妹からは、児童福祉と介護福祉は勝手が違うと言われましたが。
措置制度と受益者負担のサービス選択制度という根本的な違いはありますけどね。
だから何?
しつこく言うけど、福祉を必要とする人のニーズと 社会資源を結びつけるという点は、児童福祉も高齢者福祉も障害福祉も同じだと思いますよ。
ニーズの把握と情報の共有については、先日も書いた通り。
今日のテーマは「予測」。
だいたい、ケースワークをする上でケースワーカーは先の見通しを立てるはずなんです。
予測なんだから、ハズれてもいいの。
利用者のニーズをしっかり把握できていれば、支援内容を考えつつ、先の予測も立てられるはず。
児童福祉の世界だったら、「3ヵ月後くらいに調子が悪くなってADHDの特徴が出てくるだろうなぁ。そのくらいの時期に思春期外来に連れて行けるように、今から病院に予約を入れておこう」とか。
高齢者福祉の世界だったら、「ご家族が利用者さんの状態を理解されていないので、こういう場面で家族と揉めるのではないか」とか。
予測が立てられれば、前もって対策だって立てられるじゃないですか。
ホント、介護の世界で金の行方を握っているケアマネって、予測を立てるのが下手。
そもそも、先を見越してケアプランを立てようという意識があるのだろうか…と疑ってしまう。
言ったら何やけど、ケアマネの世界は「予定」と「実績」が全てで、他のこと何も考えきらんけんね。
今日びっくりしたのは、とあるケアマネが、先月末のケースワークの結果を今日になって報告してきやがって、「先月末の時点で報告がなかったので、今から人を割り振ることは困難です」とお伝えしたところ、「だから今報告してるじゃないですか!」とキレられたこと。
先月末ね。木曜日ね。
そのケアマネは、月・水・木が出社日になっていて、木曜日のケースワークの報告をせずに週末(月初め)に休んで、そんで週明けに(月曜日ではなく、今日になって)報告してきて。
自分が休みの日は一切仕事をしないのでしょうよ。
それは別にいいの。
でもね、休み中にケースがどう動くかとか、休む前にこれだけは伝えておかないと周囲が困るだろうなとか、考えませんかねぇ?
そこ数日間のことも予測できないんだったら、仕事にならんと思うよ。
児童福祉の世界にいた時の残業の大半は、「自分が休んだ時に他のケアワーカーが困らないように、予測して、対策を立てて、問題を解決するためのツールを準備しておくこと」に時間を割いてました。
ここ2ヵ月、思うところがあって仕事を休んでましたが、もうボロボロやん、あの人たちの仕事のやり方。
黙ってみているのも限界ですよ。
ケースワークができない人って、どんな研修に行ったら(どんな指導をしたら)ケースワークっていう視点が持てるようになるんだろうか。
予測したり対策考えたり、客観的事実や考えたことを周囲と共有したり。そんな当たり前のことを当たり前にしてもらうためには、どう指導すればいいんだろうか。
何がいかんって、おばちゃん達って向上心ないし、人から教えてもらおうっていう姿勢もないけんね。あるのは縄張り意識と金の計算と主観的な感情論だけ。
呆れたー
うーん
あたし、やっぱり福祉の世界から逃れられんのかねぇ。専門は違うはずだったのにぃ(泣)。
ちょっと、本気で、あの世界もテコ入れしなきゃと思っているところ。
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