ハリーポッターと不死鳥の騎士団
ホグワーツ魔法学校の5年生に進級したハリーはある日、人間界で魔法を使ってしまい、魔法界を追放されかねない立場に追い込まれる。ヴォルデモート卿の復活が起因と証言したダンブルドア校長のおかげで処罰を免れたハリー。しかし、魔法省は、ダンブルドアは魔法大臣の地位を横取りするために嘘の証言をしたと勘ぐり、防衛術を教える女教師を学校全体の監視役として送り込んでくるのだった。一方、ヴォルデモートは仲間を集め、ハリーたちを陥れようと暗躍し始める。その兆しを誰よりも早く察知していたハリーは、ロンやハーマイオニーたちと秘かに“ダンブルドア軍団”を結成するが…。
映像化するとこんな感じなんだな、と思いながら鑑賞。面白くないわけではない。でも、どこかしら不満。ものすごーく脳内補完しながら鑑賞しないと、どうにもこうにも展開が早すぎて(膨大な量を2時間半に収めるんだから仕方ないけど)、キャラクターの感情の変化についていけない。
聖マンゴ魔法疾患病院のシーンとか、クィディッチとか、端折られまくり。魔法省とホグワーツ(というか、ファッジ大臣とダンブルドア校長)の確執とか、ウィーズリー家のパーシーが実は家族と縁を切ったような状態になっちゃってることとか、予言の内容とか、入り切れていない情報も多数。
まぁ、スネイプ先生は健在でしたわね。ハリーとの閉心術の訓練のシーンはもっと長くしてほしかったわ。スネイプ先生(というか、Alan Rickman)が杖をかまえた姿が素敵すぎて。
最近は、ハリーをいじめるというよりはハリーやロンとコントをやっている感じだったので、いかにも「我が輩は〜」的な雰囲気で教授やってるスネイプ先生のお姿を拝見できて、たいそう嬉しゅうございました。
スネイプ先生の学生時代、ハリーのパパ達の学生時代のエピソードが少しだけ映像化されてました。やっぱ、ハリーパパは性格悪いですよ。スネイプいじめて楽しんでるんですよ。最低ですよ。パパはリリー(ハリーママ)に嫌われたくなくて、いじめをやめたそうですけれど。
あと、ハリーのキスシーンばっかりが話題になってますけど。そんなもん、どーでもいいんですよ。あれではハリーが釣った魚に餌やらないタイプの人間にみえるじゃないですか。まぁ、結局チョウ・チャンとはすぐ別れるからどーでもいいや。
好きな映画に文句を言いたくはありませんが。
ハリーの衣装、もうちょっとどうにかなりませんかね?あの人、15才でしょ?演じてるダニエル君は撮影当時17才でしたけど。なぜハリーの服装はあんなにオヤジくさいんですか? もう少し、若者らしい服装にしてください。ロンやハーマイオニーと並ぶと、オヤジくささがよけいに引き立ちます(苦笑)。
とりあえず、今回もどこをどうしてもヴォルデモート卿はレイフ様には見えませんでした。でも、あの存在感とあの威圧感は、レイフ様じゃないと演じられないんだろうなと。ベラトリックス・レストレンジ役のヘレナ・ボナム・カーターもそーとー怖かった。
シリウスさん… もう出て来ないんだろうな…(大泣)。ハリーの幸福な時間って、ちっとも続かないよね…
というわけで。7巻発売を心待ちにしております。7巻を集中して読むために、早めに全てのレポートを片付けているところです。
「浮気性じゃないイタリア人」、「酒嫌いのロシア人」、「田舎者じゃないアメリカ人」「NOといえる日本人」・・・みたいなもんじゃないかな?
だって、ハリーは15才なのに、ツータックのズボンに背広ですよ。そんなオヤジなハリーはイヤです。マルフォイがスーツ(黒)着てるのはおかしくなかったけど。むしろ、かっこよかったけど。微妙に「ホスト?」って突っ込みたかったけど。
>こじさん
CMで言ってる「魔法戦争」なんていう生易しいものではございません。ハリーをいつまでも子ども向け映画だと勘違いしていてはいけないのです。
ダークです。Dark darker darkestって感じです。
あの国はとんでもなくカッコイイファッションを生み出す国ですが、その反面、一般人は野暮ったいのが当たり前のようです。
しかも階級社会のなかで、階級が高くなれば高くなるほど、野暮ったくなるそうです。貴族階級になると、毎日同じ恰好しているように見える(実は上等の布地をお気に入りの仕立屋で何着もいっぺんに誂えさせた服しか持ってないので、毎日違う服を着ていても同じ服に見える)そうです。
だから「イギリス人女性がパリとかミラノに行くと、考え無しに買い込んで、とんでもない恰好になる」と「イギリス人」という本を書いたフランス人が、本の中で呆れていましたが(笑)
えー。スーツは英国紳士のためにあると思ってたのにぃ。スーツが似合う人にコロッとなっちゃうのにぃ(ただし、何か楽器を演奏できないとだめ)。
ハリーは私服をやめて、ずっとホグワーツの制服を着ておけば問題ないのではないでしょうか。