2016年07月13日

Independence Day Resurgence

誰も続編なんか待ち望んでいなかった「独立記念日」というB級映画。
前回は、「好きな役者(知らないだろうけど、スタートレックのデータ少佐役の人)が出てる」っていうだけで映画館に見に行きました。。
あらすじは、こう。
エイリアンが地球を侵略しに来た → 頑張って攻撃したけど太刀打ちできない → エリア51で捕まえたエイリアンを研究している博士(これがデータ少佐)登場 → 他にもいろいろ登場 → よくわかんないけど「7月4日だし。今日はアメリカだけじゃなくて、世界の独立記念日だ!By大統領」 → 総攻撃 → 勝った!
なんの脈略もない、「は?そんなすごいテクノロジーを持ったエイリアンに対して、そんな攻撃で勝てるの?」という展開。でも勝った。すげーな、人類。
そんなB級のにおいがぷんぷん漂っていたけれど、なぜか今回もデータ少佐が出てるらしく。
そりゃー、見るしかあるまい。
だってさ、データ少佐、スタートレックの映画版で死んじゃったからね。
彼を映画で見ようと思ったら、こんなB級しかないやん。

で、今回のあらすじ。
またもやエイリアンが地球侵略!前回よりも強くなってる!
20年経って、宇宙テクノロジーは進歩させた人類。でも敵はもっと強かった!!絶対絶命!!

これまた、B級。
なにって、中国市場を気にしてやたらチャイニーズに媚を売るようなキャスティングしてるのと、宇宙テクノロジーは進歩してるのに、自動車は前時代のままっていうアンバランスさ。
もうね、これね、CGでしかできない破壊の限りを尽くすための映画だと思ってみたほうがいいよ。
人類としてどうあるべきかとか、そんな信念なんかなーんもない。からっぽな映画。
よかったところは、データ少佐がちゃんと生きてたことと、偏屈博士っぷりがスン博士(データ少佐の産みの親)を彷彿とさせて懐かしかったこと。データ少佐がわからない人には「変なおっさん」くらいにしか見えないだろうけど。
それにしても、あの宇宙人は何しに地球に来よるんですかね?
地球の資源を奪いに来たっちゅー設定みたいだけど、あんなテクノロジー持ってるんだったら、自分で資源を再合成するくらいのテクノロジーくらいありそうやけどね。
科学技術だけ発展させて、道徳心が向上しない宇宙人っているのかな・・・
あの宇宙人の思考がいまいちわからないまま、今回も終了したのでした。
それにしても、あの宇宙人を見るたびに、タコやイカを食べるのが嫌になる・・。
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2015年09月12日

Kingsman

Kingsman
そんな映画があるなんて、数時間前まで知らなかった。
でも知ってしまったからには、大好きなコリン・ファースご出演と知ってしまったからには、公開初日に観させていただきます︎

ってなわけで、昨夜、仕事もそこそこに映画館へ。

私がその時点で得ていた前情報は、「コリンがスパイ役で、いろいろぶっ放してしまってる」といった内容。ずいぶん要約しちゃってるけど。

まー、映画が始まると、コリンがスーツ着たままサラッと闘ってしまったり、傘だの万年筆だのライターだの初期のジェームス・ボンドか!的な小物だったり、何が最新で何がアンティークなのかわからないほどに融合された世界が目の前に。
いろいろ突っ込みたくもなる内容もあったし、イギリスのブラックジョークについていけない部分もあったけど、「コリンのスーツに萌えた」の一言に尽きます。

ネタ的にはスパイ集団のコードネームが円卓の騎士の騎士達の名前だったり(なので、スパイ集団を率いる人物の名前はアーサー)、スパイの本拠地がロンドンの高級ブティックが並ぶ通りだったり(どうも、ジェームス・ボンドご用達のテイラーもその通りにあるらしい)、小ネタがわかればわかるほどおもしろく観れるのかも。
新人スパイ育成のシーンで仔犬が出てきて、仔犬の名前はJBだったんだけど、James Bondかと思いきやそうではなく。
Jason Bournでもなく、まさかのJack Bauerの頭文字でした(・・;)
そんなくだらないネタも詰め込んであります。

どこまでマジメに見ればいいのかわからないのが英国映画。何も考えずに見ればいいんじゃなかろうか。
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2015年08月09日

Mission Impossible : Rogue Nation

トム兄さんのPVと化してしまったスパイ大作戦シリーズももう何作目なんだろうか。…5作目?
今回も、飛行機に飛び乗りーの、潜水しーのとあれこれ身体を張っているトム兄さん。予告でやたらと流れる飛行機にしがみついてるシーンね、あれ、序の口なのね。

ところで、久しぶりに一作目を見直してみたところ、「この任務で生き残ったお前は組織の裏切り者だ」と急に裏切り者認定されてました。4作目でもロシアに潜入してたりなんたりでほとんど存在しない者扱いされ…今作も「IMFなんかもう必要ないから解体しちゃうね」と意地悪なCIAから宣言され、国家という後ろ盾がないまま謎のシンジケートを追うという展開。
ここまでくると、トム兄さんの雇い主が一体誰なのかすらわからなくなってくる。
ていうか、雇い主であるはずの国家から「あんた、裏切り者でしょ?」と毎度毎度言われ続けているのに、それでもスパイ稼業をやめないトム兄さんって律儀だと思うよ。

そんなこんなで、ぶっちゃけ、米国のアクション映画なんて何の哲学もないんだろうし、むしろ国家機密の探り合いよりもトム兄さんのアクションを楽しむための映画なんだし、ストーリーなんてこれっぽっちも覚えてません。
でも、英国が絡んでたので(地下鉄の駅とか、国会議事堂とか出てきてました)、そこだけは楽しく拝見しました。

英国といえば、英国のスパイ代表007。
12月に新作映画公開される予定らしい。
前作スカイフォールで“The dead city”ってのが出てきてましたが、そのモデルとなった島、長崎県の端島(軍艦島)なんですって。今日、軍艦島ツアーで軍艦島に行ってきたんだけど、ガイドさんがそんな風に説明してくれました。
毎回思うけど、米国のスパイはやりっ放し。英国のスパイは女王陛下のためっていう忠誠心があるから、それなりに紳士的。

今回のトム兄さんの映画は、相変わらずのPVっぷりではあるけれど、ストレス解消になるえいがだとは思います。
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2015年03月15日

The Imitation Game

大好きな英国人俳優 Benedict Cumberbatch主演の映画“The Imitation Game”を観てきました。
私の地元の映画館ではなぜか上映されておらず、1時間弱ドライブしたところにある映画館で鑑賞。日曜日のお昼間だったのでお子様連れのご家族が多かったですが、私がみた映画に関しては落ち着いた環境で鑑賞できました。

