに旦那さんを殴ってみたり。なんだよ、文句言いながらも実は好きなんだろう?って微笑ましく思ってしまうシーンです。あの2人、本気で殴り合いしたみたいですね(笑)。
 なんつーか、こいつら本音を吐き出すためには そこまで派手なシチュエーションが必要なわけ?と突っ込みたくなります。…そこまで爆発させる前に小出しにしようよ〜。夫婦喧嘩は犬も食わないって〜という映画でした。頭カラッポにして観たらスッキリするかもしれません。
 世界一派手な夫婦喧嘩を観て、夫婦仲良く過ごせる秘けつを学びましょーぴかぴか(新しい)人気blogランキング
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2005年11月22日

MISS CONGENIALITY 2: ARMED AND FABULOUS(2005,U.S.)

Miss Congenialuty 2 −デンジャラス・ビューティー2−
爆破予告の標的にされたミス・アメリカ・コンテストに潜り込み、みごと事件を解決したFBI捜査官グレイシー(Sandra Bullock)。以来すっかり有名になった彼女は、しかしそのために本来の潜入捜査に支障を来すようになり、結局FBIの顔としてPR活動に従事するよう命じられてしまう。10ヶ月後、美しく変身し、テレビ出演や自伝の出版と忙しく活躍するグレイシー。そんな彼女のもとにある日、親友のミス・アメリカであるシェリル(Heather Burns)とミスコンの司会者スタン(William Shatner)がラスベガスで何者かに誘拐されたとの情報が入る。じっとしていられないグレイシーは、彼女に敵意剥き出しの新パートナー、サム(Regina King)を巻き込み、独自の捜査を開始するが…。


 …良くも悪くも「そんなFBI捜査官がいてたまるか!」的映画。まぁ、CTUをなかば私物化している某Jack Bauerよりはマシだと思うが。
 前作も少々ハミダシ者系キャラだったグレイシーですが、今回も「仲間を助けなきゃ!」という使命感からはりきっちゃってラスベガスで大暴れ。前回に引き続き、William Shatner氏が出演していたのでとてもうれしかった。が、カーク艦長(@スタートレック)とは違っておなかはでっぱるわ、ギャンブル依存症だわでどーしよーもない男性役。でもいいの。William Shatner氏が健在ならば。どうせならラスベガスヒルトンで撮影してほしかったが…。
 適度に笑えて適度にドキドキいたします。女の子ならあこがれません?強くて美しい女性って。…また道場に通おうかなぁ。最近練習行ってないもんなぁ(ひとりごと)。

 ではみなさんで復習しましょう。もしも暴漢に襲われたら、戦い方は‘SING’です。歌え!じゃなくて。
S…Solar plexues(みぞおち)
I…Instep(足の甲)
N…Nose(はなっぱしら)
G…Groin(タマ)

以上4ケ所を攻撃いたしましょう。

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posted by Deanna at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | My Favourite Movies(H〜N) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月13日

in her SHOES(2005,U.S.)

In Her Shoes
対照的な2人の姉妹が恋に仕事に、それぞれが人生の転機を迎える姿を描く。
 周りが羨むスタイルと美貌を持ちながら、難読症というハンディキャップがコンプレックスとなっているマギー(Cameron Diaz)。マギーは定職にも就かず、ブラブラと周りにたかりながら生活している。一方姉のローズ(Toni Collette)は弁護士として成功しているものの、自分の容姿に自信が持てずにいた。ローズの家に居候していたマギーは、ある時 ローズの留守中に訪ねてきた彼女の恋人にちょっかいを出してしまい、怒ったローズに家を追い出されてしまう。どこにも行く当てのないマギーは、仕方なく亡くなった母方の祖母エラ(Shirley MacLaine)のもとを訪ね、彼女が世話役をする老人たちの施設で働かせてもらうのだが…。

 予告編ではもっとコメディタッチが強い印象がありましたが、女性…特に姉妹がいる女性にはわかるであろう姉妹感に ホロッときてしまいましたね〜。
 そりゃー、いい加減にしろよと怒鳴りたくもなりますよ。定職には就かない(就けないのか?)、家中散らかし放題、お金はネコババするしついでに男も寝取っちゃう…。そんな妹 いらんし!!知らんし!!って思うけど、妹だからかばいたくなるし、守らなきゃって姉は思うんですよ。わかるわー、その姉心。私も姉バカなので、妹が飲み会で0時過ぎに帰宅しようものなら「迎えにいくから電話しなさい!!」って怒鳴りますし、「ケーキ食べたいな〜」とつぶやいているのを聞いた日にはお気に入りのケーキ屋に連れて行ってベリー系のタルト(なければ栗系のタルト)を購入しますよ。友達と温泉に行くって言えば車だって貸しますよ。放っておけばいいのに放っておけないのよ〜。それが姉ってもんなのさ。

