BBCで何年も前に放送された(日本でもWOWOWで放送されたらしい)、Parade’s Endという5話完結のドラマを見てみました。
舞台は第一次世界大戦下の英国。
主人公はいいとこの坊ちゃん、クリストファー(Benedict Cumberbatch)。
ベネさま主演じゃないならたぶん見てなかった。笑。
で、いいとこの坊ちゃんのはずのクリストファーが、汽車の中で一度だけやっちゃった相手・シルヴィアと結婚することになるんだけど、シルヴィアはシルヴィアで発展家というか…。ほかに男性を作ってかけおちしちゃったり。
それでも「いいとこ坊ちゃん」のクリストファーは離婚しない。
なんだかんだでクリストファーも若い女性と出会って、プラトニックな関係を築いていって…
この若い女性もなかなかの子で、戦争からちょっとだけ戻ってきたクリストファーのとこに行って「愛人にしてください!」とか言うし。
クリストファーも、奔放な嫁とは離婚しないくせに、若い女性も好きだーとか言うし。
どーゆー時代やねん!!
と思わなくもないけど、良くも悪くも、英国は「伝統」を重んじる反面、殻を内側から壊そうとしてもがいたりもするから…
そういうお話なんでしょうねー。
すごくどうでもいいんだけど
クリストファーが戦争の前線に送られて、塹壕の中にいるシーンがあるんです。
あと〇分で敵が来る!ってわかってて、クリストファーは部下に「サンドイッチ持ってきて」ってたのむんですよ。
この状況であんただけサンドイッチかよ!とも思ったつかの間、部下はご丁寧に紅茶まで淹れて持ってくるんですよ。
ちゃんと茶器セットして。
英国人って…
海岸の崖の上でも、風が強いのにティーを優雅に飲んでらっしゃるシーンもあったし。
英国人って…
そんなに紅茶が好き?
というか、どんな状況でも優雅に紅茶を飲めるような精神的な余裕があることが、彼らの誇りなのかな。
タイトルは、(軍隊の)行進の終わりでもあり、そういう保守的な時代の終わり、という意味でもあるそうな。
約5時間。BBCドラマ特有の淡々とした展開に耐えられる方は、どうぞご視聴くださいますよう。