久しぶりに映画2本立てをやっちゃいました!
まずは職業病的にセレクトした『ファーストラヴ』
島本理生さんの同名小説が原作です。
父親を殺害した容疑で女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女の「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な言葉が世間を騒がせる中、事件を取材する公認心理師・真壁由紀は、夫・我聞の弟で弁護士の庵野迦葉とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねる
というお話で、容疑者の女子大生さんが父親を殺した→動機はそちらでみつけてください=言語化したくない過去がある →性的虐待?という予測を立ててしまうよね、職業柄。実際、そうだったわけだけれども。
ちっちゃい時から男性に好奇の目で見られ、助けてほしいのに一番助けてほしい母親は助けてくれず(母もリスカの痕があるから、なんか暴力受けてたんかなーっていう予測がちょっとだけできる)、見てて辛かった。
で、この女子大生にズバズバ切り込んでいきすぎな公認心理師さん(どうも原作では臨床心理士らしいが)、この人自身もちょいとまた複雑なトラウマを抱えておいでらしい。支援者が被援助者のトラウマを扱いながら自分の傷に向き合うってのは、職業倫理的にどうなんやろうと個人的には思うけれど、そういう部分がないと、きっと話の深さが深まらなかったのだろう。いや、原作まだ読んでないからわかんないけど。
幼少期のトラウマをケアするって、難しいね。
そしてあんなトラウマが残らないような子育てをしたいね。
って思ったのでした。
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