トム兄さんのPVと化してしまったスパイ大作戦シリーズももう何作目なんだろうか。…5作目?
今回も、飛行機に飛び乗りーの、潜水しーのとあれこれ身体を張っているトム兄さん。予告でやたらと流れる飛行機にしがみついてるシーンね、あれ、序の口なのね。
ところで、久しぶりに一作目を見直してみたところ、「この任務で生き残ったお前は組織の裏切り者だ」と急に裏切り者認定されてました。4作目でもロシアに潜入してたりなんたりでほとんど存在しない者扱いされ…今作も「IMFなんかもう必要ないから解体しちゃうね」と意地悪なCIAから宣言され、国家という後ろ盾がないまま謎のシンジケートを追うという展開。
ここまでくると、トム兄さんの雇い主が一体誰なのかすらわからなくなってくる。
ていうか、雇い主であるはずの国家から「あんた、裏切り者でしょ?」と毎度毎度言われ続けているのに、それでもスパイ稼業をやめないトム兄さんって律儀だと思うよ。
そんなこんなで、ぶっちゃけ、米国のアクション映画なんて何の哲学もないんだろうし、むしろ国家機密の探り合いよりもトム兄さんのアクションを楽しむための映画なんだし、ストーリーなんてこれっぽっちも覚えてません。
でも、英国が絡んでたので(地下鉄の駅とか、国会議事堂とか出てきてました)、そこだけは楽しく拝見しました。
英国といえば、英国のスパイ代表007。
12月に新作映画公開される予定らしい。
前作スカイフォールで“The dead city”ってのが出てきてましたが、そのモデルとなった島、長崎県の端島(軍艦島)なんですって。今日、軍艦島ツアーで軍艦島に行ってきたんだけど、ガイドさんがそんな風に説明してくれました。
毎回思うけど、米国のスパイはやりっ放し。英国のスパイは女王陛下のためっていう忠誠心があるから、それなりに紳士的。
今回のトム兄さんの映画は、相変わらずのPVっぷりではあるけれど、ストレス解消になるえいがだとは思います。