優れた武術家を父に持つ少年 霍元甲(Jet Li)。強さに憧れを抱く霍だったが、息子が同じ道に進むことを嫌った父は稽古をつけることを拒み続けた。だが、彼は秘かに鍛錬を積み、やがて天津一の格闘家へと成長する。高まる名声とともに傲慢さも増した霍はある日、大ケガをした弟子の仇をとろうとして、怒りのあまり相手を殺めてしまう。しかし、その報復が霍の家族に及んだとき、霍は絶望の果てに天津を離れ、放浪の旅へと出るのだった。そして、数々の苦難の末に霍は本当の強さというものを知る。ついに彼は天津に帰る決心をする。そんなフォを待ち受けていたのは、世界中から戦いの猛者が集い開催された世界初の異種格闘技の大会だった。
『ジェット・リー 最後のマーシァルアーツ映画』などと言われていたこの映画。ジェット・リーのダミ声が意外と好きな私としては観ておかねばなるまい…ってことで観てきました。他にも観たい映画があったんですけどね。夜は食事会が入っていたので、これ1本で我慢しました。
ストーリーとしては、単純明快。武道家になる→挫折する→復活する→そして…。 ありきたりな展開と言えばありきたりなんですけどね。
前半の傲慢なリーさんと 後半の何かを悟ったリーさんは目の表情が全く違います。挫折するまでのエピソードや挫折したリーさんがあまりに痛々しくて、観ていて辛かった。
やはり挫折から復活する時は 自然の力を借りるのが一番いいのでしょうか。ある日 ドン底まで落ちていった私に、恩師は「落ちるところまで落ちたんだったら、それ以上つらいことはないんだから。ね。」と言いました。今ならわかる、そのセリフ…。でも当時はわかりませんでしたね。落ち込んでるんだからもうちょっと別のことを言え!と真剣に思った。時間があれば、私もリーさんのように自然の中で癒されたい。
最後のクライマックスは、中村獅童との勝負。きったねー日本人(原田真人氏)もおりますが、獅童さんは汚くない。武道家として誇りを持って戦っています。ラスト・サムライの時も原田真人氏は汚い役だったけれど、彼が出てくるとすべてがインチキ外交員に見えてしまう…

私は リーさんと獅童さんが武道精神について語り合うシーンが大好きです。国や流派が違っても、精神は一緒なのだな、と。こうやって誇りを持って戦う人もいるのに、WBCの米国人審判ってば…(怒)。
余談ですが、エンドロールに流れてたあの変な日本語の曲は何ですか?めちゃくちゃ興醒めしたのは私だけではないはず。
…久しぶりに道場に通おうかな…。道着だけ持っていて道場に通っていない私。
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これから観る人のために、「エンドロールが始まったら直ぐに席を立ったほうがいい」と教えてあげたくなりますよね。
でしょー?? 日本語の歌、ひどすぎますよね?
日本の配給会社も何を考えているのか…(怒)。
ジェット・リーは経験をつんで、ただのカンフースターで終わることなく、内面から滲み出る演技には感心しました! もっと色んな映画にチャレンジして欲しいですね^^
型がきれいな武道シーンにしあがってるので、さすがリー様☆と思いました♪変なワイヤーアクションばかり頻繁に使用するハリウッドムービーとは大違いだ(笑)。
ジェット・リーのマーシャルアーツ最後の作品にしては、ボスキャラが迫力不足だったと思う。中村獅童頑張ってたと思うが、ジェット・リーと互角で戦うには役不足だったと思う・・・
獅童ちゃんでは役不足…。そうかもしれないですね。リーさんは真面目に武道やってた人だけど、獅童ちゃんはどうなんだろう…。少なくとも互角って感じではないですよね。
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すごく映画についても、差し替えで問題になった曲についても詳しいので一度見てみてくださいね。私もこの話題にはまだ胸の中がすっきりしないので協力できたらとおもってかきましたが、ご迷惑でしたら失礼します。