 この姉妹、実母は事故で亡くなっていて、継母がいます。この継母がこれまたシンデレラの継母なみに「自分の子は可愛いけど、前妻が残した子どもなんか知るもんですか」ってな感じの、イヤーな継母なんですね〜。姉妹の実父がこの継母と再婚した時期はわかりませんが、映画の中のセリフによるとマギーが6才の時に実母は事故死。日本で言うと、小学校低学年の頃に実母をなくし、おそらく母親不在で育ったわけです。で、継母はあんな感じなので実の娘ではないこの姉妹に愛情を注いでいるとは思えないし、姉妹は『母親の役割をしてくれる人』がいない環境にいたわけですね。何か(=母親の愛情)が欠けたまま育っている(ついでに言うとどうも父親も微妙に父親らしくないんだな。継母の尻に敷かれてる感じあり)ので、姉ローズは「容姿がコンプレックス」と言いながら愛情の求め方があんまりわかってないし、妹マギーは穴埋め的に誰かれかまわず手を出しますみたいな感じになってしまったのかな?と思います。二人は対照的に見えるけど、根本的に求めているものは同じなんです。
 
 ひょんなことから自分の祖母の存在を知るマギー。祖母と暮らしているマギーは、成人しているとは言え祖母から『育てなおし』されているような雰囲気すらありました。根が素直そうな子なので、反抗することもなくいつの間にかいい子になってましたけど(実際に育てなおしをしようと思ったら、そんなに簡単ではないですよ)。姉妹が祖母から自分達の母親の話を聞くシーンはとても重要なシーンだと思います。誰も教えてくれなかった自分達のルーツ。母親不在で誰にも頼れなかったら、姉妹の結束は一般的な姉妹の結束よりも固くなりますが、ルーツを知ることで姉妹の絆は一層深まったのでは?
 一般的に、両親がいるから子どもがいるんです。でもその子どもが自分の両親を知らなかったとしたら?知っていても何年も会えなかったとしたら?きっとルーツ探しをするはずです。自分は何者なのか、どうして生まれてきたのか。それを知っているのは親だけだから。まぁ、「自分は何者なのか」に対する答えは他にも何通りもありますが、ルーツ探しで手っ取り早いのは親探しだからね。

 先日のElizabethtownは家族愛<恋愛でしたが、In Her Shoesは家族愛>恋愛って感じかな。家族愛と恋愛のバランスも描き方も良かったように思います。蛇足ですが、サイモン(姉の婚約者)がプリウス乗ってました。心に何か残る映画を観たいのであれば、ElizabethtownよりもIn Her Shoesを私は薦めたい。

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2005年11月05日

The Hitchhiker's Guide to the Galaxy(2005,U.S./U.K.)

The Hitchhiler's Guide to the Galaxy
ある日突然、地球の上空に無数の宇宙船が出現した。なんと、運悪く地球が太陽系を通る銀河バイパスの建設用地に位置していたために、爆破されることになってしまったのだった。そしてあまりにもあっけなく我らが地球は消滅してしまう。運命のイタズラか、冴えない英国人アーサー・デント(Martin Freeman)だけが地球人としてただ一人生き延びることに。彼を助けたのは15年来の親友フォード(Mos Def)。実は、彼は宇宙でのサバイバルを指南する銀河系最大のベストセラー『銀河ヒッチハイク・ガイド』の編集を務める異星人だった。こうしてアーサーは、ガイドブックを頼りに、広大な宇宙をアテもなく旅するハメになるのだが…。

 実はこれ、一番観たいと思っていたSci-Fi Movieだったりするんですね〜。友人(英国人)から「絶対 面白いって!」とめっちゃくちゃ太鼓判を押されていて、早く観たかったのですが 日本公開から2ヵ月、ようやく九州にも上陸してくれました。
 
 まぁ この手の映画が好きな人は好きでしょうが、Sci-Fiは好き嫌いが別れるでしょうから、敢えてオススメはしません。はっきり言って、万人受けする作品ではないと思います。が、私は好きでした。
いきなり地球が破壊されちゃうし〜。妙な宇宙生物(ちょいグロい) 出てくるし〜。すんげー冴えない男(イメージ的に秋葉原系)がヒッチハイクするし〜。「そんなん あるかいっ!」って感じの宇宙創造物語。「そんなん あるかい!」と思いつつ、そういう宇宙創造があっても面白いな〜と許せてしまう。
 オープニングからちょいと予想を裏切られてしまい、「あいた〜どんっ(衝撃)」と思わずにはいられないモバQ
 英国俳優てんこもり出演中。いつも憂鬱な気分でしかたがないロボット・Marvinの声はあのAlan Rickman氏(Harry Potterのスネイプ先生)でしたが、彼のヴェルヴェット・ヴォイスはいつ聞いてもふにゃ〜ってなっちゃいますね。「どうせ僕の言うことなんて誰も聞いてくれないと思うけど…」「どうせ僕なんか…」というMarvinの口癖は、「ハリー 憎し爆弾」といつも声を荒げているアブラギッシュ・ヘアーのスネイプ先生の時とは違って 哀愁が漂ってました。
私はあの宇宙船にはあんまり乗りたくないですけどね。扉をあける度に扉がため息をつくのよ。そしていつも愚痴を言うロボットが乗ってるし。いい環境とは言えませんなぁ。
 で、この映画はBritish Joke満載らしいのですが、何がJokeなのかはよくわかりませんでした。とにかく「そんなん あるかい!」と。いかなる時も紅茶(しかも決まってMilk Tea)を飲みたがるあたりが英国人ならではなのか?おかげで私も紅茶を飲みたくなった。英国と日本ではミルクティーのいれ方が違うって知ってました?
The Answer to The Ultimate Question Of Life, the Universe, and Everything is 42.