第2次世界大戦下の1939年イギリス、若き天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)はドイツ軍の暗号エニグマを解読するチームの一員となる。高慢で不器用な彼は暗号解読をゲーム感覚で捉え、仲間から孤立して作業に没頭していたが、やがて理解者が現れその目的は人命を救うことに変化していく。いつしか一丸となったチームは、思わぬきっかけでエニグマを解き明かすが……。


天才と狂気は紙一重。
天才は孤独と友達。
そんなことを思いながら観てました。
それにしてもベネディクト、シャーロックとか(スタートレックの)カーンとか、「誰からの理解してもらえないけど自分の正義を貫こうとする」役が似合うのね。

同性愛が犯罪だった時代があって、マイノリティの人たちが迫害されながらも人権を訴え続けて、そして同性の婚姻が認められつつある世の中に変わろうとしている。
おそらく、今は同性愛者がマイノリティだけれども、彼らが人権を勝ち取った後、また予測もつかない形でマイノリティの方たちが現れるのだろうと思う。いろんな人の意見や価値観をお互いに尊重しながら生きていくって、簡単なようで難しい。人類にとっての永遠の課題なのかもしれない。

良い映画でした。
できればもう一度みたいくらい。
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2015年01月19日

Hobbit The Battle of the Five Armies

ようやく時間を作ることができて、ホビットの3作目を観ることができました。…とは言え、前作までをあんまり覚えてないっていうか。ざっくり言うと、竜に棲処(エレボール)を奪われたドワーフさんたちがビルボの助けを借りてエレボールを奪い返しに行くっていう話で(たぶん。)、前作はその無敵っぽい竜との闘いでずいぶん引っ張ったわけ。原作にはいない女性のエルフさんまで登場させて、ドワーフの坊ちゃんとのラブを入れてくるあたり、ピーター・ジャクソンの趣味てんこもり。
さて、今回は。
あんだけ引っ張った竜退治、始まって10分くらいで終了!
え?もう終わり?
前回、あそこまで引っ張ったのに?
竜が空からでーんって地面に堕ちたところでタイトルが出るもんだから、
え?竜退治は前座?
みたいな感覚に陥りつつ、延々と続くバトルシーンを見続ける。

誰が日本語のタイトルつけたか知らんけど、何が決戦の行方やねん。原語では、5種族の戦いやねん。
で、5種族って…
どれとどれ?
ドワーフ、エルフ、人間(?)、オーク、、、、、、、残りはホビット?それともイスタリ?
あぁ、やはり、予習すべきでした。
でもさぁ、切ないよね。
頑張ってエレボールを取り戻したトーリン。戦って命を落とすのよね。
ドワーフ族は誰がまとめていったのかしら??
でね、でね。
1番よくわからんかったのが、その5種族の戦いが始まるって時に、地底から巨大ミミズがドーンって出てくるの。
…出てきただけで終了。
なんでやねん!
ピーター・ジャクソンが大好きで得意なゲテモノやん!なんでもっと活躍させんの?もしや、カットしちゃった?

ほとんどセリフなんかないまま(あっても人の名前を叫んでるだけだったりする)、延々と続くバトルシーン。
例によって、ガンダルフの爺さんが「希望はまだついえてはおらぬ」的なことを呟きます。
このお爺さん、かなりのお年と思われますが、老体に鞭打って前線に立って戦ってくださるので、私は大好きでございます。
レゴラスは、落ちていく岩をひょいひょいとよじ登って敵を倒すという、これまた素晴らしい離れ業を披露。
ビルボも石ころを投げて敵を倒すという、ホビットとして正攻法な戦法を見せてくれます(ここ、見所だと思う)。

何にせよ、最後、ホビット庄に戻ったときののんびりした雰囲気。たまりません。わたくし、老後はホビット庄に行きたい。
で、エンドクレジット。大好きなBilly Boydの歌声が流れます。マジ泣き。わかんない人のために言うと、ピピン役だった俳優さんね、スコットランド出身の。

中つ国の、懐かしい雰囲気に浸れてよかった。
ありがとう、ピーター・ジャクソン監督。
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2010年03月26日

アンソニーはキャンディキャンディに出てたよ

こないだ,「水曜日だから」というわけのわからない理由で映画館に行って,特に前情報もなく 映画館の入り口にでっかい看板があったからという理由だけで“NINE”を鑑賞。
監督はロブ・マーシャル。『シカゴ』の監督だと言えば「あぁ,あれね」と思う人もいるだろうけど,実は『SAYURI』の監督でもある。シカゴは好きだけどSAYURIは大嫌いだ。あんな品のない芸者がどこの世界にいるのか聞いてみたい。芸者さん的には品がないダンスも,ミュージカルになればかっこよく見える。そういうのを撮るのがうまい監督なんだろうね。

待望の新作「ITALIA」が撮影開始目前の世界的な映画監督グイド。ところが、脚本は未だ完成せず、頭の中も白紙状態。それでも周囲では準備が着々と進み、制作発表の記者会見はどうにか乗り切ったものの、いよいよプレッシャーは限界を超えてしまう。愛する女性たちに慰めを求めるも、罪悪感でさらに追いつめられ、ついには混乱の中で幻想の世界に逃避してしまうグイドだったが…。

なんていうか,自堕落で身勝手なオトコの話よ。観ててイライラしたけどね。
元々 ブロードウェイミュージカルってだけあって,音楽は聴いてて楽しかった。
あとは豪華出演陣が話題になってたけど,ジュディ・デンチが歌って踊ってたのが怖かった〜(泣)。ソフィア・ローレンなんて化け物だぁ(泣)。さすがに踊ってはなかったけど…。二コール・キッドマンなんておまけ出演じゃないのよ(怒)。

映画の最後に「アンソニー・ミンゲラに捧ぐ」って出てたから,「この映画のモデルになった監督さんかしら?」などと思っていたら,なんとまぁ,脚本家だったそうな。どこかで聞いた名前だと思って調べてみたら,「愛を読むひと」「イングリッシュ・ペイシェント」「こわれゆく世界の中で」「フィクサー」「コールドマウンテン」などなど,あたしこの人の作品けっこう観てるわ〜と思ったのでした。
で,彼に「アンソニー・ミンゲラって誰?」って映画鑑賞直後に訊ねたら,「アンソニーはキャンディキャンディに出てたよ」って…。
そばかすなんて気にしない女の子だよね,キャンディって。


