あらすじ;戦時下の昭和15年の東京。検閲官・向坂(役所広司)は劇団「笑の大学」の座付き作家・椿(稲垣吾郎)に次々と無理難題をふっかけ、直せなければ上演中止だと脚本の書き直しを迫る。が、椿はその要求を聞いてさらに素晴らしい脚本を作りあげていく。そんな2人が、ガチンコ対決を通して次第に不思議なきずなを芽生えさせていく様を描く。
去年 映画館で観ようと思ってたけど迷いに迷って結局観なかった1本。連休の最終日、ちょっと三谷幸喜作品に浸ってみようかと思って観てみました。観終わって最初に思ったのは「別に映画館で観なくてもいいな」でした。出ずっぱりなのは役所広司&稲垣吾郎の2人だけで、ほとんど2人の掛け合いだけで話が進んでいく。ん〜。これって、映画にする必要があったのかな?と思う。テレビの2時間ドラマ枠でやっても支障がなさそうな感じ。
…とマイナス面を書いてしまったけれど、2人の会話だけで話を引っ張っていき、2人の会話だけで2人の関係の微妙な変化を描きあげているあたりは素晴らしい。微妙な変化が三谷作品らしくて私は好きだ。
はっきり言うが、吾郎ちゃんはどうでもいい。
私は小学生の頃から役所広司が好きだった。初めて役所広司という役者を知ったのは、「三匹が斬る!」を観た時だった。小学生のくせに時代劇が大好きという私もけっこう風変わりだったのかもしれない。が、初めて観た瞬間に「この人はすごい役者だ!」と確信した。理由も分からず確信した。当時、周りに「役所広司ってかっこいいって!すごいって!!」と言ってまわったが、誰も理解してくれなかった。日本アカデミー賞主演男優賞にバリバリ ノミネートされ続けるようになって周囲の理解度も増していったわけだ。
何が言いたいかって、アカデミー賞にノミネートされるくらいの大物だから好きなんじゃなくて、その前からファンでしたってことです、役所さん!!!



明日から仕事に復帰です。短い休みでした

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