宇宙の定義なんてないのよ。つまり、人間はちっぽけな存在ってことね。

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2005年07月27日

THE ISLAND(2005,U.S.)

 やっと観てきました。Ewan McGregor様主演の
THE ISLAND
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 予告編の段階で半分くらいネタバレしているようなもので(クローンだの 施設(?)から逃げるだの…)、あんまり細かいことを気にしなければ観て楽しめる。そんな感じの映画でした。なんてったって監督がマイケル・ベイだからね〜。
 まぁ、ネタバレしてたので前半は観てて「ん〜。かったるいね〜ふらふら」って感じ。筋書きわかってんのに、なんでそんなにダラダラと…。と思わずにはいられません。そしてやや生臭い。グロテスク。うってかわって後半はマイケル・ベイお得意のドンパチ系に転換。次から次へとアクションシーンが続き、「そんなんで生きてる方がありえんだろう」という状況で主役2人は助かっている。いや、だからね、細かいことを気にしなければ楽しめるんですって。

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Ewan McGregorが2人出てきて(1人はクローン、もう1人は人間)、人間の方は「僕はスコットランド出身」とスコットランド訛りで話し、クローンはクローン施設内で育っているのでアメリカ訛りで喋るのね。このシーンは笑えたな。ついでに言うと、ちょっとスタートレックネタがあるシーンで使われていたので嬉しかった(でもどういう脈略で使われていたのかイマイチ掴めなかったのよね。突然カーク艦長が… とか字幕が出てきたから、はぁ?って思ったの)。スタートレックネタと言えば、ヴォイジャーシリーズのニーリックスさん、出演なさってましたよ。人間バージョンだったからちっとも気付かなかったけどね。クレジット観てて気付いたよ。ごめんね、ニーリックス。

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そうだ、(日本では)悪役として名高いショーン豆(Sean Bean)様も出演なさってました。今回も悪役と言えば悪役。でも、見方を変えると『人のために何かをしようと思って、科学の究極を極めたキレる男』って感じかな。Ewan&Seanの2大英国スターのぶつかり合いはなんとも言えずワクワクいたしました。

 シリアスな話になりますが、要するにこれはクローン技術を使って延命するという人間のエゴを描いた物語だと思います。命の重さって、どうやって誰が測るのでしょう?‘The Lord of the Rings’でガンダルフがフロドにこう言います。「生きていてほしい者が死に、死に値する者が生き延びる。お前は死者に命を与えられるのか?軽々しく生死の判断をしてはならん」と(in English;Many that live deserve death, and some that die deserve life. Can you give it to them, Frodo? Do not be too eager to deal out death in judgement. )。
 人はいつか死ぬ運命にあるのだし、命を商売道具にするなんてのはちょっとイヤな感じがしますね。人のクローンを作るのは倫理上問題が多いから禁止されているはずですけど、近い将来 現実に起こりそうな話だなぁ…と微妙に怖くなったのでした。っていうかさ、あのエンディングでいいわけ?あれ、絶対新たな問題が発生すると思わない?


 この夏 3作品(SW、The Island、Robots)に出演なさっているEwan McGregor様ですが、童顔に見えてすでに既婚者。そして良きパパ。笑顔がなんとも言えずかわいいよな、Ewan。ところで皆さん「Ewan McGregorの代表作って何?」って聞かれたらどの作品を選びますか?微妙にいわゆる『超大作!』と言われる作品にはあんまり顔を出してないし(SWは超大作ですかね、やっぱり)、これといって代表作!って言えるような物もないような…。そんなイメージのあるEwanですが(来日しないせいかもね)、私は『ムーラン ルージュ』でYour Songを歌っているEwanが一番好きです揺れるハート
 えーと、マイケル・ベイ監督は「日本が大好きだ〜」などとインタビューで答えておきながら、「好きな日本の俳優または女優はいますか?」と聞かれ「チャン・ツィーイー」と答えたそうだ。そりゃ中国人だぞ!オペレッタ狸御殿でも観たのか、マイケル・ベイexclamation&question

 ☆気になったこと;VFXね、Dream WorksとILMがやってたでしょ?でもエンドクレジット観てたらLUCAS FILMって出てきてたような…。ILMとLUCAS FILMは相容れるものなんですか?かたやスピルバーグ,かたやルーカスですよ。

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posted by Deanna at 17:35| Comment(78) | TrackBack(144) | My Favourite Movies(H〜N) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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