2005年12月14日

博士の愛した数式

博士の愛した数式 by 小川洋子、新潮社
家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ、「私」たちもいつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。

 私自身は、数学大嫌いっ子です。中学校までの数学は完璧に理解していますが、高校数学は頭痛がします。指数とか対数とか、虚数とか、一体 何の話よ?社会に出て誰か使ったことある?って思うわけ。
 そんな私が 手にとって読んでみた本。映画化されたっていうのを知っていたので、「映画を観る前に本を読もう」と思ったわけです。
 この物語の中には、色んな要素が詰まっています。数式はもちろん、親子の愛情、博士と「私」と「ルート」の中に流れる愛情、コミュニケーションに記憶障害…と。
 偶然とという出会いが「ルート」の人生に与えた影響を思うと、教授はいつまでも教授だな と思うし、人との出会いって面白いって思いました。本との出会いも面白い。この本では、「完全数」について書いてある部分がありますが、「おぉ!数字ってなんておもしろいんだ!」と感動してしまいました。あまりの感動に、チビちゃん達を相手に完全数について講議(?)してしまったほどです(←おい!)

*完全数;自然数nの正の約数のうち、n自身を除いたものの総和がn自身に等しいとき、nを完全数と呼ぶ。
 ちなみに一番小さな完全数は6。じゃ、次の完全数は? わかった人はDeannaまで連絡してね〜☆ うちのチビは20分ほどかけて計算して答えを出してました。

 数学って、公式だけ見たらなんだか面白みがないわけですけれど、視点を変えたら面白いはずなんです。学校の授業では視点を変えて見た公式なんて誰も教えてくれないので、数字離れが進むんではないかと意地悪なおねーさんは思うわけです。小学校・中学校の時の算数&数学の先生は、ユニークな授業を展開してくださる先生達ばかりだったので、私は数学嫌いにならずにすみました。でも、高校の数学の授業は詰め込み形式だったので、大嫌いでした。
 
 数学は嫌いでも、数字の面白さを体験したい!って人へ。『博士の愛した数式』 オススメですよ。
 
 明日は循環小数について教えてみるか〜?などと思っている次第です。→ 人気blogランキング
posted by Deanna at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | My Favourite Books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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