数日前から急に寒くなりました。
寒がりの私は、毎日ぬくぬくと過ごしています。
先月中旬に京都と奈良に行き、特に奈良では法隆寺や夢殿を見たこともあり、日出処の天子(マンガ)を読み直さねばという使命感にも似た焦りのような気持ちになり、古本屋をめぐって全巻購入してしまいました。
久しぶりに読んだ日出処の天子は非常に面白うございました。
さらに、「天上の虹」も無性に読みたくなり、1巻から引っ張り出して読みふけってしまいました。
一番最初に読んだのはおそらく中学生の時だったと思うのですが、飛鳥板蓋宮、難波宮や近江大津宮、飛鳥浄御原宮、藤原宮などの位置関係があまりよく把握できておらず、日本のあちこちを旅するようになってから、ようやく位置関係がわかるようになりました。交通網がそんなに発達していたとは思えない時代に都を移すって大変だっただろうなぁと想像したり。
古代史にぼんやりと思いを馳せていたら、なんと、今日は56億キロも宇宙を旅するという はやぶさ2号が打ち上げられたとか。
古代の遣隋使も危険を承知しながら大航海に乗り出し、かの大航海時代にはヨーロッパ各地が新天地を目指し、そして今また宇宙の起源を求めて旅を始めたはやぶさがいて。
いつの時代も、冒険には危険がつきもの。
だけど、それでも何かを求めて旅立つのは、命と引き換えにしてもいい何かがそこにあるのだろうなと感じます。
個人的には、宇宙の起源なんてものは人知を超えたところにあるものなので、そっとしておいた方がいいと思っていますが。
それでも、はやぶさが無事に戻ってくることを祈ります。
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