私の地元の映画館ではなぜか上映されておらず、1時間弱ドライブしたところにある映画館で鑑賞。日曜日のお昼間だったのでお子様連れのご家族が多かったですが、私がみた映画に関しては落ち着いた環境で鑑賞できました。
第2次世界大戦下の1939年イギリス、若き天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)はドイツ軍の暗号エニグマを解読するチームの一員となる。高慢で不器用な彼は暗号解読をゲーム感覚で捉え、仲間から孤立して作業に没頭していたが、やがて理解者が現れその目的は人命を救うことに変化していく。いつしか一丸となったチームは、思わぬきっかけでエニグマを解き明かすが……。
天才と狂気は紙一重。
天才は孤独と友達。
そんなことを思いながら観てました。
それにしてもベネディクト、シャーロックとか(スタートレックの)カーンとか、「誰からの理解してもらえないけど自分の正義を貫こうとする」役が似合うのね。
同性愛が犯罪だった時代があって、マイノリティの人たちが迫害されながらも人権を訴え続けて、そして同性の婚姻が認められつつある世の中に変わろうとしている。
おそらく、今は同性愛者がマイノリティだけれども、彼らが人権を勝ち取った後、また予測もつかない形でマイノリティの方たちが現れるのだろうと思う。いろんな人の意見や価値観をお互いに尊重しながら生きていくって、簡単なようで難しい。人類にとっての永遠の課題なのかもしれない。
良い映画でした。
できればもう一度みたいくらい。