今まではひとり旅でしたが、今回は妹、姪、甥も一緒でした。彼女たちは初めてのロンドン滞在だったので、いかにもロンドンな観光スポットを巡りました。
彼女たちが2泊3日でドイツに行っている間、私はようやく1人になり、好きなように芸術鑑賞に時間を費やすことができました。
今回は、Royal Shakespeare CompanyのRomeo and Juliet、BBC PromsのProgramme 9&11を鑑賞。
9は第九、11はマーラーの千人の交響曲でした。
第九は年末になればアマからプロまで日本全国どこででも演奏してるから別にいいんだけど、海外の第九も聞いてみたいやん。
で、千人の交響曲は、日本ではめったなことでは聴けないので、これまたお祭り的な感じで聴いとこーと思って。
Promsは、プロムナード(散歩道)のコンサートの意味らしく、このお祭り騒ぎ的な演奏会が約2ヶ月間続くわけです。
毎晩お客さんめっちゃ入ってるし。
芸術にお金をかける余裕がある人が多いのかもしれないし、芸術が日本人よりももっと身近にあるのだろうなと感じました。
千人の交響曲の時は、隣りのおじちゃんが「この曲、聴いたことある?」と話しかけてきてくれて、「初めて聴くので楽しみです」とお伝えしたら、曲の解説をしてくれました。
おじちゃん曰く、「とてもロマンチックな曲」って。マーラーのどこをどうしたらロマンチックになるんだろう?私の中では、マーラーは理解し難く、狂気と正気の間にいて、時々現実に帰ってくる。そんなイメージだったので。
でも、演奏を聴いて、おじちゃんが言ってたことがなんとなく理解できました。マーラーを聴いて涙が出そうになったのは初めてやったかもしれん。
今回の滞在も、いつも泊まらせてもらってるおばあちゃんちに滞在させてもらいました。
おばあちゃんはニューヨークに行ってて不在だったんだけど、最終日に帰国なさってて、再会できたのがすごくうれしかった。
第2の我が家のように使わせてもらってます。
Kathy, thank you for having us!
いつも9月に行っていたロンドンですが、今回は7月。英国も夏休みで、どこに行っても親子連れが多かった。それはそれでおもしろかったからいいんだけど。
ありがとう、英国の皆さん。
また里帰りするので、遊んでください!