2006年04月09日

The Time Machine (2002,U.S.)

地上波でon Airしてたから観ちゃった(DVD持ってるくせに)。吹替え音声が気に入らなくて、そっこー英語に変えてしまったけど(笑)。
 2002年の夏、妹が「観たい!」とわめいていたので一緒に観に行った映画です。


タイムマシン
1890年代のニューヨーク。大学教授のアレクサンダー(Guy Pearce)は、ある日、婚約者のエマを暴漢に殺されてしまう。現実をどうしても受け入れられないアレクサンダーは過去に遡ってエマを救い出したいとの一念で、ついにタイムマシンを発明してしまうのだった。しかし、エマの死んだ日に戻ったアレクサンダーはそこで、エマの運命そのものはどうやっても変えようがないことを知る。諦めきれないアレクサンダーはその理由を解き明かすため、今度は一転、未来へ向け時間移動し2030年の世界へと降り立つのだったが……。

 「未来をその目で見てきた男」と言われたH.G.Wells原作の古典Sci-Fiを、孫のSimon Wells監督で映画化。そりゃー、確かにH.G.Wellsの時代にMicro-wave(電子レンジ)とか太陽光発電とか、ポピュラーな考え方ではなかったでしょうから。「未来を見てきたのか?」と言われてもおかしくないくらいのアイデアが詰まってる。ただ、古典Sci-Fiなので、今 考えると ところどころ古臭い(笑)。
 この映画が公開された後に原作の短編をパラパラと読んでみました。映画では主人公の視点でストーリーが展開していきますが、原作では「主人公から未来の話を聞いたよ」という友人の語りでストーリーが展開していきます。
 主人公アレクサンダー(これがまたステレオタイプな大学教授。研究に没頭すると周りが見えなくなる)は婚約者を亡くした悲しみから 婚約者を救いたいがためにタイムマシンを開発。早速 婚約者を救うために過去に戻るけれども、そこでも婚約者が死んでしまう。「僕が過去に戻るたびに彼女は何度も死んでしまうのか」と悩んだアレクサンダーは、「答えは過去ではなく未来にある!」と一気に2030年へタイムトリップ。んー。短絡思考?と思わなくもないけれど。
 2030年までの時空移動のシーンのCGはけっこうすごいです。タイムトラベルものではその辺りのシーンは削られまくって(というか誤魔化されて)いるわけですが、1890年から2030年までの時代の変遷や進化が上手く描かれています。高層ビルが建ったり、飛行機が飛ぶようになったり、スペースシャトルが飛んでたり。
 そして2030年のニューヨーク図書館。ここの案内係であるホログラム(?)はきちんとした訓練をうけているらしく、お客様を見送る際にバルカン・サリュートで‘Live long and prosper!’と言ってくれます。
 最終的に約80万年先の未来に到着し(ここまでのCGも素晴らしい)、そこでエロイ族に出逢うわけですが。もう、このあたりになると頭の中が混乱します。
 別に、そこまで未来じゃなくてもよくない?
 つーか、月が破壊されて軌道がずれたんだったら、地球上の生物も生きられなくならない?

…と突っ込みたくなりますが、そこは我慢(だって、80万年って原作の設定だし)。未来の地球人が、未来だけど原始的な生活を送っているあたりがなんとも言えないのです。
 エロイ族を襲撃するモーロック族の長 ウーバー(Jeremy Irons)会うアレクサンダー。ここでカオス理論 or タイムパラドックスのようなお話をするわけですが、今まで中途半端にアクションシーンを見せられていたのはこのセリフのためだったのか〜!!と納得&微妙な安堵感。
婚約者が死んだからタイムマシンを作った → 作ったタイムマシンで過去に戻り、婚約者を助けたらタイムマシンは存在しない = タイムマシンと婚約者の同時存在はあり得ない。 = 過去は必然

 そのメッセージを伝えたいのだとしたら、上手に伝わっているとは思えない。残念ながら。アレクサンダーは、過去を受け入れるために80万年という年月を飛び越える必要があったのでしょうね。「婚約者はどうしたんだよ?」「てめー、エロイ族の女性にたった1日で惚れたのか?」などという声もちらほら聞こえてきますが、惚れたとかいうことではなくて、婚約者の死を現実の出来事として受け入れた ということだと思います。
 特筆すべきなのは、この映画の音楽のすばらしさ。なんだかいい感じ♪と思っていたら、音楽担当のクラウス・バデルト氏、出世しまくってますよ。「パイレーツ・オブ・カリビアン」「コンスタンティン」「Promise」などなど。
 で。この映画を観るまでガイ・ピアーズってどうでもいい役者さんだったんですが、わりと気になる役者に出世しました。映画の冒頭で「サルじゃん!」と思ったのですが、映画が進むにつれてなんだかかっこ良く見えてきちゃってね。不思議だなぁ。汚い方が似合う役者さんなのかな?
汚いのが似合うと言えば、Viggo Mortensen(Aragorn @ The Lord of the Rings)。

以上、Sci-Fi映画はわりと好きなDeannaがお送りしました。→ 人気blogランキング


posted by Deanna at 22:58| Comment(2) | TrackBack(1) | My Favourite Movies(O〜Z) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2030年の図書館案内係ホログラム、サイコーでしたね(笑)
「サルじゃん!」と思った役者さん、1958年の作品の俳優さんとそっくりです。似ている人を起用したのかと思ってしまいました。いろいろと活躍されていたんですね(その辺りは無知で)そのこともあったので結構、彼を気に入ってました。

Posted by モリー at 2006年04月10日 22:23
>モリーさん
TB&コメントありがとうございます。
 サル顔、ガイ・ピアーズ作品では『メメント』が面白かったです(数週間前にレビューを書いた覚えが…)。あとはよくわかりません。
1958年の方は観てないのですが、DVD探せばありますかね?
この作品 酷評されてますけど、私は人の普遍のテーマを扱っているいい作品だと思ってます。「なぜ過去を変えられないのか?」「過去に行けないから」って、当たり前のことなんだけどそれでも人間は過去をいじくりたがるから。
Posted by Deanna(管理人) at 2006年04月11日 03:01
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Excerpt: 4月9日(日)TV朝日、日曜洋画劇場で「タイムマシン」が放映されました。 スタートレックネタが思いっきりありました!!
Weblog: 海外ドラマ☆SFワールド
Tracked: 2006-04-10 22:00

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