2007年09月20日

エディット・ピアフ

 『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』の試写会に行ってきました。
彼女の歌は、愛の讃歌しか知らない。しかも美輪さんがテレビでたった一度だけ歌った、あの歌しか知らない。あとはジャズヴァイオリニスト寺井尚子さんの演奏で知ってるくらい。越路吹雪が歌ったのは知ってるけど、聴いたことない…。あ?実家にCDあったっけ?
1915年、フランス・パリの貧しい家庭に生まれたエディット・ジョヴァンナ・ガション。母は路上で歌を歌い、日銭を稼ぐ毎日だった。その後、祖母が経営する娼館に預けられた彼女は、娼婦ティティーヌたちに可愛がられ束の間の安らぎを得る。やがて兵役から戻った父に引き取られると、路上で大道芸をする父の手伝いをする中で、自らも人前で歌うことを覚えるのだった。そして1935年、路上で歌を歌い日銭を稼いでいた彼女は、パリ市内の名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレにスカウトされ大きな転機を迎えた。ルプレによってピアフと名付けられた彼女は、歌手としてデビューするや、瞬く間にスターダムへと駆け上っていくのだったが…。


 エディット・ピアフの40数年の人生を2時間強で振り返るには時間が足りず、だからといって彼女の傲慢すぎる人生、あまりに痛々しい人生をあれ以上見続けるのは辛い。「歌ってなかったら死ぬ」とまで言った彼女は、何かをやり遂げたという感覚を持ってマルセル(飛行機事故で亡くなったボクサー)のところに逝ったのだろうかと、それだけが気になった。
 彼女が歌っている場面よりも、海辺で一人静かに編み物を編みながらインタビューに応じているシーンの方が私は好きだった。他のどんな場面でも彼女の生き様にはあまり共感できなかったけれど、海辺で自分の言葉で語るピアフは自分の人生をきちんと受け止めて整理しているように感じられた。


 と、言うか。これ、邦題がいかん。別に『愛の讃歌』とか彼女の人生の一部にしかすぎないし。『愛の讃歌』誕生秘話な映画じゃないんだけん…。と、ちょっと突っ込みを入れておく。
 ピアフを演じたのは、『プロヴァンスの贈りもの』のヒロイン役の女優さん(マリオン・コティヤール)。あのきれーな女優さんがすっげー老けメイクで彼女の生涯を演じ切ったことにそーとービビッた。まゆげないし!40代なのに80くらいのばーちゃんに見えたし!!ピアフ、どんだけ身体壊してたんだよ…。周りもお酒飲むの止めてやればいいのに…。

 私くらいの世代でピアフをバリバリ知ってますという人の方が少ないでしょうけど。ピアフのシャンソンを聴くきっかけにはなりそうです。
posted by Deanna at 22:47| Comment(2) | TrackBack(1) | Movies I've Ever Seen(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『愛の讃歌』は越路吹雪さんが歌ってるのだけは聞いたことがあります。

うちの母親がえらく気に入ってました。
Posted by そーいち at 2007年09月21日 15:21
>そーいちさん
越路吹雪さんの『愛の讃歌』を聴いていた世代にとって、ピアフの歌はどう聴こえるんでしょうかね?ちょっと気になる。
Posted by Deanna at 2007年09月22日 16:56
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エディット・ピアフ 愛の賛歌 / EDITH PIAF  La Vie En Rose
Excerpt: 愛と歌が、わたしの人生■ストーリー1915年12月19日、フランスのパリで生まれたピアフは貧困の中、娼館に預けられたり、大道芸人の父とドサ回りをしながら生きていた。街角で歌うことで金が貰えることを知っ..
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Tracked: 2007-10-01 21:43