STAY
精神科医のサム(Ewan McGregor)は若い男性患者ヘンリーから21歳の誕生日に自殺すると予告される。彼を気にかけるサムは思いとどまらせようと奔走するが、やがてヘンリーは失踪。一方、サムの元患者で恋人のライラ(Naomi Watts)は、サムから聞かされたヘンリーの話に興味を示す。
正直に申し上げて、「んー。わからん…」と頭の中にハテナマークが飛び交う映画。ただ、ハテナマークを一つずつ整理していくと、なんとなく映画の輪郭が浮かんできます。
この映画、サムが主人公扱いされてますが、最後の最後でどんでん返し。実は患者と思われていたヘンリーの妄想(空想)の中でサムが主人公だっただけで、結局ヘンリーの一人舞台だったのか〜!!!という結論に。
だいたい、映画の解説に「精神科医のサムは若い男性患者から自殺を予告され…」「サムの恋人のライラ…」とか書いてあるから そういう先入観を持って観てしまうわけで、先入観を捨てて映画を観るのって難しいわね〜と思いますわ。
で、この映画は何が言いたいのか、と。
観客にモヤモヤ感を残したいだけなのか?脳内妄想の世界なら、別に精神科医じゃなくてもいいやん…とか思ってしまうのは私だけ?
ヘンリーの最後の瞬間、『いてほしい』という強い気持ちが引き起こしたこの映画。
最後の瞬間、人生が走馬灯のように駆けてゆくという話はよく聞きますが、ヘンリーの最後の瞬間は後悔に満ちていたようです。夢分析(したことないけど)…というか、あの映画の内容からすると、彼はやり残したことが多かったのかなぁと感じられるわけです。
すっごいどうでもいいけど、ユアンのズボンの丈がやたらめったら短い(くるぶしカット☆)なのが笑えた。
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