ところで,昨日は久しぶりに熊本の教会に行きました。帰ってきて知ったのですが,熊本ではけっこうな大捕り物があってたようで。しかも私がのんきにカレーなんか食べてた時間に。
何でも,無言で110番通報があって,DV被害登録してる女性からだったとかで,女性救出のためにパトカー20台にヘリまで出動。熊本県警,ヒマなんだろうなぁ。…ってそういう問題じゃないか。
posted by Deanna at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | My Favourite Movies(H〜N) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

The Lovely Bones(2009,US/UK/NZ)

Peter Jackson監督最新作 ラブリーボーン

優しい両親とかわいい妹弟に囲まれ、楽しく幸せな毎日を送っていた14歳の少女、スージー・サーモン。初恋の予感に胸をときめかせていたある冬の日、彼女は近所の男に無慈悲に殺されてしまう。最初は自分が死んだことにも気づかなかったスージーだが、やがて天国の入り口に辿り着く。そんな中、犯人は警察の捜査を切り抜け、平然と日常生活を送っている。一方、愛する娘を失った家族は深い悲しみに暮れていた。やがて、父親は残された家族を顧みず犯人探しに妄執し、自責の念に苛まれていた母親はそんな夫に耐えられずに、ついに家を出てしまう。バラバラになっていく家族を、ただ見守ることしかできないスージーだったが…。


久しぶりに書くな,映画レビュー。

あの世とこの世の間で揺れ動いてるスージーが,犯人探しに一役買うお話かと思っていたのだけど。ぜーんぜん違う〜。
んで。自分の映画にはカメオ出演するのが趣味のPJ。今回も,フィルムの現像を取りに行ったパパの後ろにこっそり映っていたらしい(爆)。
さらに,ご自分の映画の宣伝も忘れないPJ。本屋のシーンで,“J.R.R.トールキン 指輪物語”のポスターがでかでかと貼ってありました。

この映画ね,ありとあらゆる賞レースで 犯人役のスタンリー・トゥッチさんがノミネートされたり最優秀助演男優賞を受賞してたりするんだけどさ〜。怖いんだよ,このおっさん。少女趣味のくせにそれを隠した感じ…。あたし,昨日の帰り道 車に乗っていたにもかかわらず,「知らないおぢちゃんに付いて行ったらダメだ」「夜の一人歩きは危険だ」ってビクビクしてました(汗)。
PJ監督にしてはファンタジックな要素がたっぷり(でもPJの少女趣味は全開)だと思ってたんだけど,やっぱりさぁ,この人 スプラッタというかグロテスクというか,そういうのが好きなんだよね〜。殺人そのもののシーンはないけど,殺害される恐怖感をあーゆー映像で表現するところが…。もうPJ,あんたにしかできないよ。
あと,スージーのキテレツばあちゃん役のスーザン・サランドン。デッドマン・ウォーキングの時とえらい違うやないですか!!! びっくりしましたよぉぉぉぉ。

『喪失感』を別の視点から見たらこうなるのか〜,と。そんな感じです。はい。うちのばあさんもあのあたりでこっちを見てるんだろうかとかちょっと想像してしまったけど…。


次は『Dr.パルナサスの鏡』でも観ようかと思っていたのだけど,監督がテリー・ギリアムと聞いてちょっと迷っているところ。あの監督とは相性が悪い。ブラザーグリムあたりから。
でもなぁ。ジョニデ出演してるんだよな。ヒース・レジャーの遺作なんだよな。う〜ん。悩む…。
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2008年02月27日

LUST, CAUTION

日本語にすると『欲望注意』。Rー18指定、トニー・レオン主演、アン・リー監督の話題(?)作です。ベネチア映画祭で金獅子賞を獲得したんだっけ?アン・リーと言えば、数年前の『ブロークバック・マウンテン』でも話題になってました。どうして、こう、アン・リーの作品は人間の極限の姿をまざまざと見せつけるんでしょうかね。

 『欲望注意』は、第二次世界大戦下の上海が舞台。政府要人と女スパイの禁断の愛の物語(らしい)。
スパイは政府要人の命を助け、政府要人は仕事に徹してスパイを処刑する。政府要人がスパイに「君を信じている」と言ったのはウソだったのか。
…映画鑑賞後、彼らの間にあったはずの2人だけの空気が何だったのか、何時間も考えましたが、答えがでません。
 それにしても、トニー・レオンって目で語るよね…。



 夜は、オケの合奏に行きました。メインの4楽章、一番苦手だなぁ。きっちり弾けずにいつも落ちちゃう。

 帰宅前に映画館に寄って、レイトで『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』を観てきました。『卒業』で花嫁を奪い、『クレイマー、クレイマー』で息子の親権を争い、『レインマン』で爪楊枝の本数を一瞬にして数えていたダスティン・ホフマンも、“引退して次に譲る”役をする年齢になりました。彼が「役目は終わった」と“消え”た時、同じようなセリフを残して西の国へ渡っていったガンダルフを思い出しました。
 思い出したので書いておく。
TOHO Cinemasで流れている10th アニバーサリーのCM、間違ってる。LotRは「指輪を探す旅」ではなくて「指輪を捨てにいく旅」ですよ爆弾 訂正してよね!


 帰宅後は本日のおさらいで、シューマンの交響曲第1番『春』を聴きました。2楽章を聴いていて、初めて涙が出ました。自然と出てきたんです。うまく説明できないけど、『春』なのにどこか陰のある、流れるようなメロディーの間に垣間見えるよどみを、私のどこかの感覚が捉えたんです。シューマンの何かと私の何かがシンクロしたというか(思い込みだけど…)。
本番10日前にして、ようやくシューマンの1番を好きになりました。シューマンと少しだけお話できた気分です。
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2007年10月04日

The Kingdom

 職場の後輩くんにエスコートさせて、『キングダム/見えない敵』の試写会に行ってきました。
 映画は、サウジの石油利権に例によって米国がからんで、どーゆー情勢なんだかよくわかんないまんま、とりあえずまたFBIが正義をふりかざしてサウジに潜入してテロリストを撲滅したかと思いきや、憎しみの連鎖を示唆して終わるという後味がいいんだか悪いんだかわかんない内容。
 エスコートしてくれた後輩くんはいつもならがっつりごはんを食べるのに、今日に限って「銃撃戦観てたら気分悪くなりました。あっさりしたものを食べたいです」と弱音を吐き、しかたないので豆腐料理のお店で食事してきました。美味でした☆


 なぜかそのまま後輩くんと夜景スポットまでドライブに行き、リフレッシュして帰宅。あたしの質問に質問で返すところがセラピストだよね、って突っ込み入れたらはははって笑ってた(笑)。なんでもない話をポツリポツリとして、あ、そーゆーことかって自分で整理して。
 今日の17時半ごろ陸上の練習が終わったキッズと見上げた雲一つない夕焼け寸前の青空のように、すっきりした気分になりました。最近何でもないことにいちいち反応してイライラしてたから。やっと日常に戻れそう。
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2007年09月26日

