〜映画でハリー・ポッターの歴史(人生)を振り返ろう〜
ってことで、今回は『賢者の石』を取り上げてみました。UK版ではPhilosopher's Stone、US版ではSorcerer's Stoneとなっております。微妙なニュアンスの違いがあるらしい。私はあくまでもUK版表記に従いますので。
両親の死後、親戚の家に預けられたハリー・ポッター少年(Daniel Radcliffe)。そこでは階段下の物置部屋をあてがわれ、何かとこき使われる毎日。そんなある日、ハリーの11歳の誕生日に一通の手紙が届いた。中身はなんと、魔法魔術学校の入学許可証だった。実は、ハリーの両親は優秀な魔法使いだったのだ。手紙に導かれるままホグワーツ魔法魔術学校にたどり着いたハリーは、さっそく魔法使いになるための勉強を始める。ロン(Rupert Grint)とハーマイオニー(Emma Watson)という友達もでき、楽しい毎日を送るハリーだったが、やがて学校に隠された驚くべき秘密に気づくのだった……。
公開当時 劇場で観た時には、自分の想像の世界の中で物語をふくらませるしかできなかったものが映像となって目の前に存在することに感動を覚えました。「いやん、ハリーってばかわいいわ〜」とか、「ほう。クィディッチは映像化するとこんな感じか」とか。クィディッチのシーンが一番興奮しました。原作ではもっとゲームをやってるんですが、とりあえず憎きスリザリン戦のみを映像化するあたり、読者のツボを心得てるね〜と1人で納得しておりましたよ、私は。
一瞬ハリーを観て妹と「ジョン・レノン??」と囁きあったことは秘密ですよ。英国人で丸めがねかけてりゃ 誰でもジョン・レノンに見えるんじゃないんかい!などと思ったり。
それはおいといて。
ハリポタ初の映画版だし、子どもを扱わせたら天下一品とか何とか言われているクリス・コロンバスが監督だし。期待大で観ましたよ。子どもが喜びそうなファンタジ−要素はちゃんとつめこまれておりますね。原作派の私としては、「あれれ?このシーンの前にこのエピソードがあったはずなのに」等 不満に思うこともありましたが、原作のエッセンスを無理なく無駄なく映画化していたようにも思いました。だってさ、今 ハリウッドでは英国児童文学映画化が流行ってるみたいだけど、The Load of the Rings TrilogyにしてもNarnia(7年かけて全編映画化するつもりなわけ??)にしても完結してるわけでしょ。ハリポタは展開が読めないのよ。いつどこでどのキャラがどうなるのかさっぱりわからないのに、てきとーな配役なんかできないじゃん。今のところなんとかどうにかなってるみたいだけど…。
ちなみに、私 英語版でこの『賢者の石』を読んだ時、しょっぱなのPrivet DriveのDriveで辞書を引いてしまいました。「Driveって書いてあるけど、どう考えても動詞じゃなさそうだし、大文字で始まってるから何かの名前よね」って感じで辞典を引っぱりだし、「プリベット通り」という訳ができた日には感動もの(アホ)。以来、ハリポタは英語で読んでおります。日本語版も買ってますけどね。
生まれた時から運命が決まっている子どもって大変だなぁ。頑張れ、生き残った男の子!!
それにしても、何度観ても英国英語は聞き取れませんなぁ。特にスネイプ先生、ブツブツ喋るのはやめてくだされ!!