
The Brown Bunny
250ccクラスのバイクレーサー、バド(Vincent Gallo)は、東海岸でのレースを終え、次のレースが開催されるカリフォルニアへと移動中。その道中である日、かつての恋人デイジーの母が住む家に立ち寄るバド。そこでは、デイジーとの幸せな思い出の象徴だった茶色い子ウサギが今も変わらぬ姿で飼われていた。動揺しながらも再びアメリカ横断の旅に出たバドは、それぞれ花の名を持つ女と出会っては立ち去ることを繰り返す。やがて、デイジーと一緒に暮らしていたロスの小さな家に辿り着くのだが…。
なんつーか、ギャロは万人受けしない映画の作り手だとは思っていたけれど、これはさらに万人受けはしないよね…と思います。ギャロの独り芝居だし。
ひたすら 車で走る(無言) → 女の子と会う(ちょっと会話あり) → でもすぐに立ち去る(無言) → 車で走る…のくり返し。
最後の最後まで観て、あの無言のドライブシーンに意味があったと理解できるのですが、理解できない間は観ていて苦痛(笑)。復讐したかったのか?それとも自分を責めてるのか?許してもらいたいのか?
繊細な男・ギャロの孤高な孤独感を最大限に楽しめる映画ですが、ついていけない人にはただの退屈な映画にすぎません。私、ついていけない派でした。何度も眠りに落ちそうになりました。
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