No Reservations

『幸せのレシピ』の試写会に行ってきました。座席が嫌いなクレアの映画館で観てきました。

ニューヨークでも1、2の人気を誇るマンハッタンの高級レストラン“22ブリーカー”。そんな店の評判を支えているのが、超一流の腕前と妥協のない仕事ぶりで知られる女料理長のケイト。しかし、完璧主義が過ぎて独善的なところもあり、時には客と喧嘩してしまうことも。そんなある日、たった一人の肉親だった姉が事故で亡くなり、ケイトは遺された9歳の姪ゾーイを引き取り一緒に暮らすことに。子どもとの接し方が分からず、なかなか心を開いてくれないゾーイに苦悩するケイト。おまけに、仕事場には彼女の知らないうちに陽気なシェフ、ニックが副料理長として新たに加わり、彼女の聖域を自由奔放に侵し始め、ケイトの苛立ちは募るばかりだったが…。


 どう考えても共感してしまう部分やどこかしら似通ってる部分の多い主人公のストーリーを、一番誘ってはいけない人と一緒に観てきたような気がします。

 映画の中でイタリアオペラの曲がガンガン流れてました。しかも、パヴァロッティ(確認済み)。パヴァロッティの方が気になって、ストーリーに集中できなくなってきて、聞き逃したセリフ多数。字幕も読んでなかったし。「乾杯の歌(ヴェルディ)」「誰も寝てはならぬ(プッチーニ)」「ある晴れた日に(プッチーニ)」あたりが流れておりました。有名どころざんす。
 でもまぁ、キャリアウーマンなんだろうけど、けっこう周りに助けられてるし、いい環境なんじゃないの?うらやましい。自分の聖域をぶち壊されて、怒ってたわりにはわりとすんなり変化を受け入れちゃってるあたりが微妙に共感し辛いかな、とは思ったけど。
 守りに入るのも大切だけど、何かを壊さないと新しいものは作れないよ。
 書いてることが支離滅裂。
posted by Deanna at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | My Favourite Movies(H〜N) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月01日

Notes on a Scandal(2006,U.K.)

 宿直明けで眠かったけど、しかもオケの練習に行ったあとで疲れてたけど、どうしても観たかったので街の映画館に行って「あるスキャンダルの覚え書き」を観てきました。ほら、映画の日だし。1000円だし。この映画のあと、シネコンに戻って「魔笛」も観ました。だって、映画の日だし。

おもに労働者階級の子供たちが通うロンドン郊外にあるセントジョージ総合中等学校。ここで歴史を教えるベテラン教師のバーバラ(Judi Dench)は、厳格すぎるゆえに生徒ばかりか同僚教師たちからも疎まれる孤独な存在だった。そんなある日、美貌の美術教師シーバ(Cate Blanchett)が赴任してくる。彼女との間にならば友情が築けると確信したバーバラは、以来シーバを秘かに観察し、それを日記に書き留めていく。そして、ある出来事をきっかけにシーバと親しくなったバーバラは、上流階級の幸せそうな家庭生活にシニカルな感情を抱きながらもシーバとの友情に喜びを感じていた。ところがある時バーバラは、シーバと男子生徒の情事の現場を目撃してしまう…。


 とにかく、こわいんだって。ジュディ・デンチもケイト・ブランシェットも。
 ジュディ演じるバーバラさんは、あきらかに同性愛の気がありますが、それを「友情です」と言ってはばからず、あげくに彼女が思うところの「友情」を押し付けはじめる。こわいっつの。押し付けが始まると、ウザい…っていうか、そんな婆さんに押し付けられても困る…。
 ケイト演じるシーバのショタコンより、バーバラさんのねちっこい「条件付きの愛情(友情?)」と、細かいことでも日記にねちっこく書く性格の不気味さのほうがよっぽどスキャンダルじゃないのか?人のスキャンダルに首つっこんでたら、自分がスキャンダルまみれでした〜みたいな。
 不倫した妻をなじりながら「なぜ頼ってくれなかった?僕はいつでもそばにいたのに」と言っているビル・ナイも切なかったなぁ。
 一番こわかったのは、ジュディの入浴シーンだった。そんなサービスショット、いらない(苦笑)。なんて言うか、英国産だから、そういうところは、ゆる〜い映画。
 ケイトの年下に溺れていく狂気と、一難去った後に何事もなかったかのように家に帰って行った時のあのさっぱりした表情の違いに、「不倫って、結局 戻る場所があるからできるんだよなぁ」とアホみたいなことを思ったのでした。
 

 たいした感想を述べているわけではありません。観ましたよ、って、ただそれだけ。

 「魔笛」はねぇ。面白かったけど、舞台の時代設定が変わっていたので、「モーツァルトの時代に飛行機は飛んでないぞ!」と冒頭ですでにパニックになり、混乱したまま前半終了。後半、なんとか話についていきました。予想通りのハッピーエンドでした。さすが、モーツァルトの歌劇だけあって、どこまでブラックジョークなのかわからない。これは悲劇か?喜劇か?コメディらしいけどね、魔笛って。
 それにしても、何ですかね、あのお墓の日本人名の多さは。「序曲」をエンドロールに持ってくるのは微妙に許せませんでした。
 やっぱ、オペラはオペラで見なきゃだめなのかな?映画「魔笛」を2時間半ぶっ続けで観て、オペラの休憩が30分ある意味がなんとなくわかりました。あんなもん、休憩なしで観たら脳みそがどうにかなりますがな。
posted by Deanna at 23:47| Comment(1) | TrackBack(0) | My Favourite Movies(H〜N) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月15日

Harry Potter and the Order of the Phoenix(2007,U.K./U.S.)

