2017年03月12日

施設見学

私の元職場は、当時、全国でも17施設?18施設?くらいしかない、とてもユニークな種別の施設だった。今でも43施設くらいしかないのだけど…。
そんな、最先端で最前線にいた私の専門性をなんだと思ってるのか?と、日々の業務の中で不満が溜まってきていた12月末。同僚たちの福祉に関する発言の端々に、「福祉の基礎がわかっとらんね…」というのが見え隠れしてる。そんな状況を打破すべく、「たぶん、百聞は一見に如かずだと思う。福祉の現場を見た方がいいかもしれない。施設見学に行っちゃう?」と提案してみた。
ジェントルマンな課長は賛成してくれた。
で、私の元職場に交渉して、見学させてもらうことになった。
で、行ってきた。同僚たち5人と私で。

行く前に資料を渡して、読んでおいてもらった(少なくとも、課長が読み込んできてたのはわかった)。

はっきり言うと、元職員として、あの職場のレベルの下がりようにはショックを通り越して呆れた。何をやっとんのだ、この人達は…と思った。
課長はそのものズバリ、あの種別の施設の本質的な部分について質問したのに、施設長からの回答は「議会でそんな答弁したらクビになるよ?」というレベルの、まったく噛み合っていない内容だった。

もうダメだ。
福祉のなんたるかを伝えたくて連れて行ったのに何も伝わらないではないか。

「この人に尋ねても回答は得られないって思ったから、次の質問引っ込めた」と課長が言った時の衝撃といったら…(汗)
公僕の事務屋ですら、資料を読んで、なんとなくあの種別の施設の本質を掴んで質問できるというのに、専門家集団の長が答えられないって何なんだよ‼︎

仕方ないので、帰りの車の中で課長の疑問に1つずつ答えながら帰った。
ほんと、議会前の忙しい土曜日に、高速使って見学に行って、無駄な時間使わせてゴメンって思った。


この1年、「この人、私の専門性を理解してない」って課長に対して思ってたけど、そういうわけでもなかったんだなと思えたのが1つ目の収穫。
それから、私の担当業務については課長が何も口を出して来ないから放置されてるんだと思ってたけど、そうじゃないんだなってわかったのが2つ目の収穫。
仕事の組み立て方がわかってない職員がいて、それは課長が手取り足取り仕事を教えている。
それって、異常なことですよね?わたし、何も言われてないってことは、言われなくても大丈夫って思われてるんだって理解していいんですよね?
そう尋ねたら、肯定的な返事が返ってきた。
彼を完全に信用するまでに一年かかった。長かったのかな。短かったのかな。
よくわかんないや。
ソーシャルワークをしたくてもがいてたけど、ソーシャルワークをもって救うべき人の特徴を理解しないことには、福祉の枠組みなど作れない。枠組みを作る部署に私が存在してるのは、きっと、「手を差し伸べるべき相手のことを考えてますか?」というメッセージを伝えるためなんだろうと思う。
全てのメッセージを一気に送信したところで、相手はパニックを起こすだけ。
少しずつ、伝えていくことにした。
バタフライエフェクトっていうのかな。
蝶の羽ばたきが地球の裏では竜巻になる、みたいな。
いいじゃんね、ちょっとずつでも影響を与え続けたら、何年か後には何かが変わるはずだもん。
3月に入って少しずつ前向き。
休みたい、とは相変わらず思ってるけど。

posted by Deanna at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | Deanna's Log | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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