某施設で働いていた頃の教え子が遊びに来てくれました。退職する前に会ったっきりで、たぶん7年ぶりくらい。
Aくんは、寡黙な男の子だったけど、たくさん話す、たくましい成人男性になってました。7年くらい前は大工になりましたって報告に来てくれたんだけど、何年か前に船乗りになったそうで、大切な家族もできて、きちんと養っていると話してくれました。
Bくんは、中学時代は学校に行くのがきついって言って悩んでたけど、高校は皆勤、自動車関係の勉強を続けて、今は自動車整備士としてしっかり仕事をしてるそうです。
今日、2人とは焼鳥屋に行きました。2人が私のことを「先生」と呼ぶので、焼鳥屋のおじちゃんが不思議に思ったみたいで、「何ば教えよったとね?」と聞いてきました。
2人とも、迷うことなく、「人生の先生っていうか…」と答えました。
その答え、わたし、とってもうれしかった。
児童福祉の最終的な目的は、「人生の意味を取り戻すお手伝いをすること」だと私は感じているからです。
もちろん、彼らとこんなことを直接的に話したことはありません。
でも、彼らはそのメッセージをちゃんと受けとってくれていた。
あぁ、あの頃の私たちは、きっといい仕事ができてたんだな、と思う。
福祉の真髄を再確認できた再会でした。
また会えるといいな。
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