先行上映で鑑賞。
ハリーポッターと不死鳥の騎士団
ホグワーツ魔法学校の5年生に進級したハリーはある日、人間界で魔法を使ってしまい、魔法界を追放されかねない立場に追い込まれる。ヴォルデモート卿の復活が起因と証言したダンブルドア校長のおかげで処罰を免れたハリー。しかし、魔法省は、ダンブルドアは魔法大臣の地位を横取りするために嘘の証言をしたと勘ぐり、防衛術を教える女教師を学校全体の監視役として送り込んでくるのだった。一方、ヴォルデモートは仲間を集め、ハリーたちを陥れようと暗躍し始める。その兆しを誰よりも早く察知していたハリーは、ロンやハーマイオニーたちと秘かに“ダンブルドア軍団”を結成するが…。

 映像化するとこんな感じなんだな、と思いながら鑑賞。面白くないわけではない。でも、どこかしら不満。ものすごーく脳内補完しながら鑑賞しないと、どうにもこうにも展開が早すぎて(膨大な量を2時間半に収めるんだから仕方ないけど)、キャラクターの感情の変化についていけない。
 聖マンゴ魔法疾患病院のシーンとか、クィディッチとか、端折られまくり。魔法省とホグワーツ(というか、ファッジ大臣とダンブルドア校長)の確執とか、ウィーズリー家のパーシーが実は家族と縁を切ったような状態になっちゃってることとか、予言の内容とか、入り切れていない情報も多数。

 まぁ、スネイプ先生は健在でしたわね。ハリーとの閉心術の訓練のシーンはもっと長くしてほしかったわ。スネイプ先生(というか、Alan Rickman)が杖をかまえた姿が素敵すぎて。
最近は、ハリーをいじめるというよりはハリーやロンとコントをやっている感じだったので、いかにも「我が輩は〜」的な雰囲気で教授やってるスネイプ先生のお姿を拝見できて、たいそう嬉しゅうございました。
 スネイプ先生の学生時代、ハリーのパパ達の学生時代のエピソードが少しだけ映像化されてました。やっぱ、ハリーパパは性格悪いですよ。スネイプいじめて楽しんでるんですよ。最低ですよ。パパはリリー(ハリーママ)に嫌われたくなくて、いじめをやめたそうですけれど。
 あと、ハリーのキスシーンばっかりが話題になってますけど。そんなもん、どーでもいいんですよ。あれではハリーが釣った魚に餌やらないタイプの人間にみえるじゃないですか。まぁ、結局チョウ・チャンとはすぐ別れるからどーでもいいや。

 好きな映画に文句を言いたくはありませんが。
 ハリーの衣装、もうちょっとどうにかなりませんかね?あの人、15才でしょ?演じてるダニエル君は撮影当時17才でしたけど。なぜハリーの服装はあんなにオヤジくさいんですか? もう少し、若者らしい服装にしてください。ロンやハーマイオニーと並ぶと、オヤジくささがよけいに引き立ちます(苦笑)。

 とりあえず、今回もどこをどうしてもヴォルデモート卿はレイフ様には見えませんでした。でも、あの存在感とあの威圧感は、レイフ様じゃないと演じられないんだろうなと。ベラトリックス・レストレンジ役のヘレナ・ボナム・カーターもそーとー怖かった。

 シリウスさん… もう出て来ないんだろうな…(大泣)。ハリーの幸福な時間って、ちっとも続かないよね…


というわけで。7巻発売を心待ちにしております。7巻を集中して読むために、早めに全てのレポートを片付けているところです。
posted by Deanna at 00:44| Comment(5) | TrackBack(0) | My Favourite Movies(H〜N) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月26日

Music and Lyrics(2007,U.S.)

ヒュー様主演のラブコメ。どう転んでも失敗はしないような気がしてので観てみた。

ラブソングができるまで
80年代に一世を風靡したバンド“PoP”の元ボーカル、アレックス(Hugh Grant)。アイドル的人気も今は昔、現在ではすっかり忘れられた存在となっていた。そんな彼のもとに、若者に絶大な人気を誇るカリスマ歌姫コーラから、新曲を提供してほしいという依頼が舞い込む。またとない復活のチャンスだったが、すっかり曲作りから遠ざかっていた上、作詞が大の苦手のアレックスは悪戦苦闘。そんな時、観葉植物の手入れに来ていたアルバイトのソフィー(Drew Barrymore)が口ずさむフレーズを耳にしたアレックスは、彼女の作詞のセンスを確信、渋るソフィーを強引に説得し、二人三脚の曲作りをスタートさせるが…。

 こーゆー「アホっぽいけど憎めない男」みたいな役はヒュー様にしかできない(と思う)。
 ありがちな設定でありがちな展開で、ラブコメの王道を行っている映画だけど、「いいんじゃ〜?」と思ってしまえるのは、やはりヒュー様がイヤミのない男で、女性がやってほしいと思っていることをそのまんまやってくれるからだ。それもさりげなく。
 かつてLove Actuallyにヒュー様が英国首相役で出演しており、その際なんだかわからない曲を口ずさみながら妙なダンスを踊っているシーンがあったが、あの妙なダンスを80年代風にしたダンスをこの映画の中でひたすら踊りまくるヒュー様。彼は「あの腰ふりダンスは身体に悪い」と言っていたらしい(笑)。

 ホント、どうでもいいことなんだけど。
 アレックスが「ソフィーのことをネットで検索したんだ(ソフィーの同人誌を読むために)」って言ってて、字幕では「君のこと検索したんだ」になってました。でもアレックスは「Googleしたら…」って言ってました。日本語で言うところの「ググったら…」というやつでしょうか。
 いや、なんとなく思い出したから書いただけ。

 
 そんなこんなでヒュー様堪能。でも私が一番好きなのは豆様です☆
posted by Deanna at 01:07| Comment(2) | TrackBack(16) | My Favourite Movies(H〜N) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月30日

The Night at the Museum(2006,U.S.)

私の居住地では,なぜか美術館で試写会が行われていたようですひらめき そーゆー試写会も面白いかなと思って応募してみたんだけどハズレちゃったから。ぐすっ。
試写会はハズレたけれど,Ben Stillerが出演してるんだったら見なきゃ☆みたいな妙な義務感があって鑑賞しました。

ナイト・ミュージアム
ニューヨークに住む冴えないバツイチ男、ラリー・デリー(Ben Stiller)。現在は失業中で、最愛の息子ニッキー(Jake Cherry)にも愛想を尽かされてしまう始末。そこで新しい職探しを始めたラリーは、自然史博物館の夜警の仕事にありつく。さっそく先輩の老警備員から仕事を引き継ぎ、夜の博物館で勤務初日を迎える。ところが見回りを始めたラリーは、誰もいないはずの展示室から不思議な物音を聞く。音のするほうへ行ってみると、なんとティラノザウルスの全身骨格が吸水機から水を飲んでいた。しかも驚きはそれだけではなかった。モアイ像や原始人、動物たちなど、博物館の展示物が次々と生き返り、勝手気ままに動き出していたのだった。


 おバカ映画と言えばベン・スティラー。彼が「子どものために頑張る父親」を演じるってだけでちゃんちゃらおかしい…と思っていた。
 米国の笑いのセンスはよくわからない。なんつってもゴアが「私はかつて一番米国大統領になれそうだった男です」なーんていうサムい自虐ネタをスピーチの最初にぶっ放し,それで大喜びするようなセンスの国なのだ。
 映画を観ても笑いのツボがよくわからなかった。でも,観終わった後はホノボノした。なんでだろうねぇ。
 ロビン・ウィリアムスが出演していたのも驚きだったし,ベンの大親友(?)オーウェン・ウィルソンもノークレジットでご出演。ミニチュア人形になって暴れまわってました。
 「自然史博物館」だからなんでしょうか(というか,自然史って何?),誰もがわかるような特徴的な時代の特徴的なものの展示品であふれていて,でもみんな好き勝手に暴れちゃうもんだから時代が入り乱れてドンパチ騒ぎ(笑)。とにかくおもしろかったですよ。
 好きだったのはモアイ像の言葉遊びかな。
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2006年12月13日

Letters From Iwo Jima(2006,U.S.)

