2006年02月05日

Oliver Twist(2005,U.K./Czech/France/Italy)

やっと、やっと観てきました。英文学だからチェックしてただけなんですけど。チャールズ・ディケンズ作品は、クリスマスキャロルだけしか知りません。あ。デヴィット・コッパーフィールド(ダニエル・ラドクリフがちょっとだけ出ている。BBCドラマ)はDVDで観たことがありますよ。

Oliver Twist
19世紀イギリス。9歳になり、救貧院へと連れて来られた孤児のオリバー・ツイスト(Barney Clark)。しかし夕食の席でおかわりを求めたばかりに委員の怒りを買い追放処分に。その後葬儀屋の主人に一旦は引き取られるが、ここでも理不尽ないじめにあったオリバーは、ついに家を飛び出し70マイル彼方にある大都会ロンドンを目指す。そしてようやく辿り着いたロンドンでオリバーは、フェイギン(Ben Kingsley)が束ねる少年スリ団のリーダー、ドジャー(Harry Eden)と出会い、彼と行動を共にするのだが…。

 救貧院って…。英語でworkhouseって言うんですね。貧しいから救ってるんじゃなくて、子どもを働かせてるじゃん…。当時は子どもも働く世の中だったとわかってはいましたが、児童福祉に携わる私としては違和感を覚えてしまいました。何よりも「そんな大人がいていいのか?」と怒りを覚えたのが、救貧院で子ども達はお粥一杯で空腹を誤魔化しているというのに(そしてI want some moreと言っただけで追放をくらってしまうというのに)、実は大人達は贅沢なものを食べていたシーン。たった9才で自分自身の面倒をみて、あまりに健気に生きている子ども達の姿に心を痛めていた前半。
 しかーし!! 後半は、『オリバー少年のわらしべ長者物語』に変わってしまう。たまたま出逢った人が良かったから彼は救われたのか?彼自身のリソースが善人と出逢うきっかけを作ったのか? 彼だからこそ、あの時代に悪に染まらずに生きていくことができたのか?…そのあたり、よくわからんので原作を読んでみようかと思います。英語でね(何週間かかるかわかんないな、こりゃ)。
 今日の映画は、英国下町訛りとでも言うんでしょうかね、英語が英語に聞こえなかったので微妙に頭痛に悩まされました。一緒に行った同僚も「あれ、聴いたことのない言葉に聞こえた」って言ってました。デートには適さない映画だな、こりゃ。二人とも無言のまま帰ってきたもの。
 悪い作品ではないんだけど「だから、何なんだー!!!」と心の奥で叫んでしまう。そんな映画です。Rachel Portmanの音楽、いつになくしつこいしね。

次回英文学作品は、もちろんChronicles of Narniaですねー。日本語では 第1章「ライオンと魔女」になってますが原作では「ライオンと魔女とタンス」ざんす。だって、タンスが重要アイテムですから!!ライオン(アスラン)を観るたびに「うーん。うちのネコ(チンチラ)のお父さんだなぁ」と思ってしまう私。公開された曉には、ぜひうちのネコをお父さんに対面させてやりたいと思う。アスランの声はリーアム・ニーソンっす。 → 人気blogランキング


posted by Deanna at 23:45| Comment(7) | TrackBack(12) | Movies I've Ever Seen(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Deannaさん、TBありがとうございましたm( )m

おひさしぶりですね^^
ポランスキーらしいといえばらしいのですが、あまり強いメッセージは感じませんでした。 彼の灰汁の強さは少々『戦ピ』あたりから薄めになってきたでしょうか(笑)?!
でも次世代を背負うような子役が最近登場してきているのが、将来とても楽しみです^^
Posted by cyaz at 2006年02月06日 08:43
文芸作品が好きなので「プライドと偏見」同様楽しみました。全体のクラシカルな雰囲気がすごく好きです。Tb失礼します。
Posted by あんと夢子のあん at 2006年02月06日 10:16
こんにちは♪
TBありがとうございました。
原作を読むって、原書でですかーー!
ぜひ感想を聞かせてくださいな〜。
それにしても救貧院にあんなに子供がいるなんて・・。
上手いことやった(失言!)オリバーはいいですけど、ドジャー達の行く末も気になります。
Posted by ミチ at 2006年02月06日 13:54
>cyazさん
わたくし、「戦場のピアニスト」は観てないんですよ〜。あんまり評判が良くなかったので^^;
主人公の男の子、かわいかったですね☆

>あんと夢子のあんさん
TBありがとうございました♪
私には、文芸作品は難しいようです…。文学は文学として楽しんだ方がよいのかもしれない…と最近思います。英国文学を原作にした映画がやけに多いのはどうしてでしょうね?
『プライドと偏見』は、英国文学らしいセリフ回しが全て日本語字幕で台なしになっていたので、残念に思いました。

>ミチさん
原書に挑戦するつもりですが、その前に読まなければならない本がてんこもりー。でも、頑張って読みます!
いつの時代も、恵まれない子ども達っているものです。時代は違えど、恵まれない子ども達って大人のエゴの犠牲になっているように思います。
Posted by Deanna(管理人) at 2006年02月06日 22:24
こんにちは、jamsession123goです。
Deannaさんのレビュを元に、月曜日に見てきました。
感想がうまくまとまりまらずに、困っています。
ファーストインプレッションは、そんなに悪い映画じゃないけど、そんなにすばらしい映画でもない、でしたが。
レビューがんばります。
Posted by jamsession123go at 2006年02月08日 08:21
ああ。観にいかれたんですねー。
私も行きたい。まだ行けてない。
英語の訛り、楽しみです♪
Posted by vivi at 2006年02月08日 13:11
>jamsession123goさん
観に行かれたんですね!
わかります、感想がうまくまとまらないっていうその感じ。まとめにくいですもの。「微妙」っていう表現以外、みつからない…

>viviさん
お久しぶりです☆
英語の訛りについては、関連記事を8日にupしましたので、そちらも参考になさって下さいね。
Posted by Deanna(管理人) at 2006年02月09日 01:31
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