ぶっちゃけ、2009年にリブート映画が公開され、何が新時間軸だよ このやろう!と思っていたわけです。まぁ、見ることは見たけどね。こんなカークイヤだ!ただのわがままボーイじゃん!って思ったし。ただ、老スポックとエンタープライズ号のワープシーンに萌え萌えではありましたよ。
で、今回も「うーん、あのカークかぁ…」と思ってたのですが、悪役が英国俳優のBenedict Cumberbatchなので、気合いを入れて見てきたわけです。
Benedictと言えば、BBCドラマシャーロックでのシャーロック・ホームズ役だとか、ホビットでのスマウグ(竜)の声だとかが有名みたいですが、彼の魅力はなんと言っても声ですよ、声!!
深くて低い声。
今回の悪役ではさらに深い声を出しておられ、スポックやカークをねじ伏せて完全に彼一人の独壇場では?とすら思える存在感。「悪役」で片付けようにも片付けられない存在でした。
相変わらず、ロングコートがよく似合う。
映画の方は。
JJエイブラムス監督の才能なんだろうけど、フツーの展開をスタイリッシュかつテンポよく見せてくれるので、飽きることがない。
カーク役のクリス・パインの仕草が、どんどんWilliam Shatnerに似てきている気がする。
映画ではエンタープライズ号が使い物にならないくらいまでコテンパンにならない叩きのめされるのもお約束。
なんと今回は、旧シリーズ2作目の映画と同じ悪役が出ているからでしょうが、「カーンの逆襲」のラストを彷彿とさせる展開に。旧作では宇宙船の危機をスポックが犠牲になって救ったのだけど、今回は…。
あれは旧作知ってなきゃ萌えられないね。
よくわかんないけど、今回の映画はかっこよかった!おもしろかった!あと2回は観たい☆