映画DEデートの予定だったけど,あちらさんの仕事の関係で私一人で鑑賞してまいりました。・・・一作目「父親たちの星条旗」を観たときからある程度覚悟はしていたけれど,やっぱり一人で観てよかった。これ,誰かと一緒に観たら凹みすぎてきっと立ち上がれない自分という醜態をさらしていたと思う。

硫黄島からの手紙
戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官、栗林忠道中将(渡辺謙)が降り立つ。アメリカ留学の経験を持つ栗林は、無意味な精神論が幅を利かせていた軍の体質を改め、合理的な体制を整えていく。上官の理不尽な体罰に苦しめられ絶望を感じていた西郷(二宮和也)も、栗林の登場にかすかな希望を抱き始める。栗林の進歩的な言動に古参将校たちが反発を強める一方、ロサンゼルス・オリンピック馬術競技金メダリストの“バロン西”こと西竹一中佐(井原剛志)のような理解者も増えていった。そんな中、圧倒的な戦力のアメリカ軍を迎え撃つため、栗林は島中を張り巡らせた地下要塞の構築を進めていく…。

 どこから書き始めればいいのか。何を書いても中途半端になりそうな気がする。
 クリント・イーストウッドのことはよく知らないけれど,ミリオン・ダラー・ベイビーを観た時は「えらく淡々とした語り口の映画を作る人なんやねぇ」と思った。今回の二部作も淡々と描かれている。盛り上がりなんかこれっぽっちもない。盛り上がるどころか,直視できないシーンがけっこうありました(そういうシーンがあるだろうって覚悟はしてたんだけど)。
 第二次世界大戦の史実では,日本が負け米国が勝った。ただ,硫黄島の戦いにおいては唯一米国の被害が日本の被害を上回った。それだけのことなんだけど,こうやって「硫黄島二部作」を観ると,勝ちも負けもなくてそこにいた人間が何を考えていたのか,何に矛盾を感じていたのか,本心すらも公にできなかったあの時代の異様さが伝わってくる。
 個に目を向ければ,どこの国の人間かなんて関係なく,帰りたい故郷があって 会いたい家族や会いたい人がいて そんなただの普通の生身の人間なのよね。それが「国家」になると,個人の思いなんかそっちのけ。・・・こわい。

 この映画は実在しない人物 西郷(二宮和也)の視点で描かれてます。彼の思考回路はどちらかというと今の若者に近い。そんな彼が,戦地で死んでいく(殺されたり自決したりする)仲間を次から次に目の当たりにして,そして最後に何を思ったのだろうか。私なら冷静ではいられない。

 何を書いても中途半端になりそう。なので,しつこいけどまたこの言葉を載せておきます。
Here's everything about war:
Somebody wins, somebody loses,
but nothing is ever the same again.

― 戦争の後,前と同じものは何もない ―
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2006年11月03日

Loverboy(2004,U.S.)

なんとなく観てしまった映画。子育てとはなんぞや,とちょっと考えてしまう映画だったので記事にしてみる。

バイバイ、ママ
放任主義の両親に育てられ、孤独な少女時代を過ごしたエミリー(キラ・セジウィック)。最愛の息子ポール(ドミニク・スコット・ケイ)に孤独な思いをさせまいと、外部との接触を絶って育児に専念する。しかし、ポールは成長するにつれ外の世界に興味を持ち始め……。

 普通じゃないですよ,このエミリーってお母さんは。いくら放任主義のご両親に育てられたからって「子どもの父親は必要だけど,夫は必要ない」ってたらーっ(汗)映画はエミリーの子育ての様子とエミリーの幼少期が交互に展開していく流れになっていて,エミリーの幼少期の体験がいかにその後の人生や子育て理念に影響を及ぼしているかが見えてくるわけです。自分が放任主義の親から育てられた⇒だったら自分の子どもは放任せず,自分の手元で,外部と接触させずに育てるという単純な図式のように見えるけれども,人を育てるというのはそんな単純な図式ではわりきれない。
 子どもは一人の人間であって,親の所有物ではない。そんな「所有物感」をぬぐい捨てきれなかった悲しい女性の物語。エミリーが子育てしていて危機に直面すると,エミリーが親から教わったことを 攻撃的に周囲にわめきちらすあたりがせつなくてねぇ。どんな親だろうが,自分が子育てするときのお手本って自分の親の育て方しか知らないわけじゃん。親の責任って重いよなぁとつくづく感じたのでした。
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2006年06月24日

M:i:V(2006,U.S.)

先々行上映って一体何なんだろう、ふつーに公開しちゃえよ!と呟きながら、それでも一発目に観てしまう自分。

Mission Impossible 3
超一流のスパイとして活躍したIMFのエージェント、イーサン・ハント(Tom Cruise)。現在は引退し、教官として優秀なスパイの育成に務めていた。私生活でもフィアンセの看護士ジュリア(Michelle Monaghan)との結婚を控え、充実の日々を送っていた。そんなある日、イーサンのもとにIMFから新たなミッションが届く。教え子である女性エージェント、リンジ(Keri Russell)ーが悪の組織に拘束されてしまったのだ。さっそく同僚と共に救出へ向かうイーサン。やがてそんな彼の前に、国際的な闇ブローカー、オーウェン・デイヴィアン(Philip Seymour Hoffman)が立ちはだかる…。

 いや〜、品のないスパイだわぁと以前から思っておりましたけれども。今回も品がないったらありゃしない。
 スパイ大作戦って、こーゆーシリーズでしたかね?
1作目はまだ「スパイ」って感じでしたけど。2作目はトムのプロモーションビデオと化しており、そして3作目…。これじゃ 上司の命令に背いては「やるしかありません、大統領!」と怒鳴り散らすキレた親父と変わらないではないか…(誰のことか、わかるよね?)
 与えられた時間は48時間!!とか言いながら、気付いたら「残り5分」とか言ってるし。はぁ?別に48時間じゃなくてもいいやん…(ボソっと呟いてみた)
 スパイ映画にありがちな展開でしたよ。こいつが悪役?と思っていたら、実はこっちだったーみたいな。そして、結局「ウサギの足」については誰も何も知らない…。そして、「不可能な任務」もすっとばされている感じ。
 今回、初めて「マスク製造装置」みたいのを観ましたが、あれ、おもしろい。すげー。ちゃんと3次元で再生できるんだ〜みたいな。

 トムがろっ骨を折ってまでも撮りたかった映画です。みんなでトムの奇行っぷりを確認しましょう。


<イーサン・ハントの傾向と対策>
空から飛ぶのが大好き(宙づり状態が一番安心するの☆)
女が大好き(妹同然だし☆)
「最高のエージェント」なのにヘマをしまくる(カッパの川流れって言うじゃない?)


<監督J.J.Abramsについて>
Lostやエイリアスに関わっていた人物で、スタートレック最新劇場版の監督に決まっている人。一部、「主演にM.デイモンを起用したいと考えている」という情報が伝わってきておりますが、カークの若かりし頃をまっと・でぃも〜んちゃんが演じるのは…。ちょっと微妙ではないかい?ちゅーか、出てくれるのかね?
posted by Deanna at 23:30| Comment(14) | TrackBack(73) | My Favourite Movies(H〜N) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月31日

Hotel Rwanda(2004,U.K./Italy/South Africa)

『ホテル・ルワンダを日本でも公開してほしい』とインターネットで嘆願書に署名を集め、そして公開が実現したこの映画。私の地元ではシネコン1館だけでの上映、しかも3週間限定公開という扱いでしたが、観てきました。ずっと気になってたから。

ホテル・ルワンダ
1994年、ルワンダの首都キガリ。多数派のフツ族と少数派のツチ族の内戦はようやく終息したものの街は依然不穏な空気に包まれていた。ベルギー系の高級ホテル“ミル・コリン”で働く有能な支配人ポール(Don Cheadle)は、ある晩帰宅すると暗闇に妻と子どもが身を潜めていた。フツ族大統領が何者かに殺され、これを契機にフツ族の人々がツチ族の市民を襲撃し始めたのだ。ポール自身はフツ族だったが、妻がツチ族だったことから、ひとまずミル・コリンに避難することに。外国資本のミル・コリンはフツ族の民兵たちもうかつには手を出せなかった。そのため、命からがら逃げ延びてきた人々が続々と集まってくるのだが…。

 1994年、私は高校生でした。当時、地元の国際交流会の関係でタンザニア出身の女性と知り合い、彼女が帰国した後も何度かsnail mailのやりとりをしてました。それでなんとなくアフリカの情勢が気になっていたのですが、ルワンダという国の名前は覚えてなかったけれど「タンザニアに近い国で大変なことが起こってる」程度の記憶はあります。
 その当時、実際に起こった出来事の映画化。この映画に出演したエキストラは虐殺の現場に居合わせた人々でもあり、PTSDで苦しんでいるそうです。PTSDはね、もっと慎重に扱わないといけないと思うよ。
 購入したパンフによると、一つの国の中でフツとツチに分かれたのは欧州の介入が関係しているのだとか。私には、同じ国に住んでいる人々がわけのわからない基準で分断されて しかも一方がもう一方をいわれなき理由でコケにしたり虐殺したりする理由がわからない。あなた、それって日本で言えば「お前は関東人だろう?醤油の味が違うから嫌いだ!なんだ、あのうどんのスープの濃さは…。許せない!」「あんた、関西人でしょ?何よ、その笑えない漫才どうにかならないの?」とか言ってるようなもんですよ(多分)。だからって、醤油の濃さや笑いのセンスの違いを理由に日本人同士で殺しあいますか?殺さないでしょう?お互いがお互いを認めて尊重すればいいだけの話なんですよ…と さらっと言ったところで、文化の違いと民族紛争はやっぱりレベルが違う問題だとも思う。自分が何人でどこの出身なのかってけっこう重要な帰属意識につながってるからね(なので、他都道府県で 同じ都道府県出身者に会うと急に親近感を覚える)。隣人を認めて尊重することができてないからいつまで経っても あんな感じなんでしょうけどね、ブッシュさんは(怒)。 
 この映画の主人公ポールは、はじめは家族を守りたいだけのおっさんだったし、ホテルの品格にこだわるおっさんでした。でも、事態が悪化するにつれ、彼の中で何かが変わっていく。守るべきはホテルではなくルワンダの品格であり、また、いわれなき虐殺の被害者達だと気付いていく。当時の彼自身は「直面した事態に対処しただけ」なのかもしれないけれど、そういう緊迫した事態でこそ人間は真価を発揮するのではないだろうか。
 …なーんて真面目なことを書いてしまいました。
 真面目なことと言えば、平和維持軍の『内政不干渉』について書いておかねば。Star Trekでも『内政には干渉しない』というPrime Directiveが存在し、その存在のせいではがゆい思いをするエピソードもあったりします。
映画に登場する平和維持軍の大佐さん、現場ではがゆい思いをしています。目の前で人々が苦しんでるのを見てるのに、「国連軍は規模を縮小します」「国連軍は撤退します」って去っていかなきゃならない。
 内政不干渉は それなりの理由があって設けられた規則でしょうが、現場の人間からすると「事件は会議室で起こってるんじゃない!(頭でっかちの上層部だけで決めるな!)」とでも言いたくなる気持ちもわかります。それに何より頭をガツンと殴られた気がしたのは、TV局のクルーのエピソード。虐殺の現場をビデオに収め、ニュースで流す。
「この映像がニュースで流れても、怖いと思うだけで彼らはディナーを続けるだろう。助けには来ない」
所詮は対岸の火事。自分に火の粉はふりかからない、と思っている全世界の皆さんを痛烈に皮肉ったセリフでした。かなりガツンときました。ガツン・ガツンが何度も襲ってきた映画でした。
 今でもルワンダは復興の途中にあり、100日間の出来事がいかに大きな爪痕を残したがうかがい知れます。難民キャンプに大勢いた孤児を見て、やはり暴力では何も解決しないし 何も残らないという思いを強くしました。
 『ホテル・ルワンダ』の公開を切に願って署名活動を実施した皆さんの努力に感謝します。素敵な映画に出逢うことができました。


以下、私的記録。
 私が散々お世話になった先生が、母校(中学校)に再赴任するとか(一部情報では「校長」と言われてますが、「副校長」という情報もありますよ。どちらが正しいのか知りませんが、あの学校の校長は大学の学長が兼任するから「副校長」が正しいのではないのかね?4月10日以降に連絡を取る予定なので、確認しますわ。つったら「副校長って何?」と突っ込まれてしまった。そうだよね、公立の学校に副校長なんかいないよね)。いや〜ん、保健室のおばちゃんも来年度が最後の1年だし、遊びに行かねば☆
 なんでかね、母校を懐かしいと感じる年齢なのかな?なんだかんだ言って、小中学校の同級生はみんな大事です。
私的記録終了


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posted by Deanna at 00:35| Comment(7) | TrackBack(24) | My Favourite Movies(H〜N) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月26日

Memento(2000,U.S.)

映画について語る前に。
ここで『記憶』について勉強しましょう(遠い過去に学んだ認知心理学を思い出しながら書いています)。
記憶は、おおまかに分類すると「長期記憶」「短期記憶」に分けられると言われています。「短期記憶」は文字どおり記憶されている時間が短期なわけで、約20秒間でその記憶は忘却するとか。忘却を防ぐために私達は「リハーサル(何度も書いたり声に出して読んだりすること)」を行い、短期間しか保持できなかった記憶を長期間保持できる貯蔵庫に移しかえるのです。
 日常生活の中で、例えばずっと昔に聴いていた音楽を久しぶりに聴いたとします。すると、音楽と一緒に『ずっと昔にその音楽を聴いていたころの記憶』も蘇ってきます。記憶の貯蔵庫の中を検索して、ヒットした情報を再生しているわけですね。
 ざっと説明するとこんな感じ。私の専門ではないので、ここらで終了。

数日前、同僚と一緒に食事しました。彼は『私の頭の中の消しゴム』を観て、「あんな男性になりたい」と思い 肉体美に憧れてジム通いを始めたというちょっとキテレツなキャラクターの持ち主です。彼は『精神分析』について語らせたら何時間でも喋り続けるという勉強熱心な側面も持ち合わせています。
食事しながら『記憶』に関する話になりました(食事中にする話か?)。きっかけは『私の頭の中の消しゴム』なんですけど。彼が言うには「最近の映画は、否応無しに記憶を消してしまうタイプのモノが多い」と。記憶を消されてしまったら、太刀打ちできないもんね。泣くしかないもんね。
 そんな会話が私の心のスミに残っていたのでしょうね(=記憶されてたんでしょうね)。DVDを選びながら、無意識に『記憶』に関する映画を探していたようです。
 前置きが長くなりました^^;


メメント
ロサンジェルスで保険の調査員をしていたレナード(Guy Pearce)。ある日、何者かが家に侵入し、妻がレイプされたうえ殺害されてしまう。その光景を目撃してしまったレナードはショックで前向性健忘(記憶障害の一種で発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまう症状)となってしまう。彼は記憶を消さないためポラロイドにメモを書き、体にタトゥーを刻みながら犯人の手掛かりを追っていく……。

 これね、ある時点から話が過去に戻っていくの。こちらの記憶力も試されている1本です。最後まで観たらすっきりするのか、犯人は捕まるのか?とドキドキしながら観てましたが、真相は薮の中。なんと言うか、編集勝ちって感じですかね。
 それにしてもGuy PearceってTime Machineを観た時に「うわ〜、サルだー」ってしか思わなかったんですけど。メメントのGuy Pearceはイケてますよ。
 Guy Pearce曰く「記憶は曖昧。記録は正確」。だから彼は写真を撮り、メモをする。無くしてはいけない記録は身体にタトゥーで刻み込む。
 さて。ここで少し考えてみましょう。
 彼の『記録』は本当に正確なのでしょうか?
困ったことに、『記録』にもその人なりの判断(=主観)が反映されるわけですね。日記つけてて、「今日は○○があった」という客観的事実だけを書いてる人もいるかもしれませんが、ほとんどの人はその出来事に起因する自分の感情を何かしら付け加えて書いているものなんです。
 だから、この映画の主人公レナードの場合も、意識してようがなかろうが、彼の記録(メモ)にはその時の彼の感情が影響しています。そこが編集の面白さの次のミソかな。
 真相は闇の中だけど、彼は彼自身や周りの人間に踊らされているだけの人間なのかもしれない。やたらと「だって僕ちゃん 記憶障害だし」と言い訳を言うのだけは上手(笑)。

Memento = A Thing to Remember


ちょっと異色の『記憶モノMovie』でした☆ → 人気blogランキング

*ふつーに時間軸を追って観ていくと、なんてことないストーリーなんですよ。
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2006年03月24日

Madre Teresa(2003,Italy/U.K.)

1997年に天に召されたマザー・テレサの伝記映画。
 公開当時(2005年8月中旬)、牧師先生に「観て〜」と薦められていたにもかかわらず、こちらでは単館上映でしかも上映期間も短すぎ、仕事でバタバタしていた時期でもあったので映画館では観ることができませんでした(泣)。先日、理事長と話していたら「僕はシビアな(派手ではないけど感動する)映画が好きなんだよー。『マザー・テレサ』は良かったよ〜。」と言われ、これは観なくては…と思って観た次第です(なぜ理事長との会話で映画談義になったのかは不明)。

マザー・テレサ
1946年、インドのカルカッタ。カトリックの修道院内にある女子校で教鞭をとる修道女のマザー・テレサ(Olivia Hussey)。彼女はある日、ダージリンへ向かう途中で“貧しい人々のために尽くしなさい”という神の声を聞く。自分の居場所が修道院の中ではなく貧しい群衆の中にあると悟った彼女は、カルカッタに戻り修道院の外で活動を開始する。やがて、従来の修道会に属しながらの活動に限界を感じた彼女は、新しい組織“神の愛の宣教者会”を設立、親を失った子どもたち、貧しい人々、ハンセン病患者といった人々のためにより一層献身的に尽くすのだった。

 当時のインドと言えば、英国からの独立問題や宗教上の対立など、難しい環境にあったことは確かなようです。マザー・テレサのように修道院の外に出て人々に接する修道女はいなかった。でも彼女はやるべきことをひたすらやり続ける。修道会内部からの反発、外部(役所)とのやり取り…。問題は山積みだけれど「神は焦らない」と言って少しずつ前進していく。そして約50年もの間、彼女は活動を続ける。
 「継続は力なり」と言葉で言うのは簡単だけれど、何十年も見返りを求めずに人に尽くし続けるのは困難なのではないだろうか。私は俗世間で生きているので そんな風に思ってしまいます。私、多分、「仕事」じゃなかったら今の仕事 やってられんと思うもん。給料減ったら絶対キレるもん。
 マザー・テレサは私達とは違う世界の見方をしていたのではないかと思うのです。もっと客観的で、もっと冷静に世界を見ていたのではないか、と。
 『無償の愛』って何だろう。
 仕事を離れてマザー・ハウスに行ってボランティアしてみようかと思い始めた私なのでした。

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posted by Deanna at 11:07| Comment(0) | TrackBack(3) | My Favourite Movies(H